【募る話】と【積もる話】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「募る話」(読み方:つのるはなし)と「積もる話」(読み方:つもるはなし)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「募る話」と「積もる話」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「募る話」と「積もる話」の違い

「募る話」は「積もる話」の間違い

「募る話」と「積もる話」の違いを分かりやすく言うと、「募る話」とは「積もる話」の間違った使い方、「積もる話」とは話したいことが多くあることです。

「募る話」は誤字

一般的には「募る話」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「積もる話」のことを間違えて「募る話」を使っている人がほとんどです。

「積もる話」を「募る話」と間違いやすいのは発音が似ているからです。「募る」はますます激しくなることや広く呼び掛けて集めることを意味しています。そのため「募る話」は、広く呼び掛けて集める話という意味の通じない言葉になってしまうので、使わないようにしましょう。

「募る話」という言葉は存在しないのですが、思いがどんどん強くなることを意味する「募る思い」という言葉は使われています。

「積もる話」は正しい日本語

正しい言葉である「積もる話」を使った分かりやすい例としては、「彼と会うのは5年ぶりなので積もる話がいっぱいです」「積もる話はあとでゆっくりしよう」「3年ぶりに再会した友人達と積もる話に花を咲かせる」「積もる話があると呼び出された」などがあります。

「積もる話」という言葉はあっても、「募る話」という言葉は存在しません。同時に「積もる話」という単語の意味について「話したいことが多くあること」と覚えておきましょう。

「積もる話」の英語表記

上記の例文の「積もる話がある」を英語にすると「We’ve got a lot to catch up」となります。

「募る話」の意味

「募る話」とは

「募る話」とは、「積もる話」の間違った使われ方です。

「募る話」と間違えやすい理由

「募る話」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「積もる話」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「募る話」の「募る」とは、ますます激しくなること、広く呼び掛けて集めることの二つの意味を持つ言葉です。そのため、「募る話」とすると意味の通じない日本語になってしまいます。

「募る」の正しい使い方

「寒さが募る」「彼女への思いが募る」「ますますと不安が募る」「彼への不信感が募る」「昔通っていた洋食屋への懐かしさが募る」などの文中で使われている「募る」は、「ますます激しくなること」の意味で使われています。

一方、「参加希望者を募っています」「復興支援の寄付を募る」「学園祭についての意見を募る」「インターネットを通じて資金を募る」などの文中で使われている「募る」は、「広く呼び掛けて集めること」の意味で使われています。

「積もる話」の意味

「積もる話」とは

「積もる話」とは、話したいことが多くあることを意味しています。

「積もる話」の使い方

「積もる話」を使った分かりやすい例としては、「今夜は朝まで飲んで積もる話に花を咲かせよう」「久しぶりに会うので積もる話をしよう」「積もる話は後にしてこの状況をどう打破するか考えよう」「積もる話は尽きることがありませんでした」などがあります。

その他にも、「私達は食事をしながら積もる話に花を咲かせました」「積もる話はまだあるけれど今日はこの辺にしときましょう」「積もる話は後でゆっくりしよう」「数年ぶりに親友と再会して積もる話に花が咲いた」などがあります。

「積もる話」は、話したいことが多くあることや話すべきことが山ほどあることの意味を持つ言葉です。主に、久しぶりに知人や友人と再会した場面で使う言葉になります。

表現方法は「積もる話に花を咲かせる」「積もる話に花が咲く」「積もる話がいっぱい」

「積もる話に花を咲かせる」「積もる話に花が咲く」「積もる話をしよう」「積もる話をする」「積もる話がいっぱい」などが、「積もる話」を使った一般的な言い回しになります。

上記のよく使わている「積もる話に花を咲かせる」という言い回しは、久しぶりに再会した友人達と次から次へと興味ある話が出て会話が弾むことを意味しています。

「積もる話」の類語

「積もる話」の類語・類義語としては、旧友と再会して親しく話すことを意味する「旧交を温める」があります。

「募る話」の例文

1.募る話という言葉は存在しないので、おそらく積もる話の言い間違いだろう。
2.積もる話という言葉は話したいことが多くあることで、募る話という言葉はない。
3.募る話という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.募る話に花が咲くという言葉を使う人はいるが、正しくは積もる話に花が咲くです。
5.積もる話をするという言葉はあるが、募る話をするという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「積もる話」という言葉を間違えて「募る話」と表現している時などが挙げられます。

「募る話」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「積もる話」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「募る話」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「募る話」ではなく、「積もる話」と表現するのが正しい使い方です。

「積もる話」の例文

1.積もる話があるでしょうが、お時間が来たので一先ずお開きとさせていただきます。
2.10年ぶりに高校時代の野球部のメンバーが集まって積もる話に花が咲く。
3.久々に親友と再会し飲みに行きました。お互いに積もる話に花が咲き、時間を忘れるくらいとても楽しかったです。
4.久しぶりに会った先輩とお食事にいったら、積もる話を山のように聞かされました。
5.あと1時間で仕事が終わるので、ゆっくり食事でもしながら積もる話をしようじゃないか。
6.叔母の通夜の手伝いで、仲良しだった従姉妹と久しぶりに再開したが、状況が状況なだけに積もる話は後にして、まずは葬儀の準備に取りかかった。
7.高校の同窓会でバレー部のメンバーと再開し、積もる話に花を咲かせていたら、まるであの頃に戻ったかのような感覚に陥った。
8.父と子で積もる話もあるだろうと思い、私は少々席を外すことにした。

この言葉がよく使われる場面としては、話したいことが多くあることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、古い知人や友人と再会した時によく使われている言葉です。

「募る話」と「積もる話」どちらを使うか迷った場合は、「募る話」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「積もる話」を使うようにしましょう。

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