【じゃじゃ馬】と【おてんば】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「じゃじゃ馬」(読み方:じゃじゃうま)と「おてんば」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「じゃじゃ馬」と「おてんば」という言葉は、どちらも活発な女性のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「じゃじゃ馬」と「おてんば」の違い

「じゃじゃ馬」と「おてんば」の意味の違い

「じゃじゃ馬」と「おてんば」の違いを分かりやすく言うと、「じゃじゃ馬」とは目上の人の言うことを聞かない女性のこと、「おてんば」とは行動に慎みのない女性のことという違いです。

「じゃじゃ馬」と「おてんば」の使い方の違い

一つ目の「じゃじゃ馬」を使った分かりやすい例としては、「私にはあのじゃじゃ馬を乗りこなすことはできない」「僕の妹はじゃじゃ馬以外何者でもない」「彼女はすぐ癇癪を起すのでじゃじゃ馬と言われている」などがあります。

二つ目の「おてんば」を使った分かりやすい例としては、「おてんばな女の子は可愛いです」「うちの娘はいつまでおてんばなのだろうか」「町一番のおてんば娘がやっと嫁ぎました」「私の娘はおてんばです」などがあります。

「じゃじゃ馬」と「おてんば」の使い分け方

「じゃじゃ馬」と「おてんば」はどちらも活発な女性を指す言葉で、意味もほとんど同じになります。違いをあえて言うなら、「じゃじゃ馬」は、目上の人の言うことを聞かない女性のことで、「おてんば」は、行動に慎みのない女性のことと覚えておきましょう。

また、「じゃじゃ馬」と「おてんば」は、どちらの言葉も男性に使うことができず、女性にしか使えないという点がとても大切です。

「じゃじゃ馬」と「おてんば」の英語表記の違い

「じゃじゃ馬」を英語にすると「restive horse」「wayward girl」「unruly young girl」となり、例えば上記の「じゃじゃ馬を乗りこなすことができない」を英語にすると「I can’t ride a restive horse」となります。

一方、「おてんば」を英語にすると「tomboy」「spirited girl」「stron willed girl」となり、例えば上記の「私の娘はおてんばです」を英語にすると「My daughter is a tomboy」となります。

「じゃじゃ馬」の意味

「じゃじゃ馬」とは

「じゃじゃ馬」とは、目上の人の言うことを聞かない女性のことを意味しています。その他にも、人に中々慣れない暴れ馬という意味も持っています。

「じゃじゃ馬」の使い方

「じゃじゃ馬」を使った分かりやすい例としては、「じゃじゃ馬娘は手に負えない」「じゃじゃ馬タイプの女性を好きになってしまった」「母は子供の頃から私のことをじゃじゃ馬と呼んでいる」「あのじゃじゃ馬を乗りこなすのはとても大変だ」などがあります。

「じゃじゃ馬」の語源

「じゃじゃ馬」の「じゃじゃ」は、やかましくうるさい声をいう擬音語の「じゃじゃ」が変化したものです。人がやかましくうるさいことや言うことを聞かないことを暴れ馬に例えて「じゃじゃ馬」というようになり、それがさらに転じて、言うことを聞かない女性という意味で使われるようになりました。

「じゃじゃ馬」は、昔はよく使われていたのですが、現代ではあまり使われない言葉です。また、現代で使われる場合も、ほとんどが目上の人の言うことを聞かない女性のことの意味で使います。

表現方法は「じゃじゃ馬娘」「じゃじゃ馬姫」

「じゃじゃ馬娘」「じゃじゃ馬姫」などが、「じゃじゃ馬」を使った一般的な言い回しになります。また、「じゃじゃ馬にさせないで」「じゃじゃ馬グルーミンUP」「じゃじゃ馬億万長者」「じゃじゃ馬ならし」のような、ドラマ、漫画、歌などで使われることもあります。

「じゃじゃ馬」の類語

「じゃじゃ馬」の類語・類義語としては、自分の思い通りに振る舞うことを意味する「我が儘」、子供が駄々をこねたりいたずらしたりすることを意味する「やんちゃ」などがあります。

「じゃじゃ馬」の馬の字を使った別の言葉としては、気性の激しい馬のことを意味する「暴れ馬」、性質が荒々しく乗りこなすのが難しい馬のことを意味する「荒馬」、跳ね上がる癖がある馬のことを意味する「跳ね馬」などがあります。

「おてんば」の意味

「おてんば」とは

「おてんば」とは、行動に慎みのない女性のことを意味しています。

「おてんば」の使い方

「おてんば」を使った分かりやすい例としては、「おてんばな娘は手に負えません」「明るくておてんばな女子がタイプです」「少しおてんばな女性の方が魅力的です」「おてんばという言葉を使う人は少なくなっている」などがあります。

「おてんば」の語源

おてんばの語源については諸説あります。

一つ目は、手に負えないという意味を持つオランダ語の「ontembaar」(読み方:オテンバール)が変化したという説です。

二つ目は、騒々しくて慎みない女を意味する「てんば」に接頭辞「お」つけたという説です。

三つ目は、御天馬(読み方:おてんま)という宿駅で公用に使われていた馬は、餌を十分に与えなくても他の馬よりも元気に跳ね回わるので、それが転じて、活発に活動する女性という意味で使われるようになったという説です。

「おてんば」は昔はよく使われていたものの、現代ではあまり使われない言葉になっています。そのため、通じない人も出てくるでしょう。

「おてんば」の漢字表記

「おてんば」は漢字で「御転婆」と表記することができますが、ただの当て字です。

表現方法は「おてんば娘」「おてんば少女」「おてんば姫」

「おてんば娘」「おてんば少女」「おてんば姫」「おてんばママ」などが、「おてんば」を使った一般的な言い回しになります。

「おてんば」の類語

「おてんば」の類語・類義語としては、品行のよくない女性のことを意味する「蓮っ葉」(読み方:はすっぱ)、若い女性が活発で慎みがないことを意味する「御侠」(読み方:おきゃん)、落ち着きがなく行動が軽々しいことを意味する「尻軽」などがあります。

「おてんば」を漢字にした御転婆の婆の字を使った別の言葉としては、年を取ってずる賢くなった女性をののしることを意味する「狸婆」、不気味な老女のことを意味する「妖婆」、心の良くない悪女のことを意味する「悪婆」などがあります。

「じゃじゃ馬」の例文

1.彼は私のことをじゃじゃ馬娘と呼んで相手にしてくれないので、いたずらをする。
2.自分の思い通りにならないと泣き喚く娘は、まさにじゃじゃ馬と言っていいだろう。
3.彼女のじゃじゃ馬っぷりにはとても驚いている。なぜなら、不満があると社長に直談判しにいくからだ。
4.じゃじゃ馬は褒め言葉ではないので、あまり言われても嬉しくはありません。
5.あのじゃじゃ馬を乗りこなすのは、ベテラン騎手でも困難だと言われている。
6.彼女は才色兼備だが、その性格はじゃじゃ馬そのもので、周りが手を焼いている。
7.あの中途社員は優秀なのだが、上司の指示に従わずじゃじゃ馬ぶりを発揮している。
8.あの女はなかなか美しいが、なかなかのじゃじゃ馬で、年長者のいうことも聞かなかった。
9.彼女はその案をゴリ押ししているようだが、私はじゃじゃ馬のように聞きわけのない女は嫌いだよ。
10.祖母は女手一つで父を育てたが、男社会の全盛時代だったので、じゃじゃ馬だとケチをつけられて何度も悔しい思いをしたそうだ。

この言葉がよく使われる場面としては、目上の人の言うことを聞かない女性のことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、人に中々慣れない暴れ馬を表現したい時にも使います。

例文1から例文4は、目上の人の言うことを聞かない女性のことを意味しており、例文5は、人に中々慣れない暴れ馬の意味で使われています。

「おてんば」の例文

1.おてんばが褒め言葉か悪い意味かは、言われる状況によって変わってくる。
2.我が子は幼稚園に入ったばかり年齢だがとてもおてんばです。だがそれがかわいい。
3.フランス人の男性は、おてんばな女子を可愛いと思う傾向があるので狙い目です。
4.うちの娘は人見知りも、場所見知りもしないおてんばさんなので、時々困ることがあります。
5.私はどちらかというと、おてんばな言葉使いなキャラクターが好きな傾向があります。
6.元気いっぱいなおてんば少女が、街を走り回っているのを見ると、若いころの自分を思い出します。
7.娘たちはおてんばで、外で遊ぶのが大好きなので、毎日靴が汚れっぱなしです。
8.一番下の娘は保育園で男の子と一緒に遊んでいて、おてんば娘ぶりを発揮しています。
9.私は大人しい性格の女性よりも、少しおてんばな女性の方が魅力的に感じます。
10.あのおてんばがお嫁にいくのかと娘が幼かった頃の写真を見ながら夫は泣いていた。

この言葉がよく使われる場面としては、行動に慎みのない女性のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、幼い女の子や比較的年齢の若い女性に対して使う言葉になります。

「じゃじゃ馬」と「おてんば」どちらを使うか迷った場合は、目上の人の言うことを聞かない女性のことを表現したい時は「じゃじゃ馬」、行動に慎みのない女性のことを表現したい時は「おてんば」と覚えておきましょう。また、「じゃじゃ馬」も「おてんば」も男性に使うことはできません。

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