【甲斐甲斐しい】と【まめまめしい】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「甲斐甲斐しい」(読み方:かいがいしい)と「まめまめしい」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」という言葉は、どちらもよく働くことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の違い

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の意味の違い

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の違いを分かりやすく言うと、「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」はよく働くことや真面目という意味は同じですが、「甲斐甲斐しい」は効果がはっきり現れることや頼り甲斐あることの意味も持っているという違いです。

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の使い方の違い

一つ目の「甲斐甲斐しい」を使った分かりやすい例としては、「彼女はいつも甲斐甲斐しく働いている」「甲斐甲斐しく世話を焼いている」「彼女のエプロン姿は甲斐甲斐しい」「甲斐甲斐しい女性はモテる」「彼女は甲斐甲斐しく働く」などがあります。

二つ目の「まめまめしい」を使った分かりやすい例としては、「彼はまめまめしく働いている」「まめまめしい毎日を過ごしている」「専業主婦なのでまめまめしく掃除しています」「風邪を引いた弟にまめまめしく看病した」「彼はまめまめしく努めてくれた」などがあります。

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の使い分け方

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」は、よく働くことや真面目というほぼ似た意味を持つ言葉になります。あえて違いを挙げるならば、「甲斐甲斐しい」には効果がはっきりと現れること、物事が期待通りになること、頼り甲斐があるという意味を持っていることです。

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」の英語表記の違い

「甲斐甲斐しい」を英語にすると「diligent」「brisk」となり、例えば上記の「彼女は甲斐甲斐しく働く」を英語にすると「She works diligently」となります。

一方、「まめまめしい」を英語にすると「faithful」「diligent」「hardworking」となり、例えば上記の「彼はまめまめしく努めてくれた」を英語にすると「He was very faithful in her service」となります。

「甲斐甲斐しい」の意味

「甲斐甲斐しい」とは

「甲斐甲斐しい」とは、動作などの手際がよくきびきびしていることを意味しています。その他にも、骨身を惜しまず仕事に打ち込むこと、効果がはっきり現れること、頼り甲斐があることの意味でも使われています。

表現方法は「甲斐甲斐しい女性」「甲斐甲斐しく世話をする」「甲斐甲斐しく世話を焼く」

「甲斐甲斐しい女性」「甲斐甲斐しく世話をする」「甲斐甲斐しく世話を焼く」などが、甲斐甲斐しいを使った一般的な言い回しです。

「甲斐甲斐しい」の使い方

「甲斐甲斐しい」を使った分かりやすい例としては、「彼は若いのに甲斐甲斐しく働く」「彼女は祖母を甲斐甲斐しく看病する」「私の妻は甲斐甲斐しいです」「彼の甲斐甲斐しい姿に惚れて告白しました」「甲斐甲斐しい女性に恋をした」などがあります。

「甲斐甲斐しい」の由来

「甲斐甲斐しい」の由来は諸説あります。

一つ目は、戦国時代に武田信玄が守護を務めていた甲斐の国は働き者がとても多く、一生懸命働く人を甲斐の国の人のようだという意味で使うようになり、「甲斐甲斐しい」となった説です。甲斐の国とは、現代で言うと山梨県になります。また、この説が一番有力とされています。

二つ目は、効果があるという「甲斐」という言葉を2回繰り返し、やればやるほど効果が出るというニュアンスが転じて、骨身を惜しまず仕事に打ち込むという意味で使われるようになった説です。

「甲斐甲斐しい」は男性にでも女性にでも使える

「甲斐甲斐しい」は老若男女問わず誰に対しても使える言葉ですが、男性と女性では「甲斐甲斐しい」と呼ばれる人の特徴に違いがあります。男性に使う場合は仕事でとても気が効いたり、家事や子育てに協力的でとても頼り甲斐がある人に使います。

一方、女性に対して使う場合は、とても気が利く優しい人や、家事全般をこなしてくれる世話上手な人に使うことが多いです。

「甲斐甲斐しい」は基本的にプラスのイメージを持つ言葉ですが、たまに世話焼きすぎるに対しての嫌味として、「甲斐甲斐しい」を使う人もいます。

「甲斐甲斐しい」の類語

「甲斐甲斐しい」の類語・類義語としては、男らしいことを意味する「雄々しい」、きりっと引き締まっているいることを意味する「凛凛しい」(読み方:りりしい)、恐れず困難や危険に立ち向かって行くことを意味する「勇ましい」などがあります。

「まめまめしい」の意味

「まめまめしい」とは

「まめまめしい」とは、骨惜しみせずよく働くことを意味しています。その他にも、真面目であること、日常向きであることの意味も持っています。

「まめまめしい」の使い方

「まめまめしい」を使った分かりやすい例としては、「彼女はまめまめしく働く人です」「彼が部長に対してまめまめしいのは以前通りである」「母親を大切にしてまめまめしく世話しています」「まめまめしく仕事をしていたので昇進の話がきた」などがあります。

「まめまめしい」という言葉はあまり使われないのですが、正月お節に出てくる黒豆は、「まめまめしい」という意味が込められています。この黒豆には、1年を通してまめ(真面目)に働きまめ(健康的)二つの豆で、まめまめしく暮らせるようにと願いを込めたものです。

「まめまめしい」の漢字表記

「まめまめしい」は漢字で表記すると、「忠実忠実しい」とすることができますが、当て字のため一般的には使われていません。

「まめまめしい」の類語

「まめまめしい」の類語・類義語としては、せっせと休みなく励むことを意味する「営営たる」、真心を込めてよく務めることを意味する「忠実」、労を惜しまないでよく働くことを意味する「小忠実」(読み方:こまめ)などがあります。

「甲斐甲斐しい」の例文

1.あんな風に甲斐甲斐しく面倒を見てくれる奥さんがいるなんて、あなたは幸せ者だよ。
2.身寄りの居ないおじいちゃんの孫代わりになろうとして、甲斐甲斐しく話を聞いている。
3.彼の職場に忘れ物を届けにいったら、甲斐甲斐しい姿を見ることができました。
4.このお店は仲の良い老夫婦が、甲斐甲斐しく客の世話を焼いています。
5.うちの旦那は甲斐甲斐しいので、結婚して良かったと思っています。
6.私の実家は食堂で、小さい頃から母が甲斐甲斐しく働く姿を見ていたせいか、生き生きと働く女性が私の好みとなった。
7.甲斐甲斐しい看病のおかげで、保護された野良猫はすっかり元気を取り戻した。
8.おふくろは甲斐甲斐しく世話を焼くのが好きで、今でも私のことを子供扱いすることさえある。
9.普段はパッとしない彼だが仕事のときには人が変わったように甲斐甲斐しく働いている姿を見ると惚れ惚れしてしまう。
10.彼女は一流のマッサージ師であり、甲斐甲斐しく全身を揉みほぐす姿は目を見張るものがある。

この言葉がよく使われる場面としては、動作などの手際がよくきびきびしていることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、骨身を惜しまず仕事に打ち込むこと、効果がはっきり現れること、頼り甲斐があることを表現したい時にも使います。

上記の例文のように、プラスのイメージで使われることが多い言葉です。

「まめまめしい」の例文

1.彼女が私の服についたほこりをまめまめしく払ってくれおかげで、新品同様に綺麗だ。
2.私はまめまめしく働くのが性に合っているので、このスタイルを貫き通します。
3.私の部下はアリのようにまめまめしく働くので、今度ご飯でも奢ってあげよう。
4.日本人の性格にはまめまめしいという言葉が一番似合っています。
5.大会前に怪我をしてしまった彼の気を落とさせまいとして、まめまめしく看病をしている。
6.人間、まめまめしいだけが取り柄というのは寂しいものだ。時にはハメを外してみるのもいい経験になるのではないだろうか。
7.長年まめまめしく働いた姿勢が評価されたのか、社内表彰され、金一封まで頂戴してしまった。
8.妻との出会いは同僚時代に、体調を崩した私をまめまめしく看病してくれたことがきっかけで、その後交際を経て今に至る。
9.私はまめまめしい姉とは正反対にのんびりして無精な性格なのでいつも母親から叱られていた。
10.歴史に残るリーダーの活躍は、その背後にいるまめまめしく仕える部下たちの存在があってこそだ。

この言葉がよく使われる場面としては、骨惜しみせずよく働くことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、真面目であること、日常向きであることを表現したい時にも使います。

上記の例文のように、プラスのイメージで使われることが多い言葉です。

「甲斐甲斐しい」と「まめまめしい」どちらを使うか迷った場合は、効果がはっきりと現れること、物事が期待通りになること、頼り甲斐があることを表現したい時は「甲斐甲斐しい」を使うようにしましょう。また、よく働くことや真面目の意味で使う場合はどちらを使っても問題ありません。

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