似た意味を持つ「全振り」(読み方:ぜんふり)と「極振り」(読み方:ごくふり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「全振り」と「極振り」という言葉は、どちらもゲームにおいてパラメータを振ることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「全振り」と「極振り」の違い
「全振り」と「極振り」の意味の違い
「全振り」と「極振り」の違いを分かりやすく言うと、「全振り」とはゲームにおいてのパラメータを一か所に全部振り分けること、「極振り」とはゲームにおいてのパラメータを極端に振り分けることという違いです。
「全振り」と「極振り」の使い方の違い
一つ目の「全振り」を使った分かりやすい例としては、「彼は容姿に全振りしている」「ゲームをするなら全振りしかしません」「パラメータの全振りほど怖いものはありません」「可愛さに全振りしている」などがあります。
二つ目の「極振り」を使った分かりやすい例としては、「ゲーム用語として極振りという言葉があることを知った」「彼はポケモンなどのゲームにおいて極振りすることで有名です」などがあります。
「全振り」と「極振り」の使い分け方
「全振り」と「極振り」どちらもゲーム用語として生まれた言葉で、とても似た意味を持っていますが使い方に少し違いがあります。
「全振り」はゲームにおける キャラクター やユニットのステータスやパラメータを設定する際に、あらかじめ用意されたボーナスポイントの補正値を、全部振り分けることです。
一方、「極振り」はゲームにおける キャラクター やユニットのステータスやパラメータを設定する際に、あらかじめ用意されたボーナスポイントの補正値を、極端に振り分けることです。
分かりやすく解説すると、攻撃力、防御力、体力という能力があった時、「全振り」の場合だと攻撃力100、防御力0、体力0のように割り振りますが、「極振り」の場合だと攻撃力80、防御力10、体力10のように振り分けます。
「全振り」は一つ能力に全てに振るのに対して、「極振り」は一つの能力に極端に振ることと覚えておきましょう。
「全振り」と「極振り」の英語表記の違い
「全振り」を直訳した英語はないのですが、近いニュアンスの言葉として「all swing」があり、例えば上記の「可愛さに全振りしている」を英語にすると「all swing to cuteness」となります。
一方、「極振り」を直訳した英語はないのですが、近いニュアンスの言葉として「concentrating points on a specific ability」があります。
「全振り」の意味
「全振り」とは
「全振り」とは、ゲームにおいてのパラメータを一か所に全部振り分けることを意味しています。
表現方法は「全振りしてる」「全振りしたパラメータ」「このステータスに全振り」
「全振りしてる」「全振りしたパラメータ」「このステータスに全振り」などが、全振りを使った一般的な言い回しです。
「全振り」の使い方
「全振り」を使った分かりやすい例としては、「彼は容姿に全振りしているので勉強ができない」「このステータスに全振りでいきます」「辛さに全振りしているお菓子が好物です」「このケーキは見た目に全振りしているのであまり美味しくない」などがあります。
「全振り」の由来
「全振り」は辞書に載っていない言葉ですが、ゲーム用語として生まれネットスラングとなって一般的に広く使われています。
最近ではゲームの世界だけではなく、若者言葉として日常生活などにおいても使われるようになりました。
日常生活で使われている例を挙げると「彼は容姿に全振りしているので勉強ができない」「辛さに全振りしているお菓子が好物です」「このケーキは見た目に全振りしているのであまり美味しくない」などの上記の例文のようになり、何か一つに特化していることの比喩として使います。
また、「全振り」は使い方によって良い意味にも悪い意味にもなるとても便利な言葉と言えるでしょう。
「極振り」の意味
「極振り」とは
「極振り」とは、ゲームにおいてのパラメータを極端に振り分けることを意味しています。
表現方法は「極振りしてる」「極振りしたパラメータ」「このステータスに極振り」
「極振りしてる」「極振りしたパラメータ」「このステータスに極振り」などが、極振りを使った一般的な言い回しです。
「極振り」の使い方
「極振り」を使った分かりやすい例としては、「ゲームにおいて極振りするのがモットーです」「見た目に極振りしたクッキーを食べて後悔した」「攻撃力に極振りするのがとても好きです」「彼は勉強に極振りしているので勉強はあまりできない」などがあります。
最近では、ゲームの世界だけではなく、若者言葉として日常生活などにおいても使われるようになりました。
「極振り」の由来
「極振り」は辞書に載っている言葉でなく、ゲーム用語として生まれた言葉です。また、ネットスラングとも言われています。
「極振り」の読み方
読み方は人によって違うので、正しい読み方は決まっていません。「極振り」の読み方としては、「ごくふり」「ごくぶり」「きょくふり」「きょくぶり」などがあり、どれを使っても正解になります。
「全振り」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、ゲームにおいてのパラメータを一か所に全部振り分けることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように若者言葉として日常生活においても使われるようになっています。
「極振り」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、ゲームにおいてのパラメータを極端に振り分けることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように若者言葉として日常生活においても使われるようになっています。
「全振り」と「極振り」という言葉どちらの言葉を使うか迷った場合は、ゲームにおいてのパラメータを一か所に全部振り分けること表現したい時は「全振り」を、ゲームにおいてのパラメータを極端に振り分けることを表現したい時は「極振り」を使うようにしましょう