【続けざま】と【立て続け】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「続けざま」(読み方:つづけざま)と「立て続け」(読み方:たてつづけ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「続けざま」と「立て続け」という言葉は、どちらも続いて事が起こることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「続けざま」と「立て続け」の違い

「続けざま」と「立て続け」の意味の違い

「続けざま」と「立て続け」の違いを分かりやすく言うと、「続けざま」よりも「立て続け」の方が事が接近して起こっている場合に使うという違いです。

「続けざま」と「立て続け」の使い方の違い

一つ目の「続けざま」を使った分かりやすい例としては、「続けざまに得点が入りました」「踏切で事故が続けざまに起こりました」「彼は続けざまにお酒を飲みました」などがあります。

二つ目の「立て続け」を使った分かりやすい例としては、「立て続けの質問に疲れ果ててしまいました」「彼は立て続けに1時間も喋っていました」「私たちのチームは立て続けに勝利しました」「立て続けに泊まり客がありました」などがあります。

「続けざま」と「立て続け」の使い分け方

「続けざま」と「立て続け」はどちらも続いて事が起こることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「続けざま」よりも「立て続け」の方が事が接近して起こっている場合に使うと覚えておきましょう。

ただし、どのくらい接近しているかは個人の裁量によるものなので、明確な使い分けの基準はありません。

「続けざま」と「立て続け」の英語表記の違い

「続けざま」も「立て続け」も英語にすると「one after another」「in quick successionr」となり、例えば上記の「立て続けに泊まり客がありました」を英語にすると「We had one visitor after another coming to stay with us」となります。

「続けざま」の意味

「続けざま」とは

「続けざま」とは、物事が次々と起こることを意味しています。

「続けざま」の漢字表記

「続けざま」を漢字にすると、「続け様」と表記することができます。

表現方法は「続けざまにすみません」「続けざまに失礼いたします」

「続けざまにすみません」「続けざまに失礼いたします」「続けざまに申し訳ございません」「続けざまのご連絡」などが、「続けざま」を使った一般的な言い回しになります。

「続けざま」の使い方

「続けざま」を使った分かりやすい例としては、「続けざまに電話が何本も掛かってきました」「続けざまにパンチを浴びたせいでパンチドランカーになってしまいました」「彼は続けざまに煙草を吸いました」「続けざまにくしゃみをしました」などがあります。

「続けざま」は物事が次々と起こることを意味する名詞で、時間的に接近してすぐ次の事が続いて起こる場合に使います。

「続けざま」は日常生活やビジネスシーンなど、様々な場面で使うことができる言葉です。

「続けざま」はどれくらいか

「続けざま」はどれくらい連続で起った場合に使うのだろうと悩む人もいるかと思いますが、結論から言ってしまうと明確な定義はありません。したがって、個人の裁量にで決まると覚えておけば問題ないでしょう。

「続けざま」の類語

「続けざま」の類語・類義語としては、物事が途切れることなく続くことを意味する「引き続き」、関係のあることの一繋がりのことを意味する「一連」があります。

「立て続け」の意味

「立て続け」とは

「立て続け」とは、同じことや似たことが間を置かずに続けて行われることを意味しています。

表現方法は「立て続けにすみません」「立て続けに申し訳ありません」

「立て続けにすみません」「立て続けに申し訳ありません」「立て続けにありがとう」などが、「立て続け」を使った一般的な言い回しになります。

「立て続け」の使い方

「立て続け」を使った分かりやすい例としては、「兄と姉が立て続けに結婚しました」「立て続けの不幸に見舞われて心が病んでしまいました」「立て続けに歌ったせいで喉がカラカラです」「立て続けにゲームをプレイしたいので流石に疲れました」などがあります。

「立て続け」は同じことや似たことが間を置かずに続けて行われることを意味する名詞です。

「立て続け」は謝罪のフレーズとしてよく使われている

「立て続け」は「立て続けにすみません」「立て続けに申し訳ありません」などのように、謝罪のフレーズとしてビジネスシーンにおいてよく使われています。

「立て続け」はどれくらいか

「立て続け」はどれくらい連続で起った場合に使うのだろうと悩む人もいるかと思いますが、結論から言ってしまうと明確な定義はありません。したがって、個人の裁量にで決まると覚えておけば問題ないでしょう。

ただし、「立て続け」はどちからというとより接近して起こったり行われたりする場合に使うことが多い表現です。

「立て続け」の類語

「立て続け」の類語・類義語としては、切れ目なく続くことを意味する「連続」、重なり続くことを意味する「累次」などがあります。

「続けざま」の例文

1.彼は続けざまに欠勤をしていたのが原因で、解雇されました。
2.続けざまに得点を入れたことで、この試合の逆転に成功しました。
3.続けざまに崩落事故が発生したので、緊急で地盤の調査を行うことになりました。
4.飲み会の席でお酒を続けざまに飲んだせいで、二日酔いになってしまいました。
5.続けざまに咳が出るようになってしまったので、病院へ行くことにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が次々と起こることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「続けざま」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「立て続け」の例文

1.立て続けに地震が起こっているので、もっと大きな地震が来ないかビクビクしています。
2.この交差点で立て続けに事故が起きているので、標識をもっと見やすくすることにしました。
3.試合終了間際に立て続けにゴールを決めて、逆転に成功しました。
4.今大会は番狂わせが立て続けに起こり、ベスト8の時点で甲子園優勝経験高校が一つもありませんでした。
5.立て続けに台風が来たので、近所の川が氾濫してしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、同じことや似たことが間を置かずに続けて行われることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「立て続け」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「続けざま」と「立て続け」はどちらもを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「続けざま」よりも「立て続け」の方が事が接近して起こっている場合に使うと覚えておきましょう。

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