【ゆだるような暑さ】と【うだるような暑さ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「ゆだるような暑さ」(読み方:ゆだるようなあつさ)と「うだるような暑さ」(読み方:うだるようなあつさ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ゆだるような暑さ」と「うだるような暑さ」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「ゆだるような暑さ」と「うだるような暑さ」の違い

「ゆだるような暑さ」は「うだるような暑さ」の間違い

「ゆだるような暑さ」と「うだるような暑さ」の違いを分かりやすく言うと、「ゆだるような暑さ」とは「うだるような暑さ」の間違った使い方、「うだるような暑さ」とはあまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることです。

「ゆだるような暑さ」は誤字

一般的には「ゆだるような暑さ」という言葉は存在しません。読み方が似ていることから、「うだるような暑さ」のことを間違えて「ゆだるような暑さ」を使っている人がほとんどです。

「うだるような暑さ」は正しい日本語

正しい言葉である「うだるような暑さ」を使った分かりやすい例としては、「うだるような暑さの中で仕事をしています」「ここ最近はうだるような暑さですが体調を崩さないようご自愛ください」「うだるような暑さですので熱中症に気をつけましょう」などがあります。

「うだるような暑さ」という言葉はあっても、「ゆだるような暑さ」という言葉は存在しません。同時に「うだるような暑さ」という単語の意味について「あまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすること」と覚えておきましょう。

「うだるような暑さ」の英語表記

「うだるような暑さ」は日本語特有の表現なので、直訳した英語表記はありません。

「ゆだるような暑さ」の意味

「ゆだるような暑さ」とは

「ゆだるような暑さ」とは、「うだるような暑さ」の間違った使われ方です。

「ゆだるような暑さ」は間違った日本語

「ゆだるような暑さ」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「うだるような暑さ」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「ゆだるような暑さ」が間違っている理由

「ゆだるような暑さ」と「うだるような暑さ」を間違ってしまう理由としては、「ゆだる」と「うだる」の発音が似ているので、混同してしまっているのが原因です。正しい日本語は「うだるような暑さ」なので間違えないように注意しましょう。

ではなぜ「ゆだるような暑さ」が間違った言葉かというと、「ゆだる」と「うだる」の意味の違いです。

「ゆだる」と「うだる」はどちらも漢字にすると「茹る」と表記することが可能で似た言葉なのですが、微妙に意味が異なっています。

「ゆだる」は湯で十分熱せられることを意味しているので、「ジャガイモをゆだる」「卵をゆだる」などように、何かものを湯に熱する場合に使います。一方、「うだる」は暑さのためからだがぐったりすることを意味しています。

したがって、日差しが強くてあまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることの意味は、「うだる」を使用した「うだるような暑さ」が正しい日本語であると覚えておきましょう。

「うだるような暑さ」の意味

「うだるような暑さ」とは

「うだるような暑さ」とは、あまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることを意味しています。

「うだるような暑さ」の漢字表記

「うだるような暑さ」を漢字にすると、「茹だるような暑さ」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「うだるような暑さ」を使うようにしましょう。

「うだるような暑さ」の使い方

「うだるような暑さ」を使った分かりやすい例としては、「うだるような暑さですので体調には気をつけてください」「今日はうだるような暑さなので仕事が捗りません」「うだるような暑さが続いていますが夏バテなどはされていませんでしょうか」などがあります。

「うだるような暑さ」は暑さのためからだがぐったりすることを意味する「うだる」に、ある事物の性質や状態が他の事物に似ていることを意味する「ような」、気温の高いことを意味する「暑さ」が合わさり、あまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることの意味で使われている言葉です。

「うだるような暑さ」は兎に角暑い場合に使う言葉になります。

「うだるような暑さ」はどれくらいの暑さか

「うだるような暑さ」はどれくらいの暑さかというと、明確な定義はありません。したがって、個人の裁量に委ねるべき言葉であると覚えておきましょう。

「うだるような暑さ」の類語

「うだるような暑さ」の類語・類義語としては、激しい暑さのことを意味する「猛暑」、真夏の厳しい暑さのことを意味する「酷暑」、夏の暑さのことを意味する「暑気」などがあります。

「ゆだるような暑さ」の例文

1.「ゆだるような暑さ」という言葉は存在しないので、おそらく「うだるような暑さ」の言い間違いだろう。
2.「うだるような暑さ」という言葉はあまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることで、「ゆだるような暑さ」という言葉はない。
3.「ゆだるような暑さ」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.今年はゆだるような暑さが続いていますという言葉を使う人はいるが、正しくは今年はうだるような暑さが続いていますです。
5.外のうだるような暑さには耐えられませんという言葉はあるが、外のゆだるような暑さには耐えられませんという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「うだるような暑さ」という言葉を間違えて「ゆだるような暑さ」と表現している時などが挙げられます。

「ゆだるような暑さ」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「うだるような暑さ」を間違えて使っている可能性が高いです。

「ゆだるような暑さ」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「ゆだるような暑さ」ではなく、「うだるような暑さ」と表現するのが正しい使い方になります。

「うだるような暑さ」の例文

1.うだるような暑さが続いているので、体調を崩さないようご自愛ください。
2.うだるような暑さなので外出はせずに、家でゆっくりゲームをする予定です。
3.うだるような暑さなので、熱中症にならないように小まめに水分補給してください。
4.今年はうだるような暑さが1か月以上続いてるので、地球温暖化の影響を受けていると言えるだろう。
5.うだるような暑さの中で仕事をしていたので、体調を崩してしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、あまりの暑さに頭が茹で上がるような感じがすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「うだるような暑さ」はとても暑いことを表現する場合に使う言葉です。

「ゆだるような暑さ」と「うだるような暑さ」どちらを使うか迷った場合は、「ゆだるような暑さ」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「うだるような暑さ」を使うようにしましょう。

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