【徳を積む】と【善を積む】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「徳を積む」(読み方:とくをつむ)と「善を積む」(読み方:ぜんをつむ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「徳を積む」と「善を積む」という言葉は、どちらも良い行いをすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「徳を積む」と「善を積む」の違い

「徳を積む」と「善を積む」の意味の違い

「徳を積む」と「善を積む」の違いを分かりやすく言うと、「徳を積む」は良い行いを重ねること、「善を積む」は単発的に良い行いをすることという違いです。

「徳を積む」と「善を積む」の使い方の違い

一つ目の「徳を積む」を使った分かりやすい例としては、「ボランティア活動を行って徳を積む」「一日一回人助けをして徳を積む」「徳を積むことで良い人生を歩めるはずだ」「落とし物を届けることで徳を積む」などがあります。

二つ目の「善を積む」を使った分かりやすい例としては、「老人に席を譲って善を積むことにしました」「落ちているゴミを拾って善を積む」「善を積むことができたので今日は気分が良いです」「人助けをしたので善を積むことができたはずですなどがあります。

「徳を積む」と「善を積む」の使い分け方

「徳を積む」と「善を積む」はどちらも良い行いをすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるのが注意が必要です。

「徳を積む」は良い行いを重ねることを意味しており、銀行預金のようにだんだんと蓄積するというニュアンスで使います。

一方、「善を積む」は良い行いをすることを意味しており、電車で老人に席を譲るなどのような、単発的な行為に対して使うというのが違いです。

「徳を積む」と「善を積む」の英語表記の違い

「徳を積む」も「善を積む」も英語にすると「accumulate good karma」「cultivate virtue」となります。

「徳を積む」の意味

「徳を積む」とは

「徳を積む」とは、良い行いを重ねることを意味しています。

「徳を積む」の使い方

「徳を積む」を使った分かりやすい例としては、「徳を積むことで良いことが起こるのは間違いない」「他人にプレゼントすることで徳を積む」「笑顔を絶やさないことで徳を積むことができるらしい」「徳を積むために会社のトイレ掃除を続けています」などがあります。

「徳を積む」は立派な行いや品性のことを意味する「徳」に、重ねてすることをすることを意味する「積む」が合わさり、良い行いを重ねることの意味で使われている言葉です。

「徳を積む」のイメージとしては、何度も善行をすることによって、銀行預金のように徳が蓄積していくという感じになります。

ではなぜみんな「徳を積む」行動をするのかというと、この世の中では良い行いをすると、後に良い行いが返ってくるという思想を持つ人々がいるからです。

「徳を積む」ための行い

「徳を積む」ための行いの例を挙げると、ボランティア活動、ゴミ拾い、笑顔絶やさない、席を譲る、道で困っている人を助ける、寄付をする、人に何かを教える、物を大切にする、他人の幸せを願うなどが挙げられます。

「徳を積む」の類語

「徳を積む」の類語・類義語としては、道義にかなった行いを重ねることを意味する「徳行を積む」、美しい徳を重ねることを意味する「美徳」などがあります。

「善を積む」の意味

「善を積む」とは

「善を積む」とは、良い行いをすることを意味しています。

「善を積む」の読み方

著作の読み方は「ぜんをつむ」です。誤って「せんをつむ」「よをつむ」などと読まないようにしましょう。

「善を積む」の使い方

「善を積む」を使った分かりやすい例としては、「善を積むのは見返りを求めてやるものでありません」「ゴミ拾いをして善を積む」「善を積むことはそう簡単ではありません」「相手を褒める言葉を言って善を積む」などがあります。

「善を積む」は道義にかなっていることを意味する「善」に、重ねてすることをすることを意味する「積む」が合わさり、良い行いをすることの意味で使われている言葉です。

「善を積む」人助けやボランティア活動など、良いといわれる行いを単発的にする場合に使います。そのため、良いいわれる行いを繰り返し行う「徳を積む」とは使い分けるようにしましょう。

「善を積む」は基本的にプラスのイメージでのみ使われている言葉です。そのため、マイナスのイメージでは使いません。

「善を積む」ための行い

「善を積む」ための行いの例を挙げると、ボランティア活動、ゴミ拾い、笑顔絶やさない、席を譲る、道で困っている人を助ける、寄付をする、人に何かを教える、物を大切にする、他人の幸せを願うなどが挙げられます。

「善を積む」の類語

「善を積む」の類語・類義語としては、道徳にかなった行為を重ねることを意味する「善行を積む」があります。

「徳を積む」の例文

1.私は他人の悪口を一切言わないので、徳を積むことができているはずです。
2.毎年貧しい施設に寄付をしているので、徳を積むことができるだろう。
3.日常的に徳を積むことで、将来自分に返ってくるに違いありません。
4.彼は常に徳を積む行為を行っているので、神様も微笑んでくれるのだろう。
5.相手に信頼される行動を続けることも、徳を積むことに繋がるだろう。
6.彼にとって徳を積むことは当たり前の習慣のようで、いつも率先して人を助けているのは本当に尊敬する。
7.先日会社の同僚とゴミ拾いを行いました。ボランティア活動を通して、徳を積むことは、地域社会に貢献することだと考えています。
8.近所の困っている家族に食材を提供することで善を積むことにしました。共に困難を乗り越えることで、絆を深めることができるのです。
9.社会福祉施設で孤独な高齢者の話し相手をするボランティア活動を行いました。彼らの孤独を癒すことで、善を積むことの意味を深く理解しました。
10.叔母は聴覚障害者のためにオーディオブックの作成をボランティアでやっているそうで、徳を積むことで自分のためにもなると言っていました。

この言葉がよく使われる場面としては、良い行いを重ねることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「徳を積む」はプラスのイメージで使う言葉です。

「善を積む」の例文

1.困っていた外国人を道案内したので、善を積むことができました。
2.善を積むことによって、些細な幸せが返ってくるはずです。
3.バスで妊婦の方に席を譲ったので、善を積むことができました。
4.他人のためになる行動をして善を積むのは大切だと思います。
5.善を積むと良い気持ちになるので、この心を大切にしてきたいです。
6.毎朝、通勤途中で駅前の清掃をしているおじいさんを見かけるたびに、私も一緒に手伝うようにしています。少しの時間でも善を積むことで、一日を気持ちよく始められるのです。
7.先日、電車内で具合の悪そうな方を見かけ、すぐに席を譲りました。その後、その方が笑顔で感謝してくれたのを見て、善を積むことの大切さを改めて実感しました。
8.地元の図書館でボランティアとして読み聞かせを始めました。子どもたちに本の楽しさを伝えることで、善を積む喜びを感じています。
9.旅先で買った宝くじが高額当選してしまって驚いていますが、日頃に善を積むと良い事もあるんだなと思いました。
10.私が資格の勉強をしているのは就職に有利だからというのではなく、善を積むべく勉強をさせていただいている気持ちなのだ。

この言葉がよく使われる場面としては、良い行いをすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「善を積む」はプラスのイメージで使う言葉です。

「徳を積む」と「善を積む」はどちらも良い行いをすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、良い行いを重ねることを表現したい時は「徳を積む」を、単発的に良い行いをすることを表現したい時は「善を積む」を使うと覚えておきましょう。

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