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【応接室】と【会議室】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「応接室」(読み方:おうせつしつ)と「会議室」(読み方:かいぎしつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「応接室」と「会議室」という言葉は、どちらも「オフィスのスペース」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




応接室と会議室の違い

応接室と会議室の意味の違い

応接室と会議室の違いを分かりやすく言うと、応接室とは来客をもてなすための部屋、会議室とは話し合いをするための部屋という違いです。

応接室と会議室の使い方の違い

一つ目の応接室を使った分かりやすい例としては、「大切なお客様を応接室まで案内する」「応接室の壁にアートボードを飾りました」「応接室でのマナーを再確認しましょう」「応接室の上座はドアから一番奥です」などがあります。

二つ目の会議室を使った分かりやすい例としては、「社内システムで会議室を予約しました」「会議室のテーブルを購入する」「会議室のレイアウト図を確認する」「貸会議室ビジネスを始める企業が増えています」などがあります。

応接室と会議室の使い分け方

応接室と会議室という言葉は、どちらもオフィスや学校などの施設のスペースを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

応接室とは、外部から来た客を招き入れるための部屋です。客をもなてす要素を備えているため、リラックスできるような椅子やテーブルあるいは装飾などを配置しています。基本的には、入口から一番遠い奥の席を上座とし、逆に入口に一番近い席が下座になります。

会議室とは、社員や外部の関係者などが集まって、話し合ったり物事を決定したりするための部屋です。会議に必要な机や椅子、プロジェクターやスクリーンなどが設置されますが、基本的にシンプルな空間になっています。近年では、都市部を中心に貸会議室の需要が伸びています。

つまり、応接室とは来客をもてなすことを目的とした部屋であり、会議室とは話し合いや打ち合わせを目的とした部屋です。オフィスが狭いケースでは応接室と会議室を兼用することもありますが、本来はそれぞれ目的が異なる部屋なのです。

応接室と会議室の英語表記の違い

応接室を英語にすると「reception room」「drawing room」となり、例えば上記の「お客様を応接室まで案内する」を英語にすると「usher clients into the drawing room」となります。

一方、会議室を英語にすると「conference room」「board room」となり、例えば上記の「会議室を予約する」を英語にすると「reserve a conference room」となります。

応接室の意味

応接室とは

応接室とは、来客に応対する部屋を意味しています。

応接室の使い方

応接室を使った分かりやすい例としては、「応接室のテーブルに飲み物を置く」「応接室にも上座や下座があります」「応接室で来客者は上座に着席してもらいます」「応接室のフリー素材をネットで探しています」などがあります。

その他にも、「応接室の上座に長椅子を置きました」「英語のALTを応接室に案内しました」「応接室での座り方をご存知でしょうか」「応接室での正しい席次を確認する」「応接室のソファを買い換えました」などがあります。

応接室の「応接」とは、人に面会すること、もてなすことを意味します。応接室とは、おもてなしを目的としてお客様を招き入れるための部屋を意味します。会社や学校などにおいては、主に幹部が客と対応するときに用いる部屋で、椅子やテーブルを備え、絵画などで飾られることが多くあります。

「応接間」の意味

住宅における応接室は、「応接間」(読み方:おうせつま)と呼ばれ、ふつう客の利便性のために玄関近く配置されます。明治末期から第二次世界大戦までは中流以上の家庭の住宅につくられましたが、戦後はスペースの余裕がなくなり、あまりつくられなくなっています。

応接室の類語

応接室の類語・類義語としては、来客を応接する部屋を意味する「客間」、旅館などで客を泊めるための部屋を意味する「客室」、来客をもてなすための座敷を意味する「客座敷」、玄関に近いほうの主に客間として使う座敷を意味する「表座敷」などがあります。

会議室の意味

会議室とは

会議室とは、会議をするための部屋を意味しています。

会議室の使い方

会議室を使った分かりやすい例としては、「社長を会議室の上座に案内する」「急いで会議室をおさえる」「会議室のイメージ画像を探しています」「会議室のフリー素材をダウンロードする」「会議室予約システムが故障しています」などがあります。

その他にも、「初めて会議室をレンタルしました」「会議室の机に資料を並べておく」「会議室の椅子が足りません」「大会議室で英語教育シンポジウムを行いました」「会議室使用料の勘定科目は何ですか」などがあります。

会議室とは、主に会議に使用することを目的として設置された部屋です。ほとんどの会社や団体組織の施設の中に設けられています。数名から十数名で利用する少人数用の会議室、数十人以上収容できる大人数用の会議室、通路の一画などに設けられるオープンな会議室など、さまざまな形態があります。

「貸会議室」「貸し会議室」の意味

会議室を用いた日本語には「貸会議室」「貸し会議室」(読み方:かしかいぎしつ)があります。貸会議室とは、会議や打合せをする場所を設備と共に一定時間で貸し出すスペース、もしくはサービスそのものを意味します。

会議室の類語

会議室の類語・類義語としては、人々が議論し討論するための部屋を意味する「会議場」、会議をする場所を意味する「議場」、打ち合わせをするための部屋を意味する「ミーティングルーム」などがあります。

応接室の例文

1.応接室に来客者を通す際、上座に着席してもらうことは基本的なマナーです。
2.インテリアデザイナーである友人に、おしゃれな応接室にするコツを教えてもらいました。
3.学校の応接室で話をしていたら、生徒たちの英語の歌が聞こえてました。
4.個人事業主の私は、自宅を事務所として建て替える際に土間応接室を作りました。
5.大切なお客様をお迎えする応接室のレイアウトには、注意すべきポイントがいくつかあります。

この言葉がよく使われる場面としては、客に応待するための部屋を表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文5にあるように、応接室は外部からの大事なお客様をおもてなしする役割を担う部屋です。重要な商談や面談などに使われます。

会議室の例文

1.東京駅から徒歩圏内の貸会議室やレンタルスペースを探しています。
2.先日借りた貸会議室は、カフェのようなおしゃれな空間で居心地が良かったです。
3.新宿からアクセスのよい貸会議室は、どこも満室で予約できませんでした。
4.貸会議室やレンタルスペースが、ワンコインで利用できるほど安いなんて知りませんでした。
5.貸会議室を運営する企業を、売上高順にランキング形式で紹介いたします。

この言葉がよく使われる場面としては、会議をするための部屋を表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文4にある貸会議室とレンタルスペースの違いは、貸会議室は主にビジネス会議を目的として貸すスペースですが、レンタルスペースはビジネス会議だけでなく調理やダンスなどさまざまな目的に貸すスペースのことです。

応接室と会議室という言葉は、どちらも「オフィスのスペース」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、来客をもてなすための部屋を表現したい時は「応接室」を、打ち合わせや話し合いをするための部屋を表現したい時は「会議室」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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