【アクセサリー】と【ジュエリー】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「アクセサリー」と「ジュエリー」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「アクセサリー」と「ジュエリー」という言葉は、「装身具」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




アクセサリーとジュエリーの違い

アクセサリーとジュエリーの意味の違い

アクセサリーとジュエリーの違いを分かりやすく言うと、アクセサリーは素材を問わない装飾品を表現する時に使い、ジュエリーは貴金属などを用いた宝飾品を表現する時に使うという違いです。

アクセサリーとジュエリーの使い方の違い

一つ目のアクセサリーを使った分かりやすい例としては、「小さなアクセサリーはなくしてしまうことが多い」「アクセサリーの中でもピアスが一番好きだ」「新しいパソコンを買うにあたってアクセサリーも揃えていきたい」などがあります。

二つ目のジュエリーを使った分かりやすい例としては、「ジュエリーショップに彼女と一緒に週末出掛けることになった」「今後のことを考えるとジュエリーは一つ手元に置いておいた方がいいのだろう」「妹はジュエリーに興味がないらしい」などがあります。

アクセサリーとジュエリーの使い分け方

アクセサリーとジュエリーはどちらも、装身具を表す言葉ですが、特徴が若干異なります。

アクセサリーは、衣服を引き立てるための装身具の類を指し、使われる素材に制限はありません。その他にも、本体以外の付属品や別売りされている関連商品を表す言葉としても使われています。

一方のジュエリーは、貴金属や宝石類を加工した装身具を指し、使う素材に制限があります。そのため、宝石が用いられていないものでも、貴金属で作られているものはジュエリーとされています。

つまり、アクセサリーは素材を問わない装飾品を指し、ジュエリーは貴金属などを用いた宝飾品を指すという違いがあります。

アクセサリーとジュエリーの英語表記の違い

アクセサリーを英語にすると「accessory」となり、例えば上記の「小さなアクセサリー」を英語にすると「small accessories」となります。

一方、ジュエリーを英語にすると「jewelry」となり、例えば上記の「ジュエリーショップ」を英語にすると「jewelry shop」となります。

アクセサリーの意味

アクセサリーとは

アクセサリーとは、衣服を引き立てるための装身具の類を意味しています。

その他にも、本体以外の付属品や別売りされている関連商品を意味する言葉として使われています。

アクセサリーの使い方

「アクセサリーをじゃらじゃらさせて学校に行くなんて何を考えているのだろう」「アクセサリーを落としてしまった」「アクセサリーの一部が取れてしまったことに気が付かなかった」などの文中で使われているアクセサリーは、「装飾品」の意味で使われています。

一方、「パソコンアクセサリーの中で重宝しているものを尋ねられた」「デジカメのアクセサリーとしてケースやストラップはあって損がない」などの文中で使われているアクセサリーは、「付属品」の意味で使われています。

アクセサリーは英語で「accessory」と表記され、「服飾品」「装身具」「付属品」といった意味を持ちます。日本語でも同じように用いられ、「アクセ」と省略して表現されることもあります。

表現方法は「パソコンアクセサリー」「デジカメのアクセサリー」

その他にも、上記例文の「パソコンアクセサリー」「デジカメのアクセサリー」などのように、「本体以外の付属品」「別売りされている関連商品」を指す言葉としても用いられています。

アクセサリーの類語

アクセサリーの類語・類義語としては、身に帯びるものや腰に下げるものを意味する「佩物」、身につける器具や化粧の道具を意味する「装具」、標準仕様の他に取り付けられる部品や装置を意味する「オプション」などがあります。

ジュエリーの意味

ジュエリーとは

ジュエリーとは、貴金属や宝石類を加工した装身具を意味しています。

ジュエリーの使い方

ジュエリーを使った分かりやすい例としては、「18金のファインジュエリーを貰っても使いどころに困るだろう」「10金程度のライトジュエリーは普段使いもできると聞いた」「ジュエリーは自分の結婚式で身につけた以来だ」などがあります。

その他にも、「宝石のはまっていない結婚指輪も貴金属が用いられていれば立派なジュエリーと言える」「ジュエリーボックスには子どものおもちゃの指輪が今は収められている」「ジュエリーショップに男一人で入るのは緊張する」などがあります。

ジュエリーは英語で「jewelry」「jewellery」と表記され、「宝石類」「宝石を用いて作られた装身具類」といった意味を持つ言葉です。「ジュエル」という語も宝石を意味しますが、ジュエルの集合体が「ジュエリー」であり、区別されています。

ジュエリーの特徴

装身具には、卑金属を用いたものや模造された宝石を用いるものも多くありますが、これらはアクセサリーと呼ばれ、ジュエリーは貴金属や天然宝石を用いているのが特徴とされています。

さらに、上質な純度の高い宝石をあしらった高価な装飾品を「ファインジュエリー」とし、純度が若干低い宝石をあしらった比較的安価な装飾品を「ライトジュエリー」とが区別されています。

ジュエリーの類語

ジュエリーの類語・類義語としては、美しさや豪華さを追求するための装飾品や飾りを意味する「オーナメント」、飾りや装飾を意味する「デコレーション」などがあります。

アクセサリーの例文

1.普段家事をする関係で手や手首にアクセサリーを着けることはないが、おめかしをする時は着けている。
2.お気に入りのコーディネートに合うアクセサリーがなかなか見つからなかったが、ようやく運命の出会いを果たせた。
3.子ども用のおもちゃのアクセサリーをプレゼントされただけでも当時は嬉しかった。
4.カメラ用のアクセサリーには三脚などもあるが、三脚を持ち運んで撮影したことが一度もない。
5.おすすめのPCアクセサリーに関する動画は多く、いくつもの動画を参考にさせてもらっている。

この言葉がよく使われる場面としては、衣服を引き立てるための装身具の類を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、「本体以外の付属品」「別売りされている関連商品」を意味する言葉としても使われています。

ジュエリーの例文

1.純度の低いジュエリーだったのか、金属アレルギーが起こってしまった。
2.ジュエリーの三大ブランドとされている、ティファニー、カルティエ、ブルガリはよく見る名前だ。
3.婚約指輪にはどんなものがあるのか参考にするために近くのジュエリーショップに足を運んだ。
4.ジュエリーコーディネーターの資格があると聞いて、今は様々な資格があるのだなと感じた。
5.ジュエリーケースにイヤリングが多く収められているが、自分の耳は二つしかないためどれを着けるかいつも悩んでいる。

この言葉がよく使われる場面としては、貴金属や宝石類を加工した装身具を意味する時などが挙げられます。

どの例文のジュエリーも、卑金属を用いたものや模造された宝石は用いられていないのが特徴です。

アクセサリーとジュエリーは、どちらも「装身具」を表します。どちらを使うか迷った場合は、素材を問わない装飾品を表す場合は「アクセサリー」を、貴金属などを用いた宝飾品を表す場合は「ジュエリー」を使うと覚えておけば間違いありません。

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