【わんさか】と【ぎょうさん】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「わんさか」と「ぎょうさん」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「わんさか」と「ぎょうさん」という言葉は、どちらも数が多いことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「わんさか」と「ぎょうさん」の違い

「わんさか」と「ぎょうさん」の意味の違い

「わんさか」と「ぎょうさん」の違いを分かりやすく言うと、「わんさか」は勢いやあふれる多さを表すこと、「ぎょうさん」は関西方言で単に数が多いことを表すことという違いです。

「わんさか」と「ぎょうさん」の使い方の違い

一つ目の「わんさか」を使った分かりやすい例としては、、「休日のショッピングモールには人がわんさか集まっていた」「庭に虫がわんさか出てきて驚きました」「新商品に注文がわんさか入って担当者が慌てています」などがあります。

二つ目の「ぎょうさん」を使った分かりやすい例としては、「お祭りの日は屋台がぎょうさん並んでいます」「親戚からみかんをぎょうさんもらいました」「観光客がぎょうさん来て町がにぎわっています」などがあります。

「わんさか」と「ぎょうさん」の使い分け方

「わんさか」と「ぎょうさん」はどちらも数が多いことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「わんさか」は、「公園に子どもがわんさかいる」のように、物や人が一度に大量に集まっている様子を強調する副詞です。ややくだけた表現で、勢いやあふれる感じを伴うのが特徴です。数の多さを感覚的に表す言い方で、口語的な場面でよく使われます。

一方、「ぎょうさん」は主に関西地方で使われる方言で、「今日は人がぎょうさん来ている」のように、単純に数量が多いことを表す言葉です。「たくさん」とほぼ同じ意味で使われますが、地域色が強いのが特徴です。標準語ではあまり使われません。

つまり、勢いやあふれる多さを表すのが「わんさか」、関西方言で単に数が多いことを表すのが「ぎょうさん」と覚えておきましょう。

「わんさか」と「ぎょうさん」の英語表記の違い

「わんさか」を英語にすると「in droves」「in large numbers」「a lot of」となり、例えば「休日のショッピングモールには人がわんさか集まっていた」を英語にすると「People gathered at the shopping mall in droves on the weekend」となります。

一方、「ぎょうさん」を英語にすると「a lot of」「plenty of」「many」となり、例えば「親戚からみかんをぎょうさんもらいました」を英語にすると「I received plenty of mandarins from my relatives」となります。

「わんさか」の意味

「わんさか」とは

「わんさか」とは、人が大勢押しかけることを意味しています。

表現方法は「人がわんさか集まる」「虫がわんさか出てくる」

「人がわんさか集まる」「虫がわんさか出てくる」「注文がわんさか入る」などが、「わんさか」を使った一般的な言い回しになります。

「わんさか」の使い方

「わんさか」を使った分かりやすい例としては、「休日の商店街には観光客がわんさか訪れています」「庭に虫がわんさか出てきて驚きました」「新商品の発売後、注文がわんさか入りました」「イベント会場に人がわんさか押し寄せました」などがあります。

「わんさか」は、物や人が非常に多く、一度に集まったり現れたりする様子を意味する副詞です。副詞とは品詞の一つであり、動詞や形容詞を修飾して、その動作や状態の程度や様子を補足的に説明する役割を担っています。

「わんさか」は「集まる」「押し寄せる」「出てくる」「入る」など、多数が一斉に動くことを表す言葉と一緒に使われることが多い表現です。

また、「思った以上に人がわんさか来た」「予想外に注文がわんさか入った」といったように、数量の多さが予想を上回ったことを強調する場面で用いられることもあります。

「わんさか」の特徴

「わんさか」は、単に数が多いという意味だけでなく、あふれるような勢いや活気を伴っていることを表すのが特徴です。そのため、ややくだけた口語的な印象を持ち、日常会話で使われることが多い言葉です。

例えば、「人がわんさかいて身動きが取れない」のように困惑を表すこともできますし、「応募がわんさか集まってうれしいです」のように喜びを強調することもできます。

このように、「わんさか」は数量の多さに加えて、その場のにぎやかさや勢いを生き生きと伝える表現であると覚えておきましょう。

「わんさか」の類語

「わんさか」の類語・類義語としては、数が非常に多いことを表す「たくさん」、次々と現れる様子を示す「どっと」、あふれるほど多いことを表す「山ほど」などがあります。

「ぎょうさん」の意味

「ぎょうさん」とは

「ぎょうさん」とは、程度や数量のはなはだしいことを意味しています。

表現方法は「人がぎょうさん来る」「野菜をぎょうさんもらう」

「人がぎょうさん来る」「野菜をぎょうさんもらう」「意見がぎょうさん出る」などが、「ぎょうさん」を使った一般的な言い回しになります。

「ぎょうさん」の使い方

「ぎょうさん」を使った分かりやすい例としては、「今日はお客さんがぎょうさん来ています」「親戚から野菜をぎょうさんもらいました」「会議で意見がぎょうさん出ました」「観光客がぎょうさん訪れて町がにぎわっています」などがあります。

「ぎょうさん」は、数量が非常に多いことを意味する副詞的表現です。もともとは関西地方を中心に使われてきた方言で、標準語の「たくさん」とほぼ同じ意味を持っています。

「ぎょうさん」は「来る」「ある」「出る」「もらう」など、数量に関わる動詞とともに使われることが多い表現です。

また、「思っていたよりぎょうさん人が集まりました」「今年は雪がぎょうさん降りました」のように、予想以上の多さをやわらかく伝える場面でも用いられます。

「ぎょうさん」の特徴

「ぎょうさん」は、単に数が多いことを表すだけでなく、親しみや地域色を感じさせるのが特徴です。そのため、関西圏では日常会話として自然に使われますが、他の地域ではやや方言的な響きを持ちます。

例えば、「お客さんがぎょうさん来てくれてうれしいです」のように喜びを表す場面にも使えますし、「仕事がぎょうさんあって大変です」のように負担の多さを表す場合にも使うことができます。

このように、「ぎょうさん」は数量の多さをやわらかく、親しみを込めて伝える表現であると覚えておきましょう。

「ぎょうさん」の類語

「ぎょうさん」の類語・類義語としては、数量が多いことを表す「たくさん」、より丁寧な言い方である「多数」、口語的な表現である「いっぱい」などがあります。

「わんさか」の例文

1.連休の観光地には人がわんさか集まっていて、前に進むのも大変です。
2.優勝が決まった瞬間、スタジアムにはファンがわんさか押し寄せ、大きな歓声が響き渡りました。
3.新商品の発表後、注文がわんさか入って担当部署がうれしい悲鳴を上げています。
4.私の机の上には未処理の書類がわんさか積まれていて、現実から目をそらしたくなります。
5.庭に雑草がわんさか生えてしまい、朝から汗だくになって草むしりをしています。

この言葉がよく使われる場面としては、人が大勢押しかけることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「わんさか」は勢いやあふれる多さを表す時に使う言葉です。

「ぎょうさん」の例文

1.今日はお客さんがぎょうさん来てくれて、店内は終日活気にあふれています。
2.親戚からみかんをぎょうさんいただいたので、家族みんなで分けて楽しんでいます。
3.会議では意見がぎょうさん出たため、予定時間を大幅に超えてしまいました。
4.給料日前だというのに欲しい物がぎょうさんあって、毎晩ネットを見ては悩んでいます。
5.試合当日はサポーターがぎょうさん詰めかけ、スタジアム全体が熱気に包まれました。

この言葉がよく使われる場面としては、程度や数量のはなはだしいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ぎょうさん」は関西方言で単に数が多いことを表す時に使う言葉です。

「わんさか」と「ぎょうさん」はどちらも数が多いことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、勢いやあふれる多さを表すのが「わんさか」、関西方言で単に数が多いことを表すのが「ぎょうさん」と覚えておきましょう。

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