【闊達】と【活発】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「闊達」(読み方:かったつ)と「活発」(読み方:かっぱつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「闊達」と「活発」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



闊達と活発の違い

闊達と活発の意味の違い

闊達と活発の違いを分かりやすく言うと、闊達とは自由でのびのびとした様子、活発とは活動的でいきいきとした様子という違いです。

闊達と活発の使い方の違い

一つ目の闊達を使った分かりやすい例としては、「闊達な芸風が大衆にうけている」「闊達な議論が必要不可欠です」「闊達なコミュニケーションを促す」「父は闊達な人で交友関係が広い」などがあります。

二つ目の活発を使った分かりやすい例としては、「授業では活発な議論が展開された」「活発な意見交換をしましょう」「経済活動を活発化させる狙いだ」「梅雨前線による活発な雨雲が広がる」などがあります。

闊達と活発の使い分け方

闊達と活発という言葉は、発音が似ている上に、似たような表現をすることから混同して使われることが多いのですが、意味は異なるので使い分ける必要があります。闊達は寛容で物事にこだわらないさまを意味し、活発は生き生きとして元気のあるさまを意味します。

「闊達な議論」と「活発な議論」の違い

上記の例の「闊達な議論」とは、他人の言行を受け入れる雰囲気があり、のびのびとした状態で互いの意見を述べて論じ合うことを表します。これが「活発な議論」となると、いきいきとした活気があり、盛んに意見を述べて論じ合うことを意味します。

闊達はのびのびとした雰囲気を表し、活発はいきいきとした動きを表すことが、この二つの言葉の違いになります。

闊達と活発の英語表記の違い

闊達を英語にすると「openhearted」「frank」「broad-minded」となり、例えば上記の「闊達な芸風」を英語にすると「frank performance style」となります。

一方、活発を英語にすると「lively」「active」「brisk」となり、例えば上記の「活発な議論」を英語にすると「lively discussion」となります。

闊達の意味

闊達とは

闊達とは、度量が広く小事にこだわらないさまを意味しています。

表現方法は「闊達な意見」「闊達なコミュニケーション」「闊達な人」

「闊達な意見」「闊達なコミュニケーション」「闊達な人」などが、闊達を使った一般的な言い回しです。

闊達の使い方

闊達を使った分かりやすい例としては、「闊達な意見交換ができた」「彼の闊達さに魅力を感じる」「人生を自由闊達に生きる」「授業では闊達な議論を促している」「コミュニケーションが闊達化された」「闊達な気性が人をひきつける」などがあります。

その他にも、「自由闊達な校風が気に入った」「母は明朗闊達な性格である」「兄は闊達無碍で誰からも好かれる」「闊達自在な生き方に憧れる」「英明闊達な上司を尊敬している」「子供は闊達豪放に育てたい」などがあります。

闊達は豁達とも書きます。「闊」も「豁」も常用外漢字ですが、「闊」を使った闊達の方が一般に使われています。

闊達という言葉の「闊」は広くゆとりがあることを表し、「達」は障りなく通じるを表し、闊達は物事が支障なく受け入れられること、こだわらないさまを意味します。

「自由闊達」「闊達自在」「闊達無碍」の意味

闊達を用いた四字熟語は「自由闊達」がよく知られていますが、上記の例にあるように他にもたくさんあります。

「自由闊達」「闊達自在」「闊達無碍」は、のびのびしているさまを意味し、物事や人の性質を表します。「明朗闊達」は朗らかで寛容なこと、「英明闊達」は才知に優れ大らかなことを意味し、人柄を表します。「闊達豪放」は大胆で細事にこだわらないことを意味し、それぞれ微妙に意味が異なります。

闊達の対義語

闊達の対義語・反対語としては、度量が狭いことを意味する「狭量」、性質がかたくなで素直でないことを意味する「偏屈」、細かなことにこだわってゆとりがないさまを意味する「こせこせ」などがあります。

闊達の類語

闊達の類語・類義語としては、心が広くこせこせしていないさまを意味する「開豁」(読み方:かいかつ)、自分の意のままに振る舞うことができることを意味する「自由」、心がゆったりとしてこせこせしないさまを意味する「おおらか」などがあります。

闊達の闊の字を使った別の言葉としては、性格や気持ちがおおらかでなことを意味する「寛闊」、大またで堂々と歩くことを意味する「闊歩」、うっかりしていて心の行き届かないことを意味する「迂闊」などがあります。

活発の意味

活発とは

活発とは、元気で勢いのよいさま、活動などが生き生きとして盛んなさまを意味しています。

表現方法は「活発な子」「活発に動く」「活発な活動」

「活発な子」「活発に動く」「活発な活動」「活発で元気」などが、活発を使った一般的な言い回しです。

活発の使い方

活発を使った分かりやすい例としては、「火山活動が活発化している」「いつも元気いっぱいで活発な子だ」「あまり活発な性格ではない」「株式市場が活発に動く」「ITビジネスへの取り組みが活発さを増す」などがあります。

その他にも、「活発艶麗な彼女に夢中だ」「活発婉麗な舞いに息をのんだ」「子供が活発すぎて困っている」「活発なコミュニケーションを心掛ける」「ワクチン確保の動き活発化している」などがあります。

活発という言葉は、生き生きとして元気のあるさまや、活動が盛んなさまを意味します。動きを感じさせる言葉で、活動的なさまを表わします。人の動きだけではなく、「火山活動が活発になる」「活発に議論する」のように物事に対しても使います。

四字熟語「活発艶麗」の意味

活発を用いた四字熟語には「活発艶麗」(読み方:かっぱつえんれい)があり、生き生きとしてしなやかで美しいことを意味します。「活発婉麗」とも書き、「艶麗」は華やかで美しいこと、「婉麗」はあでやかで麗しいことを表す言葉です。

活発の対義語

活発の対義語・反対語としては、活気や勢いがないことを意味する「不活発」、動作や物事に対する反応がにぶくてのろいことを意味する「鈍重」、判断力や理解力がにぶいことを意味する「愚鈍」などがあります。

活発の類語

活発の類語・類義語としては、気持ちや性質が明るく元気のよいさまを意味する「快活」、生き生きとした感じを意味する「精彩」、生き生きとして元気のよいさまを意味する「溌剌」などがあります。

活発の活の字を使った別の言葉としては、景気がよく活気のあるようすを意味する「活況」、元気よく動いたり働いたりする力を意味する「活力」、めざましく活動することを意味する「活躍」などがあります。

闊達の例文

1.今日のゼミではプラスチックごみ問題を取り上げ、教授を交えて闊達な意見交換ができた。
2.会議は闊達な議論をする場だと言っているが、実際は議論なしに承認を得るための場になっている。
3.会社説明会では、若手でも意見が言える風通しの良さと自由闊達さが伝わって生きた。
4.闊達な意見とは、因習やしがらみにとらわれず、率直に考えを述べることだと思う。
5.彼は明朗闊達な人柄で場を和ませる力があり、クラスのムードメーカーである。
6.亡くなった曾祖父母のことを家族や親戚に尋ねると、皆口を揃えて「二人とも元気で自由闊達な爺さん婆さんだったよ」と答える。
7.闊達自由な園風が売り物の幼稚園に見学に行ったが、闊達自由というより少々放ったらかし、と言った方が良さそうだった。
8.インターネット社会は自由闊達な社会が期待されたが、蓋を開けてみると偏狭な言説が溢れている。
9.多様性や闊達なコミュニケーションなどの理念が並ぶ企業でどれだけそれらが実現しているのか疑問に思っている。
10.わたしが彼の小説が好きなのは、足取りが軽やかかつ闊達な文章に魅力を感じているからだ。

この言葉がよく使われる場面としては、度量が広く小事にこだわらないさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「闊達な意見交換」とは、互いの意見を受け入れる雰囲気の中でのびのびを意見を出し合うことを表しています。例文5の「明朗闊達」とは、明るく朗らかで寛容なさまを意味します。似た表現に「明朗快活」があり、こちらは明るく元気な様子を表し、寛容なさまの意味はありません。

活発の例文

1.息子は活発な子なので、元気が良いのはいいのだが落ち着きがなくトラブルも多い。
2.娘は活発で元気な女の子なので、いつも生傷が絶えない。
3.子供が1歳を過ぎて活発に動くようになったら、転倒や怪我に注意しなくてはいけない。
4.愛犬は活発な性格ではないようで、あまり散歩に行きたがらない。
5.九州付近に台風の周囲を取り囲む活発な雨雲の帯が近づいていて、非常に激しい雨の降る恐れがあります。
6.友人は僕と顔を合わせる度、付き合うなら活発な女性で一緒に登山やキャンプ、ツーリングをしてくれる人がいいな、と訊いてもいないのに話してきて、誰か紹介してくれと言わんばかりだ。
7.我がチームはメンバー同士の仲がよく、飲み会やゲーム大会などの交流が活発である。
8.培養していた細胞は活発に分裂を繰り返していたが、培養環境の設定を変えてしまったため分裂をやめてしまった。
9.様々な部署の垣根を越えた活発な意見交換には、画期的なアイデアを生み出す可能性がある。
10.運動や絵描き、料理、脳トレなどそれが何であれ日々活発な生活を送ることが生活の質を高める秘訣だ。

この言葉がよく使われる場面としては、元気で勢いのよいさま、活動などが生き生きとして盛んなさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3では、元気があり動きが盛んである人の様子を活発という言葉で表しています。例文4のように、活発という言葉は動物に対しても使われます。例文5の「活発な雨雲」とは、雨雲の勢力が大きくなっていることを表し、気象情報でよく使われる表現です。

闊達と活発という言葉は、似た発音をする言葉ですが意味が異なります。どちらの言葉を使うか迷った場合、のびのびとした様子を表現したい時は「闊達」を、いきいきとした様子を表現したい時は「活発」を使うようにしましょう。

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