【不愉快】と【不快】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「不愉快」(読み方:ふゆかい)と「不快」(読み方:ふかい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「不愉快」と「不快」という言葉は、どちらも嫌な気分になることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



不愉快と不快の違い

不愉快と不快の意味の違い

不愉快と不快の違いを分かりやすく言うと、不愉快とは心の状態のみを表し、不快とは心の状態だけでなく体の苦痛も表すという違いです。

不愉快と不快の使い方の違い

一つ目の不愉快を使った分かりやすい例としては、「彼の対応を不愉快に感じる」「君の態度ははっきり言って不愉快だ」「不愉快な状況を回避したい」「きわめて不愉快に感じる言動だ」などがあります。

二つ目の不快を使った分かりやすい例としては、「音楽を聴いて不快な気分を紛らす」「柔軟剤の香りが不快な匂いに感じる」「君は人を不快にさせる天才だな」「慢性的に胃の不快な症状がある」などがあります。

不愉快と不快の使い分け方

不愉快と不快という言葉は、どちらも嫌な気持ちを表すマイナスイメージのある言葉です。愉快でないこと、嫌な気分になることという共通する意味を持つ一方で、不快という言葉はさらに、病気などのために気分がよくないさまの意味も持っています。

嫌な気分になることの意味では、不愉快と不快という言葉のどちらも使うことが出来ます。上記の例文の「対応を不愉快に感じる」は「対応を不快に感じる」と言い換えられます。

しかし、病気などで気分が良くないさまの意味では、不快という言葉を使えますが、不愉快という言葉は使えません。上記の例文の「胃の不快な症状がある」は「胃の不愉快な症状」と言い換えることは出来ません。

つまり、不愉快は嫌な心の状態についてのみ表しますが、不快は嫌な心の状態だけでなく体が感じる苦痛についても表します。これが、不愉快と不快という言葉の明確な違いになります。

不愉快と不快の英語表記の違い

不愉快も不快も英語にすると「uncomfortable」「unpleasant」「disagreeable」となり、例えば上記の「不愉快に感じる」を英語にすると「feel uncomfortable」となります。

不愉快の意味

不愉快とは

不愉快とは、愉快でないこと、いやな気分になることを意味しています。

表現方法は「不愉快になる」「不愉快に感じる」「不愉快極まりない」

「不愉快になる」「不愉快に感じる」「不愉快極まりない」「不愉快な気持ちになる」などが、不愉快を使った一般的な言い回しです。

不愉快の使い方

不愉快を使った分かりやすい例としては、「不愉快極まりない発言だ」「不躾なメールを不愉快に感じる」「不愉快な人はブロックしている」「相手を不愉快な気持ちにしたくない」「不愉快な思いをさせてしまった」などがあります。

その他にも、「人を不愉快にさせる言動を慎むべきだ」「不愉快な気持ちの伝え方に悩む」「不愉快な広告を表示させない」「手紙は不愉快な内容だった」「やられっぱなしは不愉快ですね」などがあります。

不愉快という言葉にある「愉快」とは楽しくて気持ちのよいことを表します。否定を表す「不」と結びついて、不愉快は、愉快でないこと、嫌な気分になることを意味します。嫌悪感を抱いたり、ムッとしたり、イライラしたりなどのネガティブな心理状態を表す言葉です。

不愉快の対義語

不愉快の対義語・反対語としては、楽しく気持ちのよいことを意味する「愉快」、心が晴れ晴れするさまや快く楽しいことを意味する「面白い」、たまらなく愉快なことを意味する「痛快」などがあります。

不愉快の類語

不愉快の類語・類義語としては、機嫌の悪いことを意味する「不機嫌」、胸がむかむかするほど不快であることを意味する「胸糞が悪い」、気分が重苦しいことを意味する「鬱陶しい」などがあります。

不愉快の愉の字を使った別の言葉としては、心から喜び楽しむことを意味する「愉悦」、深い喜びを味わうことを意味する「愉楽」などがあります。

不快の意味

不快とは

不快とは、いやな気持ちになること、不愉快であることを意味しています。

その他にも、気分のすぐれないこと、病気の意味も持っています。

表現方法は「不快に思う」「不快に感じる」「不快な思い」

「不快に思う」「不快に感じる」「不快な思いなどが、不快を使った一般的な言い回しです。

不快の使い方

「大変ご不快の念をおかけしました」「不快害虫の駆除を依頼する」「不快な感じを与える発言に気をつけて」「祖父は不快感をあらわにした」などの文中で使われている不快は、「いやな気持ちになること」の意味で使われています。

一方、「6月の不快指数は高い」「不快になり寝込んでしまった」「腹部の不快な症状を緩和する薬だ」「不快のため欠席いたします」などの文中で使われている不快は、「気分のすぐれないこと」の意味で使われています。

不快という言葉は、上記の例文のように、嫌な気持ちという精神的な苦痛を表す場合と、病気などの肉体的な苦痛を表す場合があります。不快という言葉の「快」は気持ちがよいことや、病気がよくなることを表し、不快はそれらを否定する意味を持つ言葉です。

「不快指数」の意味

不快という言葉を用いた日本語には「不快指数」があります。気温と湿度の関係式から求める数字で、人体の感じる不快感の程度の目安とするものです。蒸し暑さを表す指数であり、不快指数70以上では一部の人が、80以上では全員が不快を感じるとされています。

不快の対義語

不快の対義語・反対語としては、気持ちがよいことを意味する「快」、心身に不快に感じられるところがなく気持ちがいいことを意味する「快適」、気持ちがよいことや気分がさわやかであることを意味する「心地好い」などがあります。

不快の類語

不快の類語・類義語としては、見たり触ったりしたときの感じが悪いことを意味する「気持ち悪い」、嫌な感じであることや不愉快であることを意味する「忌まわしい」、病気や疾患を意味する「疾病」、貴人の病気を意味する「不例」などがあります。

不快の快の字を使った別の言葉としては、心地よく楽しいことを意味する「快楽」、気持ちや性質が明るく元気のよいさまを意味する「快活」、病気や傷が完全に治ることを意味する「全快」などがあります。

不愉快の例文

1.不愉快極まりないコメントを見たくないので、掲示板やSNSは見ないようにしている。
2.初対面の異性から馴れ馴れしくされるのは、本当に不愉快です。
3.飲食店で接客対応に不愉快な思いをし、あとから責任者から謝罪されたが、もうあの店には行かないだろう。
4.クラスにいる不愉快な人の対処法をスクールカウンセラーに相談することにした。
5.長年接客業をしているので、不愉快なことを言う人がいても気にしない癖がついた。
6.このところ迷惑メールが多く、通知が来る度に不愉快になるので、思い切ってメールアドレスを変更した。
7.彼のあまりに失礼な物言いに、今まで感じたことがないくらい不愉快な気持ちになった。
8.社会に出て仕事をしていると、腹が立つことや不愉快なことが山ほどあるが、この仕事をやってて良かった!と思う出来事にも出会える。
9.彼女は何かあったらしく感情的になっていたが、何も自分が受けた不愉快な気持ちをまわりに八つ当たりしなくてもいいだろうに。
10.個人的に旅行先で不愉快な気分になるほど嫌なことはないので、計画はしっかりと立てることにしている。

この言葉がよく使われる場面としては、愉快でないこと、たのしくないことを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「不愉快極まりない」とは、これ以上ないというほど嫌な気持ちであることを表す言い回しです。「この上なく不愉快」とも表現できます。例文4にある「不愉快な人」とは、その言動から嫌な気分にさせる人を表します。

不快の例文

1.几帳面な母は、天気予報の不快指数を確認してからエアコンを設定している。
2.ナメクジやカメムシ、ムカデなどは不快害虫とされているが、野山で育った私には平気だ。
3.堪えがたい不快な音といえば、黒板を爪でひっかいた時のあの音だろう。
4.無意識のうちに相手を不快にさせてしまう人は、周囲から敬遠されてしまう。
5.ご不快な思いをさせることとなり、心からお詫び申し上げます
6.前触れなく突然エアコンが壊れてしまって、急な蒸し暑さに不快な思いをしている。
7.タートルネックのセーターで首周りがチクチクするのを不快に思う人は少なくないだろう。
8.インターネットには不快な人間ばかりが跋扈しているようにみえるが、それはいい人たちが目立たないだけなのかもしれない。
9.夏休みの自由研究は毎日気温と湿度を観測し、不快指数を計算して、それをグラフにして記録することにした。
10.日本政府は相手国の我が国に対する経済制裁などの対抗措置に不快感を示し、大使を呼び出し厳重に抗議をした。

この言葉がよく使われる場面としては、気分が良くないさま、快くないことを表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「不快害虫」とは、人間や作物などを害するものではないが、形の気味悪さや大発生などで嫌がられる虫のことを意味します。例文3のように、不快という言葉は感覚的に快くないことを表現する時にも使われます。

不愉快と不快という言葉は、どちらも精神的に嫌な気持ちになることを意味する言葉です。さらに不快には、身体的な苦痛も表し、病気などのために気分がよくないさまの意味も持っていることを覚えておきましょう。

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