【時期早尚】と【時期尚早】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「時期早尚」(読み方:じきそうしょう)と「時期尚早」(読み方:じきしょうそう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「時期早尚」と「時期尚早」は似ている言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。



時期早尚と時期尚早の違い

時期早尚は時期尚早の間違い

時期早尚と時期尚早の違いを分かりやすく言うと、時期早尚とは時期尚早の間違った使い方、時期尚早はその事を実行するにはまだ時が早すぎることです。

時期早尚は誤字

一般的には時期早尚という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、時期尚早のことを間違えて時期早尚を使っている人がほとんどです。

時期尚早は正しい日本語

正しい言葉である時期尚早を使った分かりやすい例としては、「会社を辞めるのを決断するには時期尚早です」「営業を再開するには時期尚早だろう」「まだ2ヶ月しか付き合ってないので結婚を決めるには時期尚早です」「彼が企業にするには時期尚早なはずだ」などがあります。

時期尚早という言葉はあっても、時期早尚という言葉は存在しません。同時に時期尚早という単語の意味について「その事を実行するにはまだ時が早すぎること」と覚えておきましょう。

時期尚早の英語表記

正しい言葉である時期尚早を英語にすると「It is too early」「It is premature」となり、例えば上記の「会社を辞めるのを決断するには時期尚早です」を英語にすると「It is too early to decide to leave the company」となります。

時期早尚の意味

時期早尚とは

時期早尚とは、時期尚早の間違った使われ方を意味しています。

時期早尚という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、時期尚早と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

時期早尚と時期尚早を間違える一番の理由としては、発音のしやすさがあります。声に出してみると、正しい言葉である「時期尚早」よりも、間違った言葉である「時期早尚」の方が言いやすく感じるからです。

早尚は誤字

また、時期早尚の「早尚」という言葉もないと覚えておきましょう。

時期早尚の時の字を使った別の言葉としては、すでに見通しがついていて近いうちにそうなることを意味する「時間の問題」、機会を上手く利用することを意味する「時機に投ずる」、時候に合わないことを意味する「時候外れ」などがあります。

時期尚早の意味

時期尚早とは

時期尚早とは、その事を実行するにはまだ時が早すぎることを意味しています。

時期尚早の使い方

時期尚早を使った分かりやすい例としては、「その決断を下すのは時期尚早ではないか」「彼が都知事になるには時期尚早だろう」「私が出した企画を時期尚早ということで却下された」「彼をスタメンで起用するのは時期尚早だろう」などがあります。

その他にも、「彼はまだ若いので引退を判断するには時期尚早ではないか」「入社したばかりの彼を評価するには時期尚早だろう」「この選択が本当に成功したのか判断するには時期尚早だ」などがあります。

時期尚早は四字熟語

時期尚早は、ある一定の期間という意味の「時期」とその事をすることがまだ早すぎる意味を持つ「尚早」が合わさってできた四字熟語になります。

尚早は時期尚早とほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、一般的に使われているのは時期尚早の方なので、そちらを使うようにしましょう。

時期尚早は、「その事を実行するにはまだ時が早すぎて上手く行かない」というニュアンスで使うことが多いため、ややマイナスイメージを持つ言葉になります。また、焦って物事を行っている人を説得して落ち着かせるために使うことも多いです。

表現方法は「時期尚早ではございますが」「時期尚早ではありますが」

「時期尚早ではございますが」「時期尚早ではありますが」などは、目上の人に対してよく使うフレーズになります。そのため、ビジネスシーンではこれらの表現を使うことが多いです。

時期尚早の対義語

時期尚早の対義語・反対語としては、絶好の機会に恵まれることを意味する「好機到来」、一番良い時が来たことを意味する「時機到来」、二度と来ないかもしれない恵まれた状態のことを意味する「千載一遇」などがあります。

時期尚早の類語

時期尚早の類語・類義語としては、十分に考えないで判断することを意味する「早計」があります。

時期尚早の早の字を使った別の言葉としては、まだ物事が十分に進行していない時期のことを意味する「早期」、よく聞いたり確かめたりしないうちに分かったつもりになることを意味する「早合点」、会社や学校を定刻より早く退出することを意味する「早退」などがあります。

時期早尚の例文

1.時期早尚という言葉は存在しないので、おそらく時期尚早の言い間違いだろう。
2.時期尚早という言葉はその事を実行するにはまだ時が早すぎることで、時期早尚という言葉はない。
3.時期早尚という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.緊急事態宣言解除は時期早尚ではいかという言葉を使う人はいるが、正しくは緊急事態宣言解除は時期尚早ではないかです。
5.判断するのは時期尚早ではないかという言葉はあるが、判断するのは時期早尚ではないかという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、時期尚早という言葉を間違えて時期早尚と表現している時などが挙げられます。

時期早尚という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、時期尚早を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

時期早尚という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、時期早尚ではなく、時期尚早と表現するのが正しい使い方です。

時期尚早の例文

1.新型コロナウイルスの感染拡大が再び始まってしまったので、経済活動の再開は時期尚早だったのではないか。
2.怪我から復帰するには時期尚早だとチームドクターから言われたので、まだまだリハビリの日々が続きそうだ。
3.新型コロナウイルスの感染拡大が続いてるので、プロサッカーリーグを再開するのは時期尚早だろう。
4.いつも問題を起こす社員がいるが、解雇の判断を下すのは時期尚早だ。
5.売り上げが安定していないので、他事業に参入するのは時期尚早なはずです。

この言葉がよく使われる場面としては、その事を実行するにはまだ時が早すぎることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、様々な場面で使うことができる言葉です。また、例文1や例文4のように、焦った早すぎた判断や決断に対して時期尚早という表現をよく使います。

時期早尚と時期尚早どちらを使うか迷った場合は、時期早尚は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の時期尚早を使うようにしましょう。

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