【プライバシーポリシー】と【サイトポリシー】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「プライバシーポリシー」と「サイトポリシー」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「プライバシーポリシー」と「サイトポリシー」という言葉は、「事前に定められた規範や規定」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




プライバシーポリシーとサイトポリシーの違い

プライバシーポリシーとサイトポリシーの意味の違い

プライバシーポリシーとサイトポリシーの違いを分かりやすく言うと、プライバシーポリシーは企業の個人情報取り扱いに関する規定を表現する時に使い、サイトポリシーはユーザーのサイト利用時の規定を表現する時に使うという違いです。

プライバシーポリシーとサイトポリシーの使い方の違い

一つ目のプライバシーポリシーを使った分かりやすい例としては、「このプライバシーポリシーに関する意見についての対応は迅速に行われた」「お客様の個人情報の取り扱いに関するプライバシーポリシーが掲載されている」などがあります。

二つ目のサイトポリシーを使った分かりやすい例としては、「当サイトポリシーは予告なしに変更または廃止される場合があります」「サイトポリシーはホームページの下部に記載されていることが多い」などがあります。

プライバシーポリシーとサイトポリシーの使い分け方

プライバシーポリシーとサイトポリシーはどちらも、事前に定められた規範や規定を表しますが、内容が若干異なります。

プライバシーポリシーは、企業が収集した個人情報をどう取り扱うのかを定めた規範を指す言葉です。特にインターネット上で収集したユーザーの個人データの扱い方について記載されており、利用規約として掲載されている場合もあります。

一方のサイトポリシーは、ウェブサイト運営者が前もって利用者に了承してもらいたい規定を指す言葉です。

つまり、プライバシーポリシーは企業の個人情報取り扱いに関する規定を表し、サイトポリシーはユーザーのサイト利用時の規定を表すという違いがあります。

プライバシーポリシーとサイトポリシーの英語表記の違い

プライバシーポリシーを英語にすると「privacy policy」となり、例えば上記の「このプライバシーポリシーに関する意見」を英語にすると「comments regarding this privacy policy」となります。

一方、サイトポリシーを英語にすると「site policy」「website policy」となり、例えば上記の「当サイトポリシー」を英語にすると「this site policy」となります。

プライバシーポリシーの意味

プライバシーポリシーとは

プライバシーポリシーとは、企業が収集した個人情報をどう取り扱うのかを定めた規範を意味しています。

プライバシーポリシーの使い方

プライバシーポリシーを使った分かりやすい例としては、「プライバシーポリシーで守られる個人情報は名前や電話番号だけでなく位置情報や通信履歴なども含まれることがある」「プライバシーポリシーに同意しなければ利用することができない」などがあります。

その他にも、「プライバシーポリシーにはデータの保管期間が明示されていることもある」「社のプライバシーポリシーは顧問弁護士との相談の上で作成していると聞いた」「プライバシーポリシーの雛形や作り方は調べることができる」などがあります。

プライバシーポリシーは英語で「privacy policy」と表記され、「個人情報保護方針」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、プライバシーポリシーという表現に並べて記載されることも多くあります。

プライバシーポリシーの特徴

具体的には、取り扱う個人情報についての定義や情報の利用目的が記載されており、第三者に対して情報を提供する場合や共同利用する場合は併せて明記されています。

プライバシーポリシーがないサイトもあり、作成する義務はありませんが、個人情報保護法によって、利用目的を通知または公表する義務が規定されているため、同意のないユーザーの個人情報の使用などの行為には罰金や罰則が課せられることもあります。

プライバシーポリシーの類語

プライバシーポリシーの類語・類義語としては、ユーザーのブラウザに保存される情報を取得および利用することに関する規定を意味する「クッキーポリシー」などがあります。

サイトポリシーの意味

サイトポリシーとは

サイトポリシーとは、ウェブサイト運営者が前もって利用者に了承してもらいたい規定を意味しています。

サイトポリシーの使い方

サイトポリシーを使った分かりやすい例としては、「サイトポリシーと利用規約の違いが分かっていない」「ホームページサイトポリシーはトップページの下部にリンクが貼られている」などがあります。

その他にも、「本サイトを利用される場合にはサイトポリシーに同意したものとみなされる」「サイトポリシーの作成方法に関してあらかじめ調べておく」「サイトポリシーと規約に関して改めて確認しておかなければならない」などがあります。

サイトポリシーは英語で「site policy」「website policy」と表記され、「ウェブサイト」を意味する「site」「website」と「方策」「やり方」を意味する「policy」と組み合わせた言葉です。

著作権、商標、免責事項、運営方針などウェブサイト利用者に前もって知らせておきたいことが記載されています。サイトポリシーに違反した場合、ネットワーク上でブロックされる可能性もあります。

サイトポリシーの類語

サイトポリシーの類語・類義語としては、ホームページの利用条件やホームページにおける取引やサービスに関する条件などを示すものを意味する「サイト規約」などがあります。

プライバシーポリシーの例文

1.プライバシーポリシーに記載していない目的で個人情報を利用する場合は事前に確認および許可が必要となる。
2.プライバシーポリシーは必ずしも作成する義務はないが、損失を生む前に作ってしまうのは手だと思っている。
3.ポップアップとしてプライバシーポリシーに同意するか否か尋ねてくれるサイトもある。
4.企業のプライバシーポリシーは斜め読み程度しかしたことはないが、大体長いからと読まない人も多いのだろうと思う。
5.プライバシーポリシーの雛形を使うのはいいが、きちんと我々の目的に合うように修正をしなければならない。

この言葉がよく使われる場面としては、企業が収集した個人情報をどう取り扱うのかを定めた規範を意味する時などが挙げられます。

氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどはもちろん、ウェブサイトの利用履歴や位置情報なども個人情報に該当します。

サイトポリシーの例文

1.サイトポリシーの必要性やプライバシーポリシーの重要性が記載されている記事を読む機会があった。
2.サイトポリシーは利用者として事前に確認しておかなければならないが、文章を読まない人も多いだろう。
3.サイトにアクセスした時にサイトポリシーを確認するためのリンクが表示され、同意するか否かのチェックボックスも表示される。
4.サイトポリシーと利用規約についての案内ページがどこにあるのか分かりにくいため、ウェブデザイナーに相談することにした。
5.本サイトポリシーは予告なく変更される場合がございます、と記載されている。

この言葉がよく使われる場面としては、ウェブサイト運営者が前もって利用者に了承してもらいたい規定を意味する時などが挙げられます。

記載されている規定を守るのは企業側ではなく、ユーザー側となります。

プライバシーポリシーとサイトポリシーは、どちらも「事前に定められた規範や規定」を表します。

どちらを使うか迷った場合は、企業の個人情報取り扱いに関する規定を表す場合は「プライバシーポリシー」を、ユーザーのサイト利用時の規定を表す場合は「サイトポリシー」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター