【しらばっくれる】と【とぼける】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「しらばっくれる」と「とぼける」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「しらばっくれる」と「とぼける」という言葉は、どちらも知らないふりをすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「しらばっくれる」と「とぼける」の違い

「しらばっくれる」と「とぼける」の違いを分かりやすく言うと、「しらばっくれる」は悪意をもって強く否定し責任を逃れようとすること、「とぼける」は場をやり過ごすために軽く知らないふりをすることという違いです。

一つ目の「しらばっくれる」を使った分かりやすい例としては、「財布のことを知っているはずなのに彼は最後までしらばっくれていた」「証拠を突きつけられても彼女はしらばっくれる態度を崩さなかった」「みんなが見ていたのに本人だけがしらばっくれている」などがあります。

二つ目の「とぼける」を使った分かりやすい例としては、「知っているはずなのに彼はわざととぼけて話をはぐらかした」「質問されると彼女は急にとぼけた顔をして答えを濁した」「失敗を指摘されても冗談のようにとぼけて笑っていた」などがあります。

「しらばっくれる」と「とぼける」はどちらも知らないふりをすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「しらばっくれる」は「彼は自分がやったことを知っているのにしらばっくれている」のように、明らかに事実を知っているにもかかわらず、意図的に強く否定して知らないふりをする場合に使う言葉になります。責任逃れや非を認めない態度を非難する響きが強い表現です。

一方、「とぼける」は「彼は都合の悪い質問になるととぼけて話題を変える」のように、知らないふりをして場をやり過ごしたり、わざと間の抜けた態度を取ったりする場合に使う言葉です。必ずしも強い悪意を伴うとは限らず、冗談めいた軽いニュアンスで用いられることもあります。

つまり、悪意をもって強く否定し責任を逃れようとするのが「しらばっくれる」、場をやり過ごすために軽く知らないふりをするのが「とぼける」と覚えておきましょう。

「しらばっくれる」を英語にすると「feign ignorance」「play dumb」「flatly deny despite knowing」となり、例えば「証拠を突きつけられても彼はしらばっくれていた」を英語にすると「He kept playing dumb even when confronted with clear evidence」となります。

一方、「とぼける」を英語にすると「pretend not to know」「act innocent」「play innocent」となり、例えば「彼女は質問されるととぼけて答えを濁した」を英語にすると「She pretended not to know and gave a vague answer when questioned」となります。

「しらばっくれる」の意味

「しらばっくれる」とは、知っていて知らないさまを装うことを意味しています。

「しらばっくれる人」「しらばっくれる態度」などが、「しらばっくれる」を使った一般的な言い回しになります。

「しらばっくれる」を使った分かりやすい例としては、「この件について何も知らないとしらばっくれる」「弟がケーキを食べたのは明らかなのに、最後までしらばっくれられました」「証拠がそろっているのだから、これ以上しらばっくれるのはやめなさい」などがあります。

「しらばっくれる」は、知っているにもかかわらず、わざと強く知らないふりをすることを意味する動詞で、基本的にマイナスなイメージで使われている言葉です。

例えば、実際には事情を把握しているにもかかわらず、自分の責任を逃れるために「私は何も知りません」と言い張るような場合に「しらばっくれる」を使います。つまり、明らかに事実を知っていながら、意図的に否認する場合に使用する言葉と覚えておきましょう。

「しらばっくれる」の語源は、「知らばくれる」という古い言い回しに由来するとされています。「知らば」は「知らぬならば」という意味合いを持ち、「くれる」は態度や様子を表す語と考えられています。

それが音変化を経て「しらばっくれる」という形になり、知らないような様子を強く装うことを意味する言葉として定着しました。

「しらばっくれる」の類語・類義語としては、知っているのに知らないふりをすることを意味する「白を切る」などがあります。

「とぼける」の意味

「とぼける」とは、わざと知らないふりをすることを意味しています。

「とぼける人」「とぼけるのがうまい」などが、「とぼける」を使った一般的な言い回しになります。

「とぼける」を使った分かりやすい例としては、「都合の悪い質問をされると急にとぼける」「知っているはずなのにとぼけて話をはぐらかす」「失敗を指摘されても冗談のようにとぼける」「注意されるととぼけた顔で聞き流す」などがあります。

「とぼける」は、知っているにもかかわらずわざと知らないふりをしたり、間の抜けた様子を装ったりすることを意味する動詞です。動詞とは、動作や状態を表し、活用する自立語を指します。

「とぼける」は、責任を回避するために使われることもありますが、場の空気を和らげるためにあえて軽くごまかす場合にも使われます。そのため、必ずしも強い悪意を伴うとは限らず、文脈によっては冗談めいた印象を与えることもある言葉だと覚えておきましょう。

「とぼける」の特徴を挙げると、知っていながら知らないふりをすること、態度や表情でごまかすことが多いこと、場合によっては場を和ませる効果があること、強い否認というよりは軽い回避の意味合いを持つこと、日常会話でよく使われる口語的な表現であることなどがあります。

「とぼける」の類語・類義語としては、知っていながら知らないふりをすることを意味する「白を切る」などがあります。

「しらばっくれる」の例文

1.自分がミスをしたと分かっているはずなのに、彼は最後までしらばっくれています。
2.資料をなくした件について問い詰められても、彼女は平然としらばっくれています。
3.みんなが見ていたにもかかわらず、本人だけが無関係のようにしらばっくれています。
4.冷蔵庫のケーキがなくなった件で、弟は口元にクリームを付けたまま必死にしらばっくれていました。
5.明らかな反則をしたのに、彼は審判の前で堂々としらばっくれていました。

この言葉がよく使われる場面としては、知っていて知らないさまを装うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「しらばっくれる」は悪意をもって強く否定し責任を逃れようとする時に使う言葉です。

「とぼける」の例文

1.宿題を忘れた理由を聞かれると、彼女は笑顔を浮かべながらとぼけています。
2.健康診断の結果を見ても、私は数字を見間違えたと言ってとぼけていました。
3.ボールに触れたのが明らかなのに、選手は何もしていない顔でとぼけています。
4.注意を受けても空気を重くしないように、彼はうまくとぼけていました。
5.知っているはずのことを尋ねられると、彼はわざとらしくとぼけることで誤魔化しました。

この言葉がよく使われる場面としては、わざと知らないふりをすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「とぼける」は場をやり過ごすために軽く知らないふりをする時に使う言葉です。

「しらばっくれる」と「とぼける」はどちらも知らないふりをすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、悪意をもって強く否定し責任を逃れようとするのが「しらばっくれる」、場をやり過ごすために軽く知らないふりをするのが「とぼける」と覚えておきましょう。

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