【所業】と【所行】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「しょぎょう」という読み方の「所業」と「所行」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「所業」と「所行」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




所業と所行の違い

所業と所行の違いを分かりやすく言うと、所業と所行は意味や使い方の違いはなく、どちらを使っても同じです。

一つ目の所業を使った分かりやすい例としては、「彼は自らの所業を後悔しているようです」「サイコパスは悪魔の所業を平気で行う」「この落書きは前の住人の所業かもしれません」「畑を荒らしたのはクマの所業だろう」などがあります。

二つ目の所行を使った分かりやすい例としては、「魔物の所行とも言える事件が起きた」「過去の愚かな所行を悔やんでいます」「あなたがしたことは鬼畜の所行だ」「これまでの所行は水に流してあげよう」などがあります。

所業と所行という言葉は、どちらも「しょぎょう」と読み、しわざや行為を意味する同音同義語です。そのため、上記の例文にある「所業を後悔している」は「所行を後悔している」に、「鬼畜の所行」は「鬼畜の所業」に書き換えることができます。

二つの言葉の相違点である「業」と「行」にニュアンスの違いはありますが、「所業」と「所行」という言葉は区別されずに使用されています。ただし、仏教の世界や古典文学では、所業よりも所行が用いられることが多い傾向にあります。

所業も所行も英語にすると「act」「action」「deed」となり、例えば上記の「自らの所業を後悔する」を英語にすると「regret one’s act」となります。

所業の意味

所業とは、行い、しわざを意味しています。

所業を使った分かりやすい例としては、「先住民からみたコロンブスの所業について解説します」「元アイドルの所業が明らかになった」「無責任な所業に呆れるばかりです」「このような所業は見過ごすことができません」などがあります。

その他にも、「この部屋の惨状は弟の所業に違いない」「我々の所業で迷惑をかける結果になってしまった」「未熟な私の所業をお詫びいたします」「システム障害はハッカーの所業によるものだろう」などがあります。

所業の読み方は「しょぎょう」です。誤って「しょごう」などと読まないようにしましょう。

所業の「所」は何かが行われるところや何かがあるところを表し、「業」は苦労してなしとげる事柄を表します。所業とは、行った事柄や行為を意味し、多くは悪い意味で使用される言葉です。良い意味で用いられることはほとんどありません。

所業を用いた言い回しには、「鬼畜の所業」があります。鬼畜の所業とは、人間らしい理性や優しさを持たない、極めて残酷な行為を表します。「鬼畜の所行」とも書きます。

所業を用いた誤った表記には「所業無業の響きあり」があります。正しくは「諸行無常の響きあり」で平家物語の一節です。

所業の対義語・反対語としては、偶然にまかせることを意味する「不作為」などがあります。

所業の類語・類義語としては、しわざや振る舞いを意味する「所為」、あることを行なうことを意味する「仕業」、あることを目的として実際に何かをすることを意味する「行動」、振る舞うことや挙動を意味する「振る舞い」などがあります。

所行の意味

所行とは、行い、しわざを意味しています。

所行を使った分かりやすい例としては、「数々の卑怯な所行に怒りを覚える」「これはいったい誰の所行ですか」「自分勝手なあの人の所行に違いない」「人間の仕業とは思えない非道な所行である」などがあります。

その他にも、「あの冷酷な犯行は鬼畜の所行としか言いようがない」「この不具合は誰かの悪意ある所行だと感じた」「真人間の所行とは思えない酷いありさまであった」「彼らの所行は到底許されるものではありません」などがあります。

所行の読み方は「しょぎょう」です。同じ読み方をする熟語に「諸行」がありますが、意味が異なるので書き間違いに注意しましょう。

所行の「行」は訓読みで「おこなう」と読み、ある事や動作などを行うことを表す漢字です。何かが行われるところを表す「所」と結び付き、所行とは、したことや行為を意味します。多くは、好ましくないことをいう言葉です。

所行という言葉は古くから使用されており、仏教や古典で用いられることもあります。文脈によっては、悪い意味ではなく中立的な意味で使われることもあります。ただし、一般的な使い方では「所業」と同義であることを覚えておきましょう。

所行を用いた誤った表現には「所行無常」があります。正しくは「諸行無常」であり、仏教の中心的思想の一つを表す言葉です。

所行の対義語・反対語としては、自然にまかせて作為するところのないことを意味する「無為」などがあります。

所行の類語・類義語としては、ある意思をもってする行いを意味する「行為」、是非が問われるような行為を意味する「沙汰」、人前で言ったりしたりすることを意味する「言動」、口で言うことと実際に行うことを意味する「言行」などがあります。

所業の例文

1.犯行はまさに鬼畜の所業であり、決して許されるものではありません。
2.残忍なニュースに触れるたびに、これが人間の所業なのかと驚いてしまいます。
3.初めて息子が作った料理は独創的で、これはこれで天才の所業だと思いました。
4.戦争は最大の人権侵害であり、人間が行う所業とは思えません。
5.知識不足のまま株式投資で失敗したのは、バカの所業だったと反省しています。

この言葉がよく使われる場面としては、行為や行ったことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある所業は、「所行」と書き換えても意味は変わりません。

所行の例文

1.こんな卑劣なことをするなんて、犯人の所行は許しがたいものです。
2.戦争は、悪魔の所行が当然のように繰り広げられる異常な事態です。
3.虎に変身してしまった主人公の所行は、人間の弱さを表現していると感じました。
4.テスト時間中に居眠りしてしまう英語教師の所行について、保護者からクレームの電話が入りました。
5.人々の自己中心的な所行が、環境問題を招いていると思いませんか。

この言葉がよく使われる場面としては、行ったことや行為を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある所行は、「所業」と書き換えることができます。

所業と所行という言葉は、どちらも「行為」を表す同音同義語です。意味や使い方に違いはないので、好みや書きやすさにより選べばよいでしょう。

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