【市販薬】と【処方薬】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「市販薬」(読み方:しはんやく)と「処方薬」(読み方:しょほうやく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「市販薬」と「処方薬」という言葉は、どちらも「病気を治療するための薬」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




市販薬と処方薬の違い

市販薬と処方薬の意味の違い

市販薬と処方薬の違いを分かりやすく言うと、市販薬とは処方箋なしで購入できる薬、処方薬とは処方箋なしでは購入できない薬という違いです。

市販薬と処方薬の使い方の違い

一つ目の市販薬を使った分かりやすい例としては、「ドラッグストアで買った市販薬を服用する」「カロナールの代わりになる市販薬はどれですか」「市販薬のオーバードーズは社会問題になっています」などがあります。

二つ目の処方薬を使った分かりやすい例としては、「処方薬を受け取りに行く」「スマートフォンから処方薬を注文する」「処方薬の患者負担を増やす方向で検討が進んでいます」「処方薬のネット販売を一部解禁する」などがあります。

市販薬と処方薬の使い分け方

市販薬と処方薬という言葉は、どちらも人間や動物の疾病を治療したり予防したりする薬品を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

市販薬とは、医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できる薬です。幅広い症状に対応するため、複数の有効成分が配合されていることが多く、比較的穏やかな効き目で副作用も少なくなっています。

処方箋とは、医師の診断と処方箋が必要な薬で、薬局で調剤してもらいます。特定の症状や疾患に効果的な成分が配合されており、市販薬よりも効果が強く副作用のリスクもあります。処方薬の販売や譲渡は、薬機法(旧称;薬事法)で厳しく規制されています。

つまり、市販薬とは処方箋なしに買える薬であり、処方薬とは処方箋に基づいて買う薬です。また、市販薬より処方薬の方が効き目が強いことも、二つの言葉の違いになります。

市販薬と処方薬の英語表記の違い

市販薬を英語にすると「over-the-counter drug」「OTC」となり、例えば上記の「市販薬を服用する」を英語にすると「take an over-the-counter drug」となります。

一方、処方薬を英語にすると「prescribed drug」「ethical medicine」となり、例えば上記の「処方薬を受け取りに行く」を英語にすると「Pick up my prescribed drug」となります。

市販薬の意味

市販薬とは

市販薬とは、医薬品のうち、処方箋がなくても薬局などで購入できる薬の総称を意味しています。

市販薬の使い方

市販薬を使った分かりやすい例としては、「市販薬のなかでも風邪薬はよく売れています」「市販薬の咳止めは薬箱に常備しています」「喉の痛みには炎症を抑える成分が配合された市販薬が効果的です」などがあります。

その他にも、「抗生物質の市販薬はありますか」「花粉症なら市販薬だけで十分対処できます」「市販薬でも人にあげることはやめましょう」「バス旅行の前に吐き気止めの市販薬を買いました」などがあります。

市販薬の読み方

市販薬の読み方は「しはんやく」です。誤って「しはんぐすり」などと読まないようにしましょう。

市販薬の特徴

市販薬の「市販」は、ふつうの市場や商店で販売することを表します。病気の治療や予防に用いられる薬剤を表す「薬」と結びつき、市販薬とは、医師の処方なしに薬局やドラッグストアなどで購入できる薬を意味します。「OTC医薬品」とも呼ばれています。

市販薬には、一般用医薬品と要指導医薬品があります。一般用医薬品は、医薬品のうち効能がマイルドで薬剤師等から情報提供を受け、処方箋なしで買うことが出来るものです。一方の要指導医薬品は、医療用医薬品から一般用医薬品に移行したばかりで、薬剤師による情報提供が義務付けられています。

市販薬の対義語

市販薬の対義語・反対語としては、医師の診察に基づいて処方箋で発行される薬を意味する「処方薬」などがあります。

市販薬の類語

市販薬の類語・類義語としては、医師の処方箋がなくても薬局で合法的に買える医薬品を意味する「OTC医薬品」、医薬品のうち医師の処方箋がなくても薬局などで自由に買える薬を意味する「大衆薬」などがあります。

処方薬の意味

処方薬とは

処方薬とは、医薬品のうち、医師の処方に従って病院の薬局や院外の調剤薬局が患者に提供する薬を意味しています。

処方薬の使い方

処方薬を使った分かりやすい例としては、「処方薬には咳止めも入っていました」「ダイエット目的で処方薬の不正転売が横行しています」「処方薬の副作用が出た場合はすぐに病院にご連絡ください」などがあります。

その他にも、「使用期限切れの処方薬を処分する」「処方薬を人にあげるは絶対にやめましょう」「処方薬事典で効能や副作用を調べる」「処方薬は原則として消費税がかかりません」「処方薬のオンライン販売に参入する」などがあります。

処方薬の読み方

処方薬の読み方は「しょほうやく」です。誤って「しょほうぐすり」などと読まないようにしましょう。

処方薬の「処方」は、医師が病気に応じて薬を配合することを表します。処方薬とは、「医療用医薬品」とも言い、医師の診察と処方箋に基づいて薬剤師が調剤する医薬品を意味します。効果が高い薬ですが、副作用のリスクも伴います。

表現方法は「処方薬依存症」

処方薬を用いた日本語には「処方薬依存症」があります。処方薬依存症とは、医師から処方される薬の服用量が増えることによってもたらされる薬物依存症状のことです。複数の医療機関や診療科を受診して薬を処方されるうちに、過剰摂取から乱用につながることも多くあります。

処方薬の対義語

処方薬の対義語・反対語としては、医師の処方箋がなくても購入できる医薬品を意味する「市販薬」などがあります。

処方薬の類語

処方薬の類語・類義語としては、使用目的に合わせて薬物を調製したものを意味する「薬剤」、毒薬に次いで薬理作用の激しい薬物を意味する「劇薬」、販売時に薬剤師による対面での情報提供や指導が義務付けられた医薬品を意味する「要指導医薬品」などがあります。

市販薬の例文

1.風邪の症状におすすめの市販薬を、薬剤師の友人に教えてもらいました。
2.今回処方された薬より、いつも飲んでいる市販薬の方が効くような気がしています。
3.市販薬と処方薬の効き目は違うので、重症であれば病院で処方箋を出してもらってください。
4.病院で処方される薬と市販薬、どちらが安いかは一概には言えません。
5.市販薬と処方薬の飲み合わせは、自己判断で行わないようにしてください。

この言葉がよく使われる場面としては、医師の処方箋がなくても購入できる薬を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、市販薬という言葉は、処方薬と対比して使用されることが多くなっています。

処方薬の例文

1.もし処方薬が余ったら、薬局の薬剤師に相談することをおすすめします。
2.もったいない気もしますが、使用期限を過ぎた処方薬は捨てるようにしています。
3.持病でもらっている処方薬の名前と効能は、説明書を見なくても言えるようになりました。
4.風邪の処方薬ランキングに、良く飲んでいる薬がランクインしています。
5.インターネットで検索すれば、簡単に処方薬の効能を調べることができます。

この言葉がよく使われる場面としては、医師の指示によって服用する医薬品を表現したい時などが挙げられます。

例文5にある「処方薬の効能」とは、医師に処方された薬の有効成分が持つ、病気の症状を改善あるいは予防する効果のことです。

市販薬と処方薬という言葉は、どちらも「医薬品」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、処方箋なしで買える医薬品を表現したい時は「市販薬」を、処方箋なしでは買えない医薬品を表現したい時は「処方薬」を使うようにしましょう。

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