【ステイタス】と【ステータス】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ステイタス」と「ステータス」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ステイタス」と「ステータス」という言葉は、「身分や社会的地位」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ステイタスとステータスの違い

ステイタスとステータスの意味の違い

ステイタスとステータスの違いを分かりやすく言うと、ステイタスはよりネイティブの発音に近く、ステータスはより一般的に使われるという違いです。

ステイタスとステータスの使い方の違い

一つ目のステイタスを使った分かりやすい例としては、「ステイタスばかり重視していても仕方がない」「ステイタス画面を見てアップロードが間に合わないことが分かった」「ステイタス的に言えばメンバーを変更するべきだろう」などがあります。

二つ目のステータスを使った分かりやすい例としては、「自身のステータスを確認するために応募ページへと飛んだ」「彼にとって自分のステータスは二の次らしい」「学歴という高ステータスを持ってしても結婚にまで至らない」などがあります。

ステイタスとステータスの使い分け方

ステイタスとステータスはどちらも同じ語をカタカナ語として使っている言葉で、意味や使い方に違いはありません。強いて挙げるならば発音が違う点が挙げられます。

どちらの言葉も、「地位」「事態」を意味する英語の「status」をカタカナ語として使っており、意味や使い方に違いはありません。

インターネット上ではステータスという表記が用いられることが多く、検索エンジンにおけるヒット数はステイタスの約43倍ものヒット数となり、大きく差をつけています。

つまり、ステイタスはより英語の発音に近く、ステータスはより一般的に使われているという違いがありますが、どちらを使っても間違いではありません。

ステイタスとステータスの英語表記の違い

ステイタスとステータスを英語にすると「status」となり、例えば上記の「自身のステータス」を英語にすると「the own status」となります。

ステイタスの意味

ステイタスとは

ステイタスとは、身分を意味しています。

その他にも、システムなどの状態や状況、人間の能力や状態を表す言葉として使われています。

ステイタスの使い方

「彼ほどのステイタスであれば引く手あまただろう」「ステイタスよりも性格を重視して恋する相手を決められたらと思っている」「会員ステイタスが上がり、サービスが手厚くなった」などの文中で使われているステイタスは、「身分」の意味で使われています。

一方、「ステイタス画面で彼女がさっきまでゲームをしていたのは分かっている」「ステイタスメッセージを設定することができるらしい」「自身のステイタスは初期状態のままだ」などの文中で使われているステイタスは、「状態」の意味で使われています。

ステイタスは英語で「status」と表記され、「身分」「状態」といった意味を持つ言葉で、日本語でも同じように使われています。

アメリカ英語とイギリス英語で発音が異なり、カタカナ表記するのであれば、前者が「スタタス」、後者が「ステイタス」となるため、日本で使われている「ステイタス」はイギリス英語の発音に近いと言えます。

「ステイタス画面」の意味

上記例文の「ステイタス画面」は、ゲーム内の登場人物の現在の状態を確認できる画面を指す言葉です。今日では、スマホやパソコンの普及により、システム使用者の現在の状況を示す画面を指す言葉としても使われています。

ステイタスの類語

ステイタスの類語・類義語としては、社会や組織などの中で置かれている位置を意味する「地位」、身分や地位の程度を意味する「分際」、持っている身分や才能などの程度を意味する「分限」などがあります。

ステータスの意味

ステータスとは

ステータスとは、社会的地位を意味しています。

その他にも、コンピュータの動作状態や、その人の現在の状態を表す言葉として使われています。

ステータスの使い方

「一つステータスシンボルを所持していたとしても贈り物である場合もある」「姉は男性にステータスを求めすぎだと思う」「今のステータスを築き上げるまで時間が掛かった」などの文中で使われているステータスは、「社会的地位」の意味で使われています。

一方、「ステータスバーを見てデータダウンロードの進行状態を確認する」「ステータス上では変化がない数値の影響を受けている」「RPGのステータスは重要だ」などの文中で使われているステータスは、「現在の状態」の意味で使われています。

ステータスは「ステイタス」と表記が異なるのみで、起源や意味などは全く同じです。カタカナ表記検討ワーキンググループでは、「status」のように母音「a」、子音「t」、母音「u」と並んでいる箇所は長音記号を用いることをガイドラインにて定めています。

「ステータスシンボル」の意味

上記例文の「ステータスシンボル」とは、社会的な地位や身分を象徴するものを指す言葉で、具体的には高級車、高級住宅や別荘、高級ブランドの腕時計や衣料品など、値が高く、高品質で価値のあるものが該当します。

ステータスの類語

ステータスの類語・類義語としては、自分の立場を意味する「地歩」、世間における地位や勢力を意味する「羽振り」、身分や資格を意味する「格式」などがあります。

ステイタスの例文

1.ステイタスに応じてサービスや特典が提供されると聞いて積極的に利用していこうと思った。
2.自分で今のステイタスは親の七光りと呼ばれてもおかしくないと言っていたが、彼自身の仕事の才能や意欲は評価されるべきだ。
3.現在のステイタスはログイン状態であるはずなのに、上司に通話をしても全く繋がらないため諦めて別の仕事に手を付けた。
4.ステイタスを確認しやすくするウィジェットを設置したため、より効率的に作業ができるようになったと思う。
5.場に出ている味方のステイタス異常を解除するためのスキルを使ってあげなければならない。
6.部長に昇進して、ステイタスが上がった新しい私に、部下たちも今までと違った態度で接してくるようになった。
7.企業のランキングで自社が上位に入っているのを見て、社員のモチベーションも高まり、ステイタスアップにつながっているはずだ。
8.大学の偏差値が高いわけではないが、様々な課外活動に積極的に参加してきた自分のステイタスは申し分ないと確信している。
9.昭和時代の男性というのは、家庭以外にもう一人愛人を持つことをひとつのステイタスと考える節があるようですね。
10.知人が高級車を購入したことを知り、自分のステイタスが引き離されていると感じて、モチベーションが下がってしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、身分や地位を意味する時などが挙げられます。

例文3から例文5のように、システムなどの状態や状況、人間の能力や状態を表す言葉としても使われています。

ステータスの例文

1.理想の結婚相手が高ステータスの男なのは自覚しているが自分より稼いでいる人でないと許せないと友人が言っていた。
2.自分のステータスを視覚化することで自信につなげていくやり方に納得するが、本当に自信につながるのかという疑問を抱いている。
3.恋人の存在をステータスとしか思っていない友人の彼氏に勝手に腹を立てている。
4.先輩の現在のステータスを確認した時にビジー状態だったため、メッセージで資料を確認してほしい旨を伝えた。
5.ステータス設定から自己紹介などを変更する方法が分からず、友人にレクチャーを頼んだほどだった。
6.昇進を果たし、部下を率いる立場となったことで、自身のステータスも確実に上がったと実感できた。
7.上場企業の役員に就任したことで、自身のステータスが飛躍的に高まり、社会的な影響力も増大した。
8.高級外車を購入したものの、妻のステータスよりも実用性を重視する価値観の違いに悩んでいる。
9.有名大学の出身であることが就職活動で大きな武器となり、ステータスとして評価された。
10.アメリカやイギリスでは英語の発音がステータスそのものを表すので、有名人が発音矯正をすることは珍しくありません。

この言葉がよく使われる場面としては、社会的地位を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、コンピュータの動作状態や、その人の現在の状態を表す言葉としても使われています。

ステイタスとステータスは、どちらも「身分や社会的地位」を表します。どちらを使うか迷った場合は、よりネイティブの発音に近い表現は「ステイタス」、より一般的に使われる表現は「ステータス」であると覚えておけば間違いありません。

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