【化粧水】と【美容液】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「化粧水」(読み方:けしょうすい)と「美容液」(読み方:びようえき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「化粧水」と「美容液」という言葉は、どちらも「基礎化粧品」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




化粧水と美容液の違い

化粧水と美容液の意味の違い

化粧水と美容液の違いを分かりやすく言うと、化粧水とは肌に水分を与える基礎化粧品 美容液とは肌に特定の美容成分を与える基礎化粧品という違いです。

化粧水と美容液の使い方の違い

一つ目の化粧水を使った分かりやすい例としては、「乾燥肌なので保湿ローションは欠かせません」「話題の化粧水を店頭で試す」「美白と保湿を両立した薬用化粧水を使っています」「化粧水の使い方をイラスト付きで教えます」などがあります。

二つ目の美容液を使った分かりやすい例としては、「美顔器を使って美容液を肌に浸透させる」「メンズ美容液を夫にプレゼントしました」「導入美容液の効果が実感できません」「オイル美容液の使い心地が気に入ってます」などがあります。

化粧水と美容液の使い分け方

化粧水と美容液という言葉は、どちらも肌の土台を整えるスキンケア製品を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

化粧水とは、洗顔後の肌に水分を補給する液状の化粧品です。使い方は、手のひらやコットンに適量をとり、肌を摩擦しないようになじませます。肌の水分と油分のバランスを整える働きがあり、次に使用する美容液やクリームなどのなじみを良くする効果もあります。

美容液とは、特定の高濃度美容成分が配合された基礎化粧品です。シミ、シワ、ニキビ、乾燥、毛穴などの肌悩みに特化した効果を持つ成分が濃縮されています。洗顔後、化粧水で肌を整えた後に美容液を塗ります。その後、乳液とクリームをつけるのが基本的な順番です。

つまり、化粧水とは肌に水分を補って整える化粧品であり、美容液とは特定の美容液を配合した美容液です。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

化粧水と美容液の英語表記の違い

化粧水を英語にすると「skin lotion」「toilet water」「skin toner」となり、例えば上記の「保湿ローション」を英語にすると「hydrating lotion」となります。

一方、美容液を英語にすると「essence」「serum」「beauty lotion」となり、例えば上記の「美容液を肌に浸透させる」を英語にすると「let the serum absorb into the skin」となります。

化粧水の意味

化粧水とは

化粧水とは、皮膚に栄養を与え、滑らかにするために用いる液状の化粧品を意味しています。

化粧水の使い方

化粧水を使った分かりやすい例としては、「乾燥肌におすすめの化粧水はありますか」「化粧水に含まれる成分にこだわる」「化粧水のクチコミランキングをチェックする」「ドクダミエキスを配合した化粧水を使っています」などがあります。

その他にも、「いつも化粧水の後に乳液を塗ります」「化粧水にも使用期限があります」「化粧水スプレーを顔に吹きかける」「プチプラ化粧水をたっぷり使う」「メンズにおすすめの化粧水を教えてもらった」などがあります。

化粧水の読み方

化粧水の読み方は「けしょうすい」の他に「けしょうみず」とも読みますが、「けしょうみず」と読むと意味が変わるので注意してください。

化粧水とは、肌の調子を整える基礎化粧品の一つであり、皮膚表面に適度な潤いを与え、不要の角質を除き、肌を柔らかく滑らかに清潔に保つ働きがあるものです。アルカリ性化粧水と酸性化粧水とに大別されます。

表現方法は「収れん化粧水」

化粧品を用いた日本語には「収れん化粧水」があります。収れん化粧水とは、収れん作用を引き起こす酸性化粧水のことです。皮脂や毛穴が気になる肌を引き締める効果があり、さっぱりとした使用感が特徴です。

化粧水の類語

化粧水の類語・類義語としては、皮膚に水分と油分を与えるための乳状の化粧品を意味する「乳液」、健康で美しい肌を保つために基礎化粧品などを用いて肌の手入れをすることを意味する「スキンケア」、化粧水や乳液など液状の化粧品を意味する「ローション」などがあります。

美容液の意味

美容液とは

美容液とは、肌の調子を整えるために用いる基礎化粧品の一つ、ビタミンCやコラーゲンなどの美容成分を含ませた液状の化粧品を意味しています。

美容液の使い方

美容液を使った分かりやすい例としては、「毛穴を目立たなくする美容液はありますか」「美白美容液ファンデが発売されました」「美容液は肌質に合わせて使うことをおすすめします」「正しい美容液の順番を教えてもらいました」などがあります。

その他にも、「美容液のタイミングは化粧水の後です」「美容液ファンデーションを使い始めました」「美容液の売れ筋ランキングをチェックする」「お気に入りのプチプラ美容液を紹介します」などがあります。

美容液とは、皮膚を整えるための基礎化粧品の一つで、コラーゲンやヒアルロン酸など肌によいとされる有効成分がたっぷり配合されているため少量で効果があります。基礎化粧品の中でも注目され、いろいろな種類の商品が登場しています。

表現方法は「ブースター美容液」

美容液を用いた日本語には「ブースター美容液」があります。ブースター美容液とは、洗顔後すぐの肌に使うことで、その後に使用する基礎化粧品の浸透をよくする美容液です。「導入美容液」とも呼ばれています。

美容液の類語

美容液の類語・類義語としては、凝乳状の基礎化粧料を意味する「クリーム」、化粧水や美容液がたっぷり染み込んだ顔型のシートを意味する「シートマスク」、本来は芳香をもった油状の植物からの抽出物を意味する「エッセンス」などがあります。

化粧水の例文

1.化粧水の使い方は自己流になりがちですが、商品に記載されている適量を守るようにしてください。
2.ハトムギ成分が入っている収れん化粧水を、10年以上も愛用しています。
3.デパートの美容部員に、おすすめのメンズ化粧水を案内してもらいました。
4.ドラッグストアで買える本当にいい化粧水を、ランキング形式で紹介します。
5.美容雑誌で紹介されていたプチプラ化粧水を、早速ネット通販で買いました。

この言葉がよく使われる場面としては、洗顔後に肌に水分を補給して潤いを与えるスキンケア用品を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「メンズ化粧水」とは、男性用の化粧水を意味します。皮脂分泌が活発でテカリやすい男性の肌に合わせたさっぱりタイプが基本です。

美容液の例文

1.美容マニアの友人に、毛穴ケアにおすすめの美白美容液を教えてもらいました。
2.美容液の説明書きを読んで、タイミングを間違えていたことに気付きました。
3.プチプラ美容液ランキングから、香りの良いものを選んで買いました。
4.美容液をつける順番を間違うと、効果が半減してしまうので気を付けてください。
5.50代におすすめの美容液ランキングを見ると、気軽に買えない高価なものばかりでした。

この言葉がよく使われる場面としては、特定の肌悩みに特化した美容成分を凝縮して配合した基礎化粧品を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「美白美容液」とは、美白有効成分を配合した美容液のことであり、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを予防する働きがあります。

化粧水と美容液という言葉は、どちらも「基礎化粧品」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、肌に水分を与える化粧品を表現したい時は「化粧水」を、特定の美容成分を与える化粧品を表現したい時は「美容液」を使うようにしましょう。

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