【とんちんかん】と【ちんぷんかんぷん】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」という言葉は、どちらも理解に関する否定的な状態のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」の違い

「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」の違いを分かりやすく言うと、「とんちんかん」は見当違いでかみ合っていない状態を指すこと、「ちんぷんかんぷん」はまったく理解できない状態を指すことという違いです。

一つ目の「とんちんかん」を使った分かりやすい例としては、「真面目な相談をしているのに彼はとんちんかんな答えを返してきた」「会議で質問に対してとんちんかんな発言が続き場がざわついた」「話の流れとまったく関係のないとんちんかんな意見が出てきた」などがあります。

二つ目の「ちんぷんかんぷん」を使った分かりやすい例としては、「専門用語ばかりで説明を聞いてもちんぷんかんぷんだった」「初めて触れる分野なので資料を読んでもちんぷんかんぷんだ」「外国語でまくしたてられて何を言っているのかちんぷんかんぷんだった」などがあります。

「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」はどちらも理解に関する否定的な状態のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「とんちんかん」は「質問に対してとんちんかんな返事をする」のように、話がかみ合わず、見当違いである場合に使う言葉になります。内容は理解している可能性があっても、答えや行動が的外れである点が特徴です。

一方、「ちんぷんかんぷん」は「説明を受けても内容がちんぷんかんぷんだ」のように、そもそも意味や内容が理解できない場合に使う言葉です。話がかみ合わないというより、自分の理解が追いついていない状態を表します。

つまり、見当違いでかみ合っていない状態を指すのが「とんちんかん」、まったく理解できない状態を指すのが「ちんぷんかんぷん」と覚えておきましょう。

「とんちんかん」を英語にすると「off the mark」「irrelevant」「talking at cross purposes」となり、例えば「彼の返事はとんちんかんだった」を英語にすると「His reply was completely off the mark」となります。

一方、「ちんぷんかんぷん」を英語にすると「incomprehensible」「gibberish」「It makes no sense」となり、例えば「専門用語ばかりでちんぷんかんぷんだった」を英語にすると「It was full of technical terms and completely incomprehensible」となります。

「とんちんかん」の意味

「とんちんかん」とは、見当違いであることを意味しています。

「とんちんかん」を漢字にすると「頓珍漢」と表記することができます。

「とんちんかんな発言」「とんちんかんな返事」「とんちんかんすぎる」「とんちんかんな人」などが、「とんちんかん」を使った一般的な言い回しになります。

「とんちんかん」を使った分かりやすい例としては、「質問の意図とずれたとんちんかんな答えが返ってきました」「真面目な議論の最中にとんちんかんな発言をしてしまいました」「話の流れを無視したとんちんかんな意見には皆が戸惑っていました」などがあります。

「とんちんかん」は、話の筋や状況に合っておらず、見当違いでかみ合っていない様子を意味しており、ややマイナスなイメージで使われる言葉です。

ただし、強い批判性はなく、場合によっては軽い冗談や親しみを込めて使われることもあります。そのため、相手との関係性や場面に応じて使い分ける必要があります。

「とんちんかん」の由来は、鍛冶屋などで金属を打つときの音を表す擬音語「トン・チン・カン」から来ているとされています。

本来は調子よく一定のリズムで響く音を表す言葉でしたが、そこから転じて、音や調子がそろわずちぐはぐな様子を指すようになりました。さらに意味が広がり、会話や行動がかみ合っていない状態を表す言葉として使われるようになったのです。

「とんちんかん」の類語・類義語としては、物事の見当が外れていることを意味する「見当違い」、話がかみ合わないことを意味する「的外れ」、話の筋が通っていないことを意味する「支離滅裂」などがあります。

「ちんぷんかんぷん」の意味

「ちんぷんかんぷん」とは、何を言っているかわからないことばやそれを話す人のことを意味しています。

「話がちんぷんかんぷん」「説明がちんぷんかんぷん」「内容がちんぷんかんぷん」などが、「ちんぷんかんぷん」を使った一般的な言い回しになります。

「ちんぷんかんぷん」を使った分かりやすい例としては、「専門用語ばかりで説明がちんぷんかんぷんだった」「初めて聞く分野なので話がちんぷんかんぷんです」「早口で説明されて内容がちんぷんかんぷんになってしまいました」などがあります。

「ちんぷんかんぷん」は、話や文章の内容がまったく理解できない様子を意味する言葉です。品詞としては主に形容動詞的に用いられ、「ちんぷんかんぷんだ」「ちんぷんかんぷんです」のように述語として使われます。また、「ちんぷんかんぷんで困る」のように副詞的に使われることもあります。

「ちんぷんかんぷん」は、話し手自身が理解できない状態を表す場合に使われることが多いのが特徴です。そのため、相手の発言を直接否定するというよりも、「自分には理解できない」という立場を示す柔らかい言い回しとして用いられることが一般的になります。

また、日常会話でよく使われる口語的な表現であり、ややくだけた印象を与えます。ビジネスシーンなどの改まった場面では、「理解できない」「意味不明だ」などの表現に言い換えられることが多いです。

「ちんぷんかんぷん」の類語・類義語としては、意味が分からないことを表す「意味不明」、話の筋が通っていないことを意味する「支離滅裂」、理解できない様子を表す「不可解」などがあります。

「とんちんかん」の例文

1.真剣に進路の相談をしているのに、とんちんかんな答えが返ってきて少し戸惑いました。
2.会議で核心を問われたのに、とんちんかんな発言をしてしまい反省しています。
3.天気の話をしているのに突然映画の話題になり、とんちんかんな流れになりました。
4.ダイエットの話をしていたのに、おすすめのラーメン店を力説され、とんちんかんなことを言われて思わず笑ってしまいました。
5.彼は質問の意図を取り違えて、とんちんかんな説明を続けてしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、見当違いであることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「とんちんかん」は見当違いでかみ合っていない状態を指す時に使う言葉です。

「ちんぷんかんぷん」の例文

1.専門用語ばかりの説明で、正直なところちんぷんかんぷんでした。
2.野球の細かいルールを説明されましたが、初心者の私にはちんぷんかんぷんです。
3.初めて触れる分野の資料なので、読んでもちんぷんかんぷんです。
4.数式が並ぶ講義を聞きましたが、内容はちんぷんかんぷんでした。
5.若者言葉で盛り上がる会話に入ったものの、内容はちんぷんかんぷんで相づちだけ打っていました。

この言葉がよく使われる場面としては、何を言っているかわからないことばやそれを話す人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ちんぷんかんぷん」はまったく理解できない状態を指す時に使う言葉です。

「とんちんかん」と「ちんぷんかんぷん」はどちらも理解に関する否定的な状態のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、見当違いでかみ合っていない状態を指すのが「とんちんかん」、まったく理解できない状態を指すのが「ちんぷんかんぷん」と覚えておきましょう。

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