似た意味を持つ「どうか安らかに」(読み方:どうかやすらかに)と「どうぞ安らかに」(読み方:どうぞやすらかに)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」という言葉は、どちらも相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の違い
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の意味の違い
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の違いを分かりやすく言うと、「どうか安らかに」よりも「どうぞ安らかに」の方がやや一般的に使われているという違いです。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の使い方の違い
一つ目の「どうか安らかに」を使った分かりやすい例としては、「どうか安らかにお眠りください」「どうか安らかにお空で楽しく過ごしていることを願っております」「どうか安らかにご永眠されますよう心よりお祈りいたします」などがあります。
二つ目の「どうぞ安らかに」を使った分かりやすい例としては、「どうぞ安らかにと願っております」「神の御許に召されましたあなたがどうぞ安らかに眠りますように」「故人への追悼メッセージとしてどうぞ安らかにお眠りくださいと書きました」などがあります。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の使い分け方
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」はどちらも相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「どうか安らかに」の方が「どうぞ安らかに」よりもやや一般的に使われているという点です。
ただし、どちらもほぼ同じ意味を持つ言葉なので、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」の英語表記の違い
「どうか安らかに」も「どうぞ安らかに」も英語にすると「peace」「peaceful」となり、例えば上記の「どうか安らかにお眠りください」を英語にすると「Rest in peace」となります。
「どうか安らかに」の意味
「どうか安らかに」とは
「どうか安らかに」とは、相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味しています。
表現方法は「どうか安らかにお眠りください」「どうか安らかにお休みください」
「どうか安らかにお眠りください」「どうか安らかにお休みください」などが、「どうか安らかに」を使った一般的な言い回しになります。
「どうか安らかに」の使い方
「どうか安らかに」を使った分かりやすい例としては、「お通夜でどうか安らかにお眠りくださいと手を合わせました」「どうか安らかに旅立ちますようお祈り申し上げます」「どうか安らかに永遠の眠りにつかれることをお祈りいたします」などがあります。
「どうか安らかに」は穏やかで変わったことのないことを意味する「安らか」に、心から丁重に頼み込む気持ちのことを意味する「どうか」、助動詞の「に」が合わさり、相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味する言葉です。
「どうか安らかに」は故人に対してのお悔やみの言葉として使うのが一般的になります。
「どうか安らかに」の注意点
「どうか安らかに」を使う上で注意しなければならないのは、故人対して使うイメージが強い言葉なので生きている人に対して使うのはあまり好ましくないという点です。
例えば、ゆっくり休んでほしい人に対して、「どうか安らかにおやすみください」としてしまうと、とても不吉な印象を与えてしまいます。意味だけであれば問題ない表現ですが、生きている人には使えない言葉と覚えておきましょう。
「どうか安らかに」の類語
「どうか安らかに」の類語・類義語としては、人の死を悼む気持ちのことを意味する「弔意を表す」、故人の死に対し弔いの意を伝えることを意味する「お悔やみをする」などがあります。
「どうぞ安らかに」の意味
「どうぞ安らかに」とは
「どうぞ安らかに」とは、相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味しています。
表現方法は「どうぞ安らかにお眠りください」「どうぞ安らかにお休みください」
「どうぞ安らかにお眠りください」「どうぞ安らかにお休みください」などが、「どうか安らかに」を使った一般的な言い回しになります。
「どうぞ安らかに」の使い方
「どうぞ安らかに」を使った分かりやすい例としては、「どうぞ安らかにご永眠されますよう心よりお祈り申し上げます」「故人の写真の前でどうぞ安らかにお眠りくださいと祈りました」「どうぞ安らかに旅立ちますようお祈り申し上げます」などがあります。
「どうぞ安らかに」は穏やかで変わったことのないことを意味する「安らか」に、心から丁重に頼み込む気持ちのことを意味する「どうぞ」、助動詞の「に」が合わさり、相手が穏やかで変わりないことを願うことを意味する言葉です。
「どうぞ安らかに」は故人に対してのお悔やみの言葉として使うのが一般的になります。
「どうぞ安らかに」の注意点
「どうぞ安らかに」を使う上で注意しなければならないのは、故人対して使うイメージが強い言葉なので生きている人に対して使うのはあまり好ましくないという点です。
例えば、ホテルに泊まりに来たお客さんに対して、「どうぞ安らかにおやすみください」としてしまうと、とても不吉な印象を与えてしまいます。意味だけであれば問題ない表現ですが、生きている人には使えない言葉と覚えておきましょう。
「どうぞ安らかに」の類語
「どうぞ安らかに」の類語・類義語としては、故人をしのび別れを惜しむ気持ちを捧げることを意味する「弔辞を捧げる」、死者に対し弔いの意をこめて祈りを捧げることを意味する「黙祷を捧げる」などがあります。
「どうか安らかに」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手が穏やかで変わりないことを願うことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「どうか安らかに」はお悔やみの言葉として使うのが一般的です。
「どうぞ安らかに」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手が穏やかで変わりないことを願うことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「どうぞ安らかに」はお悔やみの言葉として使うのが一般的です。
「どうか安らかに」と「どうぞ安らかに」はどちらも相手が穏やかで変わりないことを願うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、基本的に大きな違いはないので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。