似た意味を持つ「アイコン」と「サムネ」と「トプ画」(読み方:とぷが)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「アイコン」と「サムネ」と「トプ画」という言葉は、SNSにおいて自身を示す画像という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
アイコンとサムネとトプ画の違い
アイコンとサムネとトプ画の意味の違い
アイコンとサムネとトプ画の違いを分かりやすく言うと、アイコンはTwitterのプロフィール画像を表現する時に使い、サムネは画像を小さくしたものを表現する時に使い、トプ画はLINEのプロフィール画像を表現する時に使うという違いです。
アイコンとサムネとトプ画の使い方の違い
アイコンという言葉は、「アイコン画像を加工してから設定する」「依頼してアイコンを描いてもらう」などの使い方で、コンピューターファイルの内容などを絵文字で表示した図形や記号を意味します。
サムネという言葉は、「サムネだけで大体どんな写真か想像ができるので開かないこともある」「通信量が嵩まないようにサムネさえ表示させない設定にしている」などの使い方で、画像などのファイルを縮小して表示したものを意味します。
トプ画という言葉は、「トプ画を変えたばかりなのにまた変えたくなってきた」「どこで撮影したのかとトプ画に関して質問をもらうことが多い」などの使い方で、LINEなどにおけるプロフィール画像を意味します。
アイコンとサムネとトプ画の使い分け方
アイコンとトプ画はどちらもSNSにおけるプロフィール画像を指す言葉ですが、前者は多くのSNSなどで使われているのに対し、後者はInstagramとLINEのプロフィール画像を意味する言葉として使われています。
コンピューターファイルなどの記号、図形、その他絵文字もアイコンに含まれますが、それらをトプ画と呼ぶことはありません。
一方のサムネは、本来の大きさの画像を縮小したものや、本来の画像の一部の画像を指す言葉です。そのため、大きさや形状こそアイコンやトプ画に似ていますが意味は異なります。
これが、アイコン、サムネ、トプ画の明確な違いです。
アイコンの意味
アイコンとは
アイコンとは、コンピューターファイルの内容などを絵文字で表示した図形や記号を意味しています。その他にも、憧れや崇拝、象徴の対象とされるものという意味もあります。
表現方法は「アイコンを作る」「アイコンを消す」「アイコンを変える」
「アイコンを作る」「アイコンを消す」「アイコンを変える」などが、アイコンを使った一般的な言い回しです。
アイコンを使った言葉として、「アイコン型広告」「ステータスアイコン」があります。
「アイコン型広告」の意味
一つ目の「アイコン型広告」とは、スマートフォンなど持ち歩きができる端末向けの広告を指す言葉です。スマートフォンやタブレットにはアプリという形で様々なツールを使用することができますが、そのアプリ内での表示された広告がアイコン型広告に当たります。
「ステータスアイコン」の意味
二つ目の「ステータスアイコン」とは、パソコンやスマートフォンなどの端末の画面の隅などに置かれている端末情報を一目で確認できるようにしたものを指す言葉です。
具体的には、バッテリー残量や、電波やWi-Fiなどの通信状態、アプリケーション通知などが絵文字でわかりやすく表示されています。
アイコンの類語
アイコンの類語・類義語としては、しるしや記号を意味する「マーク」、シンボルとなるキャラクターを意味する「マスコット」があります。
サムネの意味
サムネとは
サムネとは、画像などのファイルを縮小して表示したものを意味しています。
サムネは「サムネイル」の省略語
サムネは「サムネイル」の略称で、「サムネール」という表記がなされることもあります。パソコンなどに保存されているファイルの中身を一目で区別するためや、画像ファイルのデータ容量を小さくすることで表示速度を早くするために使われます。
Twitter・Instagram・LINEなどのサムネ
TwitterやInstagramの小さく表示された投稿写真や、LINEのアルバムにアップロードされて並べられている小さい画像だけでなく、動画サイトに投稿された動画を見る前の一画面もサムネに該当します。
画像サイズを変更して小さく表示するだけでなく、もとの画像やファイルの一部を切り取ってその部分のみ表示される方法もあります。
サムネの類語
サムネの類語・類義語としては、縮めて小さくすることを意味する「縮小」があります。
トプ画の意味
トプ画とは
トプ画とは、LINEなどにおけるプロフィール画像を意味しています。
表現方法は「トプ画を変える」「トプ画にする」「トプ画を消す」
「トプ画を変える」「トプ画にする」「トプ画を消す」などが、トプ画を使った一般的な言い回しです。
トプ画は「トップ画像」の省略語
トプ画は「トップ画像」の略称で、TwitterやLINEなどにおけるプロフィール画面の一番上に表示され、まず一番に目に入る画像を指します。
SNSによって使われ方が異なり、Twitterではアイコンとトプ画は区別されていますが、InstagramやLINEなどでは同じ画像を指す言葉として使われているなど、ツールや使う人によって指すものが様々です。
今日では、写真などの画像だけでなく、数秒程度の動画をトプ画として設定することができるSNSもあり、画像が動画を編集するアプリなども多くリリースされています。
トプ画の類語
トプ画の類語・類義語としては、SNSにおけるプロフィール画面の背景画像を指す「ホーム画」があります。
アイコンの例文
この言葉がよく使われる場面としては、コンピューターファイルの内容などを絵文字で表示した図形や記号を意味する時などが挙げられます。
SNSのプロフィール画面だけでなく、パソコンやスマートフォンのアプリ画像などもアイコンと呼びます。
サムネの例文
この言葉がよく使われる場面としては、画像などのファイルを縮小して表示したものを意味する時などが挙げられます。
本来はサムネイルという言葉ですが、今日SNSに文章として投稿したり、友人などの会話においてはサムネと省略されて使われます。
トプ画の例文
この言葉がよく使われる場面としては、LINEなどにおけるプロフィール画像を意味する時などが挙げられます。
どの例文のトプ画も、アイコンという言葉に置き換えて使うことができますが、サムネという言葉に置き換えて使うことはできません。
アイコンとサムネとトプ画どれを使うか迷った場合は、Twitterのプロフィール画像を表す場合は「アイコン」を、画像を小さくしたものを表す場合は「サムネ」を、LINEのプロフィール画像を表す場合は「トプ画」を使うと覚えておけば間違いありません。