【win-win】と【win-win-win】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「win-win」(読み方:ウィンウィン)と「win-win-win」(読み方:ウィンウィンウィン)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「win-win」と「win-win-win」という言葉は、どちらも得することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「win-win」と「win-win-win」の違い

「win-win」と「win-win-win」の意味の違い

「win-win」と「win-win-win」の違いを分かりやすく言うと、「win-win」は双方が得する場合に使う、「win-win-win」は双方だけではなく第三者も得する場合に使うという違いです。

「win-win」と「win-win-win」の使い方の違い

一つ目の「win-win」を使った分かりやすい例としては、「日米が共に発展するwin-winの関係です」「win-winの契約でなければ先方も納得しないだろう」「win-winの関係を築ける職場環境を目指したいです」などがあります。

二つ目の「win-win-win」を使った分かりやすい例としては、「win-win-winの契約であれば問題ないだろう」「これは私たちにとってwin-win-winの関係です」「今回の取引は我々にもwin-win-winだろう」などがあります。

「win-win」と「win-win-win」の使い分け方

「win-win」と「win-win-win」はどちらも得することを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「win-win」は双方が上手くいっていることを意味しており、当事者同士が得する場合に使います。一方、「win-win-win」は双方だけではなく第三者にもメリットがあることを意味しており、当事者同士だけではなく、第三者が得する場合に使うと覚えておきましょう。

「win-win」と「win-win-win」の英語表記の違い

「win-win」と「win-win-win」自体が英語表現なので、そのまま使用して問題ありません。

「win-win」の意味

「win-win」とは

「win-win」とは、双方が上手くいっていることを意味しています。

「win-win」のカタカナ表記

「win-win」はカタカナで「ウィンウィン」と表記することも可能です。

「win-win」の使い方

「win-win」を使った分かりやすい例としては、「お互いの得意分野を生かしてwin-winの関係を作りましょう」「このプロジェクトは我々にとってwin-winな取り組みです」「ビジネスを長続きさせるのであればwin-winな取引が必要です」などがあります。

「win-win」は双方が上手くいっていることを意味する名詞です。

「win-win」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉ですが、近年では日常生活においても使われています。

「win-win」の注意点

「win-win」を使う上で注意しなければならないのは、ビジネスシーンでは使うことができるものの、比較的フォーマルな表現なので会議などのかしこまった場面で使うのはあまり適していないという点です。

もし、かしこまった場面で使いたいのであれば「お互いが満足いく結果になりました」などの言い換えるようにしましょう。

「win-win」の対義語

「win-win」の対義語・反対語としては喧嘩や議論などで双方ともかなりの痛手をこうむったまま結着をつけないことを意味する「痛み分け」があります。

「win-win」の類語

「win-win」の類語・類義語としては、相手に利益を与えて自分も相手から利益を得ることを意味する「ギブアンドテイク」、二つ以上のものが争うことなくともに生きともに栄えることを意味する「共存共栄」などがあります。

「win-win-win」の意味

「win-win-win」とは

「win-win-win」とは、双方だけではなく第三者にもメリットがあることを意味しています。

「win-win-win」のカタカナ表記

「win-win-win」はカタカナで「ウィンウィンウィン」と表記することも可能です。

「win-win-win」の使い方

「win-win-win」を使った分かりやすい例としては、「win-win-winの契約であれば先方も納得するだろう」「それぞれの強みを生かしてwin-win-winの関係を作りましょう」「皆で勉強することで理解が深まりwin-win-winです」などがあります。

「win-win-win」は双方だけではなく第三者にもメリットがあることを意味する言葉です。

「win-win-win」は双方が上手くいっていることを意味する「win-win」に「win」をさらに付け加えた言葉なので、当事者同士だけではなく、第三者が得する場合に使います。

例えば、とある2社だけが得する取引をした場合は「win-win」ですが、その2社だけではなく、地域住民などの第三者が得した場合は「win-win-win」を使います。

「win-win-win」は様々な場面で使える

「win-win-win」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉ですが、近年では日常生活においても使うことができると覚えておきましょう。

「win-win-win」の類語

「win-win-win」の類語・類義語としては、売り手と買い手がともに満足しまた社会貢献もできるのがよい商売であるということを意味する「三方良し」があります。

「win-win」の例文

1.この契約は弊社だけではなく御社にとってもwin-winになるでしょう。
2.関係を長続きさせるのは、win-winなことだと私は思っています。
3.彼らはwin-winの関係なので、上手く共存することができるのだろう。
4.win-winを前提に取引きを進めていけば、きっと成功するはずです。
5.日韓が共に発展するwin-winな関係なので、ワールドカップを2国同時開催することにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、双方が上手くいっていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「win-win」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「win-win-win」の例文

1.この取引は我々だけではなく、お客さんにも利益があるのでwin-win-winの事業だろう。
2.win-win-winの取引であれば、きっと長続きするはずだと思います。
3.2社だけではなく地域住民とwin-win-winの関係になる必要があるだろう。
4.このプロジェクトはwin-win-winな取り組みなのでぜひチャレンジしたいです。
5.この新サービスはwin-win-winの結果をもたらすので実現させたいです。

この言葉がよく使われる場面としては、双方だけではなく第三者にもメリットがあることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「win-win-win」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「win-win」と「win-win-win」はどちらも得することを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、双方が得する場合に使うのが「win-win」、双方だけではなく第三者も得する場合に使うのが「win-win-win」と覚えておきましょう。

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