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【心意気】と【心構え】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「心意気」(読み方:こころいき)と「心構え」(読み方:こころがまえ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「心意気」と「心構え」という言葉は、どちらも物事に取り組む意気込みのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「心意気」と「心構え」の違い

「心意気」と「心構え」の意味の違い

「心意気」と「心構え」の違いを分かりやすく言うと、「心意気」とは目上の人に対して使うのは適していない、「心構え」とは目上の人に対して使うのに適しているという違いです。

「心意気」と「心構え」の使い方の違い

一つ目の「心意気」を使った分かりやすい例としては、「彼女は積極的な心意気を示す」「あなたの心意気を私は買っていますよ」「これこそ政治家の心意気だ」などがあります。

二つ目の「心構え」を使った分かりやすい例としては、「いざという時の心構えが必要です」「老後の心構えをしておくことにしました」「しっかりと心構えすることで仕事の効率が上がる」「私は一人でドイツに行く心構えはできていました」などがあります。

「心意気」と「心構え」の使い分け方

「心意気」と「心構え」はどちらも物事に取り組む意気込みのことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

自分の意欲的な気持ちを相手に伝える際、目上の人に対して「心意気」を使うのはあまり適していません。一方、「心構え」はより良い印象を与えるので、目上の人に対して使うことができるというのが違いになります。

「心意気」と「心構え」の英語表記の違い

「心意気」を英語にすると「spirit」となり、例えば上記の「これこそ政治家の心意気だ」を英語にすると「This is indeed a good example of the spirit of a politician」となります。

一方、「心構え」を英語にすると「one’s attitude」「preparation」「readiness」となり、例えば上記の「私は一人でドイツに行く心構えはできていました」を英語にすると「I was ready to go Germany by myself」となります。

「心意気」の意味

「心意気」とは

「心意気」とは、物事に積極的に取り組もうとする気構えのことを意味しています。

表現方法は「心意気が嬉しい」「心意気のある人」「心意気を見せる」

「心意気が嬉しい」「心意気のある人」「心意気を見せる」「心意気が違う」などが、「心意気」を使った一般的な言い回しになります。

「心意気」の使い方

「心意気」を使った分かりやすい例としては、「この仕事は成績よりも心意気のある人に任せた方がいいだろう」「これが私たちの総意であり心意気です」「彼は部下のためならと徹夜覚悟の心意気を見せました」などがあります。

「心意気」は人間の理性、知識、感情、意志などの働きのもとになるもののことを意味する「心」に、事をやりとげようとする積極的な気持ちのことを意味する「意気」が合わさり、物事に積極的に取り組もうとする気構えのことを意味する言葉です。

簡単に言うならば、前向きな気持ちのことを表しています。そのため、基本的にプラスのイメージで使われる言葉です。

「心意気」を使う上で注意しなければならいのは、目上の人に対して使えないという点です。目上の人に「心意気」を聞くのは相手に不快な思いさせる可能性があるので、使わないように気を付けましょう。

「心意気」の類語

「心意気」の類語・類義語としては、心の中にある思いや感情のことを意味する「心情」、困難にくじけない強い意志や気性のことを意味する「気概」、物事を積極的に成し遂げようとすることを意味する「意欲的」などがあります。

「心構え」の意味

「心構え」とは

「心構え」とは、物事に対処する心の準備のことを意味しています。

表現方法は「心構えを持つ」「心構えを養う」「心構えをする」

「心構えを持つ」「心構えを養う」「心構えをする」などが、「心構え」を使った一般的な言い回しになります。

「心構え」の使い方

「心構え」を使った分かりやすい例としては、「親としての心構えを聞くことにしました」「面接で仕事に対する心構えを質問されました」「ちゃんと心構えしておかないとあとで後悔するだろう」「あなたの意見に賛同する心構えができていません」などがあります。

「心」は人間の理性、知識、感情、意志などの働きのもとになるもののことを意味する「心」に、予想される事態に対処するための備えのことを意味する「構え」が合わさり、物事に対処する心の準備のことの意味で使われている言葉です。

「心構え」は何か起きる物事に対して心の準備や覚悟ができている場合に使います。また、目上の人に対して使っても問題ないと覚えておきましょう。

「心構え」の類語

「心構え」の類語・類義語としては、普段の心の持ち方のことを意味する「心掛け」、物事に取り組む際の意気込みや心構えのことを意味する「気構え」、心の持ち方のことを意味する「心持ち」などがあります。

「心意気」の例文

1.失敗を恐れず前向きなプレーする選手に心意気を感じて、チームキャプテンに任命しました。
2.彼からは目標を達成するまで決して諦めなという、強い心意気を感じました。
3.試合に敗けたとしても勝者を称えることができる、彼らの心意気は見習わなければいけません。
4.彼は面接の時の心意気を社長に買われて、この会社に入社しました。
5.私たちのサッカーチームは心意気はとてもあるが、万年最下位の弱小チームです。
6.コロナ禍で大変なはずの飲食店が、生活に困窮している学生のために無料で定食を提供しているというニュースを見て、店主のやさしさと心意気に感動した。
7.いくら充実したカリキュラムがあっても、その人自身に心意気がなければ、語学を習得することは出来ないだろう。
8.その社員の心意気は評価したいところだが、心意気だけが空回りしていて、成果に結びついているようには思えなかった。
9.強豪校との対戦は勝ち目がない試合だからこそ、弱小チームとしての心意気をみせてやろうと皆で誓った。
10.メンバーは門外漢ばかりであったが、心意気のある者たちが集まっていたので、すぐにプロ並みになれるだろうと確信した。

この言葉がよく使われる場面としては、物事に積極的に取り組もうとする気構えのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「心意気」は目上の人に対してはあまり使わない言葉になります。

「心構え」の例文

1.再就職先を探す際に、どのような心構えでハローワークへ行けばいいかとても悩んでいます。
2.社会人としての心構えを身につけておけば、円滑な人間関係を築きやすくなります。
3.日本に住んでいる以上は、地震や台風などの災害に対する心構えと対策が必要だろう。
4.来月子供が生まれるので、親としての心構えをお母さんに教えてもらいました。
5.何度も遅刻してしまったので、上司から仕事に対する心構えがなっていないと叱られました。
6.まさか自分がプロジェクトリーダーに選ばれると思っておらず、何の心構えもしていなかったので頭が真っ白になった。
7.就職の面接ではおそらくどの学生も緊張していると思うが、面接官を務める側も緊張していて、相手の話を聞くときの心構えなど、事前に研修を受けていたりする。
8.毎日率先して掃除を行うとはいい心構えだ!その調子で頑張りたまえ。はい!ありがとうございます。
9.ビジネスマンの心構えについて一番大切なのは、丁寧なコミュニケーションを意識することに尽きるだろう。
10.教師は文科省のカリキュラムをこなすことばかりに注力するのではなく、生徒に学びの心構えを養うことを第一にせよ。

この言葉がよく使われる場面としては、物事に対処する心の準備のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「心構え」は目上の人に対しても使うことができる言葉です。

「心意気」と「心構え」はどちらも物事に取り組む意気込みのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、目上の人に対して使うのがあまり適していないので「心意気」、目上の人に対して使っても問題ないのが「心構え」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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