【ご交誼】と【ご厚誼】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ごこうぎ」という読み方の「ご交誼」と「ご厚誼」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご交誼」と「ご厚誼」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「ご交誼」と「ご厚誼」の違い

「ご交誼」と「ご厚誼」の意味の違い

「ご交誼」と「ご厚誼」の違いを分かりやすく言うと、「ご交誼」とは同等の人に対して使う、「ご厚誼」とは目上の人に対して使うという違いです。

「ご交誼」と「ご厚誼」の使い方の違い

一つ目の「ご交誼」を使った分かりやすい例としては、「ご交誼賜わりわすようよろしくお願い申し上げます」「ご交誼を賜った方々に感謝いたします」「明くる年も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます」「彼と交誼を結ぶ」などがあります。

二つ目の「ご厚誼」を使った分かりやすい例としては、「ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」「平素は格別なご厚誼にあずかり厚く御礼申し上げます」「ご厚誼のほどお願い申し上げます」「ご厚誼に感謝いたします」などがあります。

「ご交誼」と「ご厚誼」の使い分け方

「ご交誼」と「ご厚誼」は同音の言葉ですが、使う対象が違うので注意が必要です。

「ご交誼」は、友人や同僚などの立場が対等の人に使うのに対して、「ご厚誼」は、上司や恩師などの目上の人に対して使うというのが違いになります。目上の人に対して、「ご交誼」を使うと失礼にあたるので使わないようにしましょう。

「ご交誼」と「ご厚誼」の英語表記の違い

「ご交誼」を英語にすると「friendship」となり、例えば上記の「交誼を結ぶ」を英語にすると「Form a friendship with a person」となります。

一方、「ご厚誼」を英語にすると「kindness」となり、例えば上記の「ご厚誼に感謝いたします」を英語にすると「Thank you for your kindness」となります。

「ご交誼」の意味

「ご交誼」とは

「ご交誼」とは、心からの親しい付き合いのことを意味しています。

「ご交誼」の使い方

「ご交誼」を使った分かりやすい例としては、「今後も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます」「来年もこれまで通りのご交誼をよろしくお願いいたします」「二十年間のご交誼に感謝しています」などがあります。

「ご交誼」は目上の人には使えない

「ご交誼」は、心からの親しい付き合いのことを意味していますが、友人や同僚などの同等の立場の人に対してのみ使う言葉になります。

「ご交誼」を目上の人に対して使うのは失礼にあたるので絶対に使わないようにしましょう。また、「交誼」という名詞に尊敬を表わす接頭語の「ご」をつけた敬語表現になります。

「来年もこれまで通りのご交誼をよろしくお願いいたします」のように、年賀状などで使うことが多い言葉です。

表現方法は「ご交誼を賜る」「ご交誼のほど」「ご交誼にあずかる」

「ご交誼を賜る」「ご交誼のほど」「ご交誼にあずかる」「ご交誼いただいている」などが、「ご交誼」を使った一般的な言い回しになります。

「ご交誼」の類語

「ご交誼」の類語・類義語としては、友人としての親しい交わりのことを意味する「友好」、他人との付き合いのことを意味する「人付き合い」、人と人とが互いに付き合うことを意味する「交際」、人と親しく交際することを意味する「交遊」などがあります。

「ご交誼」の交の字を使った別の言葉としては、人と人が親しく交わることを意味する「交会」(読み方:きょうかい)、心が通じ合うことを意味する「交感」、人と接することを意味する「交接」、交際を絶つことを意味する「絶交」などがあります。

「ご厚誼」の意味

「ご厚誼」とは

「ご厚誼」とは、日頃からお世話になっていることに感謝することを意味しています。

「ご厚誼」の使い方

「ご厚誼」を使った分かりやすい例としては、「平素は格別のご厚誼を賜り厚く御礼申し上げます」「昨年と変わらぬご厚誼の程お願い申し上げます」「昨年中はひとかたならぬご厚誼にあずかり、深く感謝申し上げます」などがあります。

「ご厚誼」は目上の人に使える

「ご厚誼」は、日頃からお世話になっていることに感謝することを意味していますが、上司や恩師など目上の立場の人に対して使う言葉になります。また、「厚誼」という名詞に尊敬を表わす接頭語の「ご」をつけた敬語表現です。

「ご厚誼」は主に、ビジネスシーン、スピーチ、訃報などで使われています。

表現方法は「ご厚誼を賜りますよう」「ご厚誼のほど」「ご厚誼に預かる」

「ご厚誼を賜りますよう」「ご厚誼のほど」「ご厚誼に預かる」「生前のご厚誼」などが、「ご厚誼」を使った一般的な言い回しになります。

「ご厚誼」の類語

「ご厚誼」の類語・類義語としては、親しく付き合うことを意味する「親交」、他人を敬ってその心配りを言うことを意味する「ご高配」、目上の人の心からの深い思い遣りの気持ちのことを意味する「ご厚情」などがあります。

「ご厚誼」の誼の字を使った別の言葉としては、親しい付き合いのことを意味する「誼み」(読み方:よしみ)、報いなければならない義理の恩のことを意味する「恩誼」、心のこもった付き合いのことを意味する「好誼」、並々ならぬ深い思いやりのことを意味する「高誼」などがあります。

「ご交誼」の例文

1.来年も変わらぬご交誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
2.本年中に賜りましたご交誼に感謝いたしますとともに、明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。
3.こちらのお菓子は、ご交誼いただいている山田さんから頂いたものです。
4.生前のご交誼に対し、故人に代わりまして心より御礼申し上げます。
5.先日は、ご交誼賜わりまして大変ありがとうございました。
6.商店街の人達とは昔からご交誼があり、前を通るたびにお互い挨拶しあったり、時には売れ残りのおかずなんかを頂くこともあった。
7.結婚して姓が変わることになりましたが、今後とも変わらぬご交誼のほど宜しくお願いいたします。
8.会社の同志から平素から格別のご交誼にあずかり大変感謝をしておりますとの格式張ったお礼状をいただいた。
9.我が社が貴社とのご交誼を絶やさずいられるのはひとえに社員の皆様に尽力のお陰でございます。
10.戦地で戦友に助けてもらった彼は、戦後になって戦友を死ぬまで支え続け、戦友の子供ともご交誼を保たれたそうだ。

この言葉がよく使われる場面としては、心からの親しい付き合いのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、対等の立場の人に対しての年賀状や喪中はがきなどで、頻繁に使われている言葉になります。

「ご厚誼」の例文

1.本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。
2.今後ともご厚誼を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
3.故人に代わりまして生前のご厚誼に対し御礼申し上げます。
4.ご厚誼にあずかるという言葉はあるが、ご厚誼に預かるという言葉はない。
5.この度は部長に就任いたしました。今後とも倍旧のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
6.来月末で退職の運びとなりましたが、在職中のご厚誼に対しましては、心より御礼申し上げます。
7.佐藤様には日頃からお世話になっておりますのでこのまま素通りすることはご厚誼にもとると考えまして、この度お邪魔した次第でございます。
8.先生は学生時代お世話になった私の恩師で、いつか先生の心からのご厚誼に十二分に報いたいと思っておりました。
9.「今後共、変わらぬご厚誼のほどよろしくお願いします。」とあちこち挨拶するのを欠かさないので彼は目上の者によく目をかけてもらっているようだ。
10.わたしがこうして議員活動ができるのもの、秘書時代に先生のご厚誼があったからでありまして、改めて深く感謝の意を表明いたします。

この言葉がよく使われる場面としては、日頃からお世話になっていることに感謝することを表現したい時などが挙げられます。

例文4のような、「ご厚誼にあずかる」という言葉はよく使われる言い回しですが、「あずかる」を漢字で表記するのは一般的ではありません。もし「あずかる」を漢字にしたい場合は、「預かる」ではなく「与る」にすると覚えておきましょう。

「ご交誼」と「ご厚誼」どちらを使うか迷った場合は、友人や同僚などの対等な立場の人に対しては「ご交誼」を、上司や恩師などの目上の人に対しては「ご厚誼」を使うと覚えておきましょう。

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