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【信条】と【信念】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「信条」(読み方:しんじょう)と「信念」(読み方:しんねん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「信条」と「信念」という言葉は、どちらもを自分が正しいと信じているものを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




信条と信念の違い

信条と信念の意味の違い

信条と信念の違いを分かりやすく言うと、信条は自分が正しいと信じている事柄であり、信念は自分が正しいと信じている考えであるという違いです。

信条と信念の使い方の違い

一つ目の信条を使った分かりやすい例としては、「信条の自由を保障する条文」「直観を大事にすることが私の信条だ」「信条に反することはしたくない」「思想信条に反するとして業務命令」「リーダーが持つべき信条」などがあります。

二つ目の信念を使った分かりやすい例としては、「ゆるぎない信念がある」「自分の気持ちに正直になるという信念を持つ」「反対されようと信念を貫く」「生涯の信念をみつける」「信念にもとづいた行動」「信念を貫き通すのは困難だ」などがあります。

信条と信念という言葉は、日常生活やビジネスシーンなど幅広い場面で使われており、とても馴染みのある言葉なはずです。就職活動における面接などで「あなたの信条や信念を教えてください」などと聞かれることもあります。

信条と信念という言葉は、どちらも自分が正しいと信じているものを表しているのですが、信条とは自分が正しいと信じて守っている事柄や行動のルールを意味しており、信念は自分が正しいと信じている考えを意味しています。

例えば上記の「直観を大事にすることが私の信条だ」とは直観を大事にする行動のルールを表しており、信条を信念に置き換えることはできません。一方、「ゆるぎない信念を持つ」とは自分が正しいと思う確固たる考えを表しており、信念を信条に置き換えることはできません。

信条と信念の英語表記の違い

信条を英語にすると「creed」「principles」となり、例えば上記の「信条の自由」を英語にすると「freedom of creed」となります。一方、信念を英語にすると「belief」「conviction」となり、例えば上記の「ゆるぎない信念」を英語にすると「settled convictions」となります。

信条の意味

信条とは

信条とは、堅く信じて守っている事柄を意味しています。

表現方法は「信条に反する」「信条を持つ」「信条とする」

「信条に反する」「信条を持つ」「信条とする」などが、信条を使った一般的な表現方法です。

信条の使い方

信条を使った分かりやすい例としては、「誰にでも親切にすることが私の信条だ」「一期一会を生活信条としている」「主義信条の合致」「政治的信条を持つ人」「誰しも自分なりの信条を持っている」などがあります。

その他にも、「安全の最優先を信条とする」「内心説と信条説」「思想信条による差別はあってはならない」「相手の信条に敬意をはらう」「使徒信条はキリスト教における基本信条のひとつ」などがあります。

信条とは、自分が正しいと信じて守っている事柄や行動のルールを意味しています。自分が判断する時や行動する時の基準となります。上記の例にある「誰にでも親切にすることが私の信条だ」とは、誰にでも親切にすることが正しいと信じて守っている事柄を表しています。

「生活信条」の意味

信条という言葉を用いた日本語には、「生活信条」があり、生活していくうえで意識している、正価値判断のための基準という意味があります。例えば、生活リズムを大切にしていて早寝早起きを実践している人は「早寝早起きが生活信条だ」と言えます。

信条の類語

信条の類語・類義語としては、心に思い浮かべることを意味する「思想」、物事を進めるうえでたよりとなるものを意味する「指針」、他人の意見に左右されない自身の意見を意味する「定見」(読み方:ていけん)などがあります。

信条の条の字を使った別の言葉としては、物事の筋道を意味する「条理」、いくつかに分けた一つ一つの条項を意味する「箇条」、柳の枝を意味する「柳条」(読み方:りゅうじょう)などがあります。

信念の意味

信念とは

信念とは、正しいと信じる自分の考えを意味しています。

表現方法は「信念を持つ」「信念を見つける」「強い信念」

「信念を持つ」「信念を見つける」「強い信念」などが、信念を使った一般的な表現方法です。

信念の使い方

信念を使った分かりやすい例としては、「信念を持つことで困難を乗り越えてきた」「信念さえあれば人間に不可能はない」「信念のある強い女性」「信念なしで事業は興せない」「苦しい闘病生活を支える信念」などがあります。

その他にも、「何事も諦めないのが私の信念だ」「自らの信念を生き抜いた人」「信念が成功へ導く鍵だ」「強い信念の下に多くの事業をなし遂げた」「確固たる信念を持つ」などがあります。

信念とは、自分が正しいと信じる考えを意味しています。生きていくうえでの価値観に関わる、自分が何を正しいと信じるかの考えを表します。上記の例にある「何事もあきらめないのが私の信念だ」とは、生きていくうえで諦めないことが正しいと信じている考えを表します。

「信念を貫く」の意味

信念という言葉を用いた日本語には、「信念を貫く」があり、自分が正しいと信じている考えを変えることなく保ち続けるいう意味があります。たとえ周りに反対されようと信念を変えないという強い意志を表しています。

信念の対義語

信念の対義語・反対語としては、疑わしい気持ちを意味する「疑念」(読み方:ぎねん)などがあります。

信念の類語

信念の類語・類義語としては、こうあるべきだという根本の考えを意味する「理念」、持ちつづけている考えや方針を意味する「主義」、ある一つのことを思いつめる心を意味する「執念」(読み方:しゅうねん)などがあります。

信念の念の字を使った別の言葉としては、気にかかって不安に思うことを意味する「懸念」、うっかり忘れることを意味する「失念」、物事の概括的な意味内容を意味する「概念」などがあります。

信条の例文

1.ゆるぎない自分の信条を持つことがリーダーには大切だと思う。
2.彼は宗教的信条に反するという理由で、給食の牛乳も絶対に飲まないそうだ。
3.集団生活の中で個人のの信念や信条を貫くのは難しい。
4.政治信条としては、行政は弱い人のために相互扶助していくべきものでだと考える
5.他人の意見をすぐに否定しないことが私の信条です。
6.彼は誰に対しても差別をしないのが信条なのだろうと思えるくらいどの国の人に対しても分け隔てなく自然体で接している。
7.出産後は子どもの事第一を信条に暮らしてきたが、子どもも大きくなりそろそろ信条を新たにしてもいい頃だ。
8.政治信条が違ったとしても、互いの一致点を探ることは出来るはずだ。
9.直観を大事にすることが私の信条だが、今回は私が間違っていたようだ。
10.いたずらに人をからかうのは私の信条に反するので、彼らと行動を共にすることはありませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、堅く信じて守っている事柄を表現したい時などが挙げられます。

信条とは、自分が正しいと信じて守っている事柄や行動のルールを意味しています。例文2で使われている「宗教的信条」とは、自分が信じている宗教に関することで固く守っている事柄を表しています。

信念の例文

1.「ブレない人」とは、信念はしっかりあるが、考え方や方法手段を躊躇なく変えられる人であると思う。
2.彼女は決して嘘はつかない、という信念の人です。
3.何があっても自分の信念を貫くという人間と、大切なものを守る為に自我を捨てるという人間がいる。
4.他人の目を気にしすぎず、自分は自分という信念を持ちましょう。
5.相手が自分より弱いと分かっていても、いつでも全力で戦うという信念をみせる試合だ。
6.日本を良くしたいという確固たる信念を持った政治家は、いまどれくらいいるのだろうか。
7.教師それぞれに信念があるのはわかるが、生徒にとってはそれが困惑の原因となっていることは理解してほしい。
8.彼らの言うことに従うのもよし、己の信念を貫くもよし、最終的には自分で決めれば良い。
9.私の行動には批判もあるかもしれないが、あくまで信念に基づく行動であるので後悔はしていない。
10.会社の経営危機によって、社長は自らの信念を貫けるかどうかの正念場であった。

この言葉がよく使われる場面としては、正しいと信じる自分の考えを表現したい時などが挙げられます。

信念とは、生きていくうえでの価値観に関わる、自分が正しいと信じる考えを意味しています。例文2で使われている信念は、嘘をつかないことが正しいと信じている考えを表しています。

信条と信念という言葉はどちらも人生の中ので数えきれないほど、使ったり聞いたりする言葉なはずです。

とても似ている意味を持つ言葉ですが、信条は正しいと堅く信じて守っている事柄であり、信念は自分が正しいと信じている考えであるという違いを意識して、使い分けると良いでしょう。

言葉の使い方の例文
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