同じ漢字で読み方が違う「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」という言葉は、読み方は違いますが意味が同じ言葉になります。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の違い
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の意味の違い
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の違いを分かりやすく言うと、「御用達(ごようたつ)」は一般的に使われていない、「御用達(ごようたし)」は一般的に使われているという違いです。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の使い方の違い
一つ目の「御用達(ごようたつ)」を使った分かりやすい例としては、「ここは芸能人御用達の店です」「プロサッカー選手御用達の店なので会えるかもしれない」「このお寿司屋さんは芸能人御用達です」「友達からイギリス王室御用達のチョコをもらいました」などがあります。
二つ目の「御用達(ごようたし)」を使った分かりやすい例としては、「ここのフランス料理店は芸能人御用達です」「有名人が御用達のお店なので中々予約が取れません」「このお店は社長御用達らしい」などがあります。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の使い分け方
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」はどちらも同じ意味を持っていますが、使い方に少し違いがあります。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の一番の違いは、同じ漢字を使っている言葉ですが、読み方が違うという点です。現代で一般的に使われているのは「御用達(ごようたし)」の方と覚えておきましょう。
また、「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」以外に「御用達(ごようだち)」という読み方もあります。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」の英語表記の違い
「御用達(ごようたつ)」も「御用達(ごようたし)」も英語にすると「purveyor」となり、例えば上記の「友達からイギリス王室御用達のチョコをもらいました」を英語にすると「My friend gave me chocolate from United Kingdom that has royal warrants」となります。
「御用達(ごようたつ)」の意味
「御用達(ごようたつ)」とは
「御用達(ごようたつ)」とは、お気に入りのことを意味しています。その他にも、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味も持っています。
「御用達(ごようたつ)」の使い方
「御用達(ごようたつ)」を使った分かりやすい例としては、「セレブ御用達のスイーツを食べることができました」「ここは芸能人御用達のメンズエステらしいです」「プロサッカー選手御用達の焼肉店へ足を運ぶ」「専務御用達の中華料理屋へいきました」などがあります。
「御用達(ごようたつ)」は二つの意味を持つ言葉ですが、現代においてはお気に入りのことの意味で使われているのがほとんどです。
しかし、「御用達(ごようたつ)」は元々、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味で使われていた言葉になります。
「御用達(ごようたつ)」の語源
1954年以前の宮中や官庁などへ出入りする商人が認可制であり、宮中や官庁が品や商人そのものを認めた場合にしか出入りができませんでした。この認可された商人達のことを「御用達(ごようたつ)」と呼んでいたのが語源になります。
しかし、この認可制は1954年に廃止されたため、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味で使うことはなくなりました。
「御用達(ごようたつ)」の由来
また、この宮中や官庁など認められたということが転じて、お気に入りやお勧めという意味で使われるようになっています。
「御用達(ごようたつ)」の類語
「御用達(ごようたつ)」の類語・類義語としては、好ましく思うことを意味する「お気に入り」、たびたび訪れているお店のことを意味する「行きつけ」、官庁や会社などに商品を納めることを意味する「用足し」などがあります。
「御用達(ごようたし)」の意味
「御用達(ごようたし)」とは
「御用達(ごようたし)」とは、お気に入りのことを意味しています。その他にも、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味も持っています。
表現方法は「芸能人御用達」「セレブ御用達」「宮内庁御用達」
「御用達(ごようたし)」は「芸能人御用達」「セレブ御用達」「宮内庁御用達」のように「〇〇御用達」というフレーズで、レビューや広告などの売り文句として使われることが多いです。
「御用達(ごようたし)」の使い方
「御用達(ごようたし)」を使った分かりやすい例としては、「芸能人御用達のレストランで会食をした」「こちらは部長御用達のお店らしい」「プロ野球選手御用達のラーメン屋へ足を運ぶ」「人気モデル御用達のエステを予約することができなかった」などがあります。
「御用達(ごようたし)」は二つの意味を持つ言葉ですが、現代においてはお気に入りのことの意味で使われているのがほとんどです。
しかし、「御用達(ごようたし)」は元々、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味で使われていた言葉になります。
「御用達(ごようたし)」の語源
1954年以前の宮中や官庁などへ出入りする商人が認可制であり、宮中や官庁が品や商人そのものを認めた場合にしか出入りができませんでした。この認可された商人達のことを「御用達(ごようたし)」と呼んでいたのが語源になります。
しかし、この認可制は1954年に廃止されたため、宮中や官庁などへ用品を納めることの意味で使うことはなくなりました。
「御用達(ごようたし)」の由来
また、この宮中や官庁など認められたということが転じて、お気に入りやお勧めという意味で使われるようになっています。
「御用達(ごようたし)」の類語
「御用達(ごようたし)」の類語・類義語としては、人に勧めることを意味する「お勧め」、官庁や会社などに商品を納めることを意味する「用達」、宮中や官庁などへ用品を納めることを認可された商人のことを意味する「御用商人」などがあります。
「御用達(ごようたつ)」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、お気に入りのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、宮中や官庁などへ用品を納めることを表現したい時にも使います。
上記の例文のように「御用達(ごようたつ)」はお気に入りのことの意味で使うのが一般的です。
「御用達(ごようたし)」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、お気に入りのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、宮中や官庁などへ用品を納めることを表現したい時にも使います。
上記の例文のように「御用達(ごようたし)」はお気に入りのことの意味で使うのが一般的です。
「御用達(ごようたつ)」と「御用達(ごようたし)」はどちらもお気に入りのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「御用達(ごようたし)」の方が一般的に使われていると覚えておきましょう。