似た意味を持つ「どうってことない」と「大したことない」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「どうってことない」と「大したことない」という言葉は、どちらも気にするほどではないという感覚を表すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「どうってことない」と「大したことない」の違い
「どうってことない」と「大したことない」の違いを分かりやすく言うと、「どうってことない」は気にするほどではないという感覚を表すこと、「大したことない」は重要性や程度が小さいことを表すことという違いです。
一つ目の「どうってことない」を使った分かりやすい例としては、「転んでしまいましたがどうってことないので心配しないでください」「少し失敗しましたが私にとってはどうってことない出来事でした」「彼は批判されてもどうってことないという顔をしていました」などがあります。
二つ目の「大したことない」を使った分かりやすい例としては、「けがはしましたが大したことないそうなので安心しました」「この問題は大したことない内容なので、すぐに解決できると思います」「結果は大したことないものだったので、あまり気にしていません」などがあります。
「どうってことない」と「大したことない」はどちらも物事が重要ではないことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「どうってことない」は「少しくらいの失敗はどうってことないと思っています」のように、出来事に対して気にする必要がないことや、精神的に問題に感じていないことを表す言葉になります。話し手の気持ちや態度を表す場合に使われることが多く、比較的くだけた口語的な表現です。
一方、「大したことない」は「このミスは大したことないので心配する必要はありません」のように、出来事や状況の重要性や程度が小さいことを客観的に表す言葉です。怪我や問題の深刻さ、成果の大きさなどを評価する場面で使われることが多い表現になります。
つまり、気にするほどではないという感覚を表すのが「どうってことない」、重要性や程度が小さいことを表すのが「大したことない」と覚えておきましょう。
「どうってことない」を英語にすると「nothing to worry about」「no big deal」となり、例えば「転んでしまいましたがどうってことないので心配しないでください」を英語にすると「I fell down, but it’s nothing to worry about, so please don’t worry」となります。
一方、「大したことない」を英語にすると「not a big deal」「nothing serious」「not much」となり、例えば「けがはしましたが大したことないそうなので安心しました」を英語にすると「I heard the injury is not serious, so I felt relieved」となります。
「どうってことない」の意味
「どうってことない」とは、特に不都合や支障がないことを意味しています。
「どうってことない失敗」「どうってことない出来事」「どうってことない問題」などが、「どうってことない」を使った一般的な言い回しになります。
「どうってことない」を使った分かりやすい例としては、「少しくらいの失敗ならどうってことないので気にしないでください」「転んでしまいましたがどうってことないので大丈夫です」「最初は不安でしたがやってみるとどうってことない作業でした」などがあります。
「どうってことない」は、出来事や状況について気にするほどではないこと、深刻に考える必要がないことを表す表現です。簡単に言うならば、「大げさに心配したり気にしたりする必要はない状態」を指します。
「どうってことない」の特徴は、出来事そのものの重大さよりも、それに対する話し手の気持ちや受け止め方を表す点にあります。たとえば、「失敗したが気にしていない」「少し困ったが問題だと思っていない」といった、精神的な余裕や軽い受け止め方を示す場合に使われます。
また、「どうってことない」は比較的くだけた口語的な表現で、日常会話でよく使われる言葉です。そのため、深刻な問題を評価するというよりも、「たいしたことではない」「気にするほどではない」という気持ちを伝える場面で用いられることが多い表現です。
例えば「小さなミスならどうってことない」と言うと、失敗があっても過度に心配する必要はないという前向きなニュアンスが伝わります。このように、「どうってことない」は出来事を軽く受け止める気持ちや態度を表す表現だと覚えておきましょう。
「どうってことない」の類語・類義語としては、心配する必要がないことを意味する「問題ない」などがあります。
「大したことない」の意味
「大したことない」とは、物事や出来事などについて特筆するほど価値や重要性がないことを意味しています。
「大したことない問題」「大したことないけが」「大したことないミス」などが、「大したことない」を使った一般的な言い回しになります。
「大したことない」を使った分かりやすい例としては、「転んでしまいましたが医者によると大したことないけがだそうです」「このトラブルは大したことない問題なので、すぐに解決できるでしょう」「少し失敗しましたが結果に大きな影響はなく、大したことないミスでした」などがあります。
「大したことない」は、物事の程度や重要性がそれほど大きくないこと、深刻な問題ではないことを表す表現です。簡単に言うならば、「心配したり大きく扱ったりするほどではない状態」を指します。
「大したことない」の特徴は、出来事や状況の程度を客観的に評価して、それほど重大ではないと判断する点にあります。たとえば、「けがの程度が軽い」「問題の規模が小さい」「結果がそれほど大きくない」といった場面で使われます。
また、「大したことない」は日常会話から説明的な文章まで幅広く使われる表現で、怪我の状態や問題の深刻さ、結果の大小などを冷静に評価する時に用いられることが多い言葉です。
例えば「この程度のミスは大したことない」と言うと、その失敗が大きな問題ではないと客観的に判断していることが伝わります。このように、「大したことない」は物事の重要性や程度が小さいことを示す表現だと覚えておきましょう。
「大したことない」の類語・類義語としては、問題にするほどではないことを意味する「些細」、重大ではないことを表す「軽微」、それほど重要ではないことを意味する「取るに足らない」などがあります。
「どうってことない」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、特に不都合や支障がないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「どうってことない」は気にするほどではないという感覚を表す時に使う言葉です。
「大したことない」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、物事や出来事などについて特筆するほど価値や重要性がないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「大したことない」は重要性や程度が小さいことを表す時に使う言葉です。
「どうってことない」と「大したことない」はどちらも気にするほどではないという感覚を表します。
どちらの言葉を使うか迷った場合、気にするほどではないという感覚を表すのが「どうってことない」、重要性や程度が小さいことを表すのが「大したことない」と覚えておきましょう。