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【惹起】と【誘発】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「惹起」(読み方:じゃっき)と「誘発」(読み方:ゆうはつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「惹起」と「誘発」という言葉は、どちらも「事件などを引き起こすこと」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




惹起と誘発の違い

惹起と誘発の意味の違い

惹起と誘発の違いを分かりやすく言うと、惹起とは事件などを引き起こすことを表し、誘発とは何かがきっかけとなって事を引き起こすことを表すという違いです。

惹起と誘発の使い方の違い

一つ目の惹起を使った分かりやすい例としては、「国際的な物議を惹起することになった」「若年層のニュースへの関心惹起につなげたい」「事故惹起者講習を受けました」「惹起者については懲戒解雇しております」などがあります。

二つ目の誘発を使った分かりやすい例としては、「野党は内閣不信任案で解散を誘発するつもりだ」「誘発目地と伸縮目地の違いが分かりません」「ひび割れ誘発目地のピッチ基準を教えてください」「初産で点滴による誘発分娩を経験しました」などがあります。

惹起と誘発の使い分け方

惹起と誘発という言葉は、どちらも事件や事故などを新たに生じさせることを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

惹起とは、問題や事件などを引き起こすことを意味します。基本的にネガティブな出来事には使われる表現であり、トラブルや交通事故などに用いられています。ただし、広報活動において使用される「関心惹起」は、興味や関心を引き起こさせるというポジティブな意味を持っています。

誘発とは、ある事柄がきっかけとなって、別の作用や事件や事故などを生じさせることを意味します。例えば、排卵障害の患者に薬剤を投与して排卵を起こさせることを「排卵誘発」と言います。誘発という言葉は、きっかけや原因があって、それによって何かが新たに生じることです。

つまり、惹起とは何かを引き起こすことを表しますが、誘発は原因があって何かを生じさせることを意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使い分けるようにしましょう。

惹起と誘発の英語表記の違い

惹起も誘発も英語にすると「elicitation」「provocation」「giving rise to」となり、例えば上記の「物議を惹起する」を英語にすると「give rise to a controversy」となります。

惹起の意味

惹起とは

惹起とは、事件や問題などを引き起こすことを意味しています。

惹起の読み方

惹起の読み方は「じゃっき」です。誤って「じゃき」「じゃくき」などと読まないようにしましょう

表現方法は「関心惹起「事故惹起」「不安惹起」

「関心惹起「事故惹起」「不安惹起」などが、惹起を使った一般的な言い回しです。

惹起の使い方

惹起を使った分かりやすい例としては、「事故惹起者は講習を受けてください」「手術ミスの責任を追及する医療訴訟が惹起された」「薬剤惹起性うつ病を解明する」「誤認惹起表示によって不利益を被る」などがあります。

その他にも、「ネット広告は購買意欲を惹起させるためにあります」「食物アレルギーを惹起する可能性がある」「加齢に伴って嚥下反射の惹起遅延が起こります」「低体温によって惹起される障害を回避する」などがあります。。

惹起の「惹」は訓読みで「ひく」「まねく」と読み、好ましくない事態を引き起こすこと、「起」は訓読みで「おきる」「おこす」と読み、物事の始まりを表します。惹起とは、事を引き起こすことを意味し、多くは事件や問題となる事柄などを引き起こすことに用いられる言葉です。

「惹起者」の意味

惹起を用いた日本語には「惹起者」があります。惹起者とは、事件や事故などを引き起こした人物を指す言葉です。死亡事故や重傷事故を起こした運転者や、軽傷事故を起こしかつ当該事故前の3年間に交通事故を引き起こした運転者のことを「事故惹起運転者」と言います。

惹起の類語

惹起の類語・類義語としては、もたらすことや好ましくない事態を引き起こすことやを意味する「招く」、ある状態や結果を招くことを意味する「将来」、ある物事や状態を新たにつくることを意味する「生ずる」などがあります。

誘発の意味

誘発とは

誘発とは、ある事が原因となって、他の事を引き起こすことを意味しています。

表現方法は「ミスを誘発」「誘発された」「誘発される」

「ミスを誘発」「誘発された」「誘発される」などが、誘発を使った一般的な言い回しです。

誘発の使い方

誘発を使った分かりやすい例としては、「英語嫌いを誘発させる要因は何だろう」「ひび割れ誘発目地を設置する予定です」「アレルギーを誘発する原因はさまざまです」「誘発地震のメカニズムを教えてください」などがあります。

その他にも、「陣痛誘発剤のデメリットを調べる」「誘発分娩でいくらかかったのだろう」「医師から誘発分娩を勧められました」「誘発分娩の費用はいくらぐらいですか」「誘発分娩は保険適用になりますか」どがあります。

誘発の「誘」は訓読みで「さそう」と読み、こちらになびくように仕向けること、ある事が別の事を引き起こすを表します。事が起こることを表す「発」と結び付き、誘発とは、ある一つの作用や動きが、他の作用や動きを誘い起こすことを意味します。

「誘発地震」の意味

誘発を用いた日本語には「誘発地震」があります。誘発地震とは、大規模な地震によって周辺の断層に負荷が加わることにより、最初の震源域とは離れた場所で発生する大規模な地震のことです。広い意味では余震に含まれます。

誘発の類語

誘発の類語・類義語としては、なんらかの刺激を与えて行動の意欲を起こさせることを意味する「触発」、人為的に発生させることを意味する「誘起」、好ましくない状態を生じさせることを意味する「もたらす」、ある状態や結果を招くことを意味する「招来」などがあります。

惹起の例文

1.従業員の健康障害を惹起させないためのアイデアを、全社で募集しています。
2.カフェインによる不安惹起があるかもしれないので、最近はコーヒーや紅茶を控えています。
3.近ごろ食事中にむせるので、嚥下反射の随意的な惹起能力を検査することにしました。
4.直属の上司から、事故惹起運転者に対する特別な指導を受けるように言われました。
5.一般市民への環境問題に対する関心惹起として、各種イベントを企画しています。
6.最近のテクノロジーの進歩は、社会的な倫理上の問題を惹起しており、人々は個人情報の保護や人工知能の倫理的な使用について議論を巻き起こしています。
7.その映画は、独自のストーリーテリングと視覚効果の使用により、観客の感情を深く揺さぶり、哲学的な問いを惹起することに成功しました。
8.ネット広告は購買意欲を惹起させるためにありますが、ユーザーからは広告が目障りであるという声もありました。
9.ニュース記事は、人々の議論を惹起するような見出しをつけますから、多少大げさになりがちなのです。
10.非常食は特に食物アレルギーを惹起する可能性があるものはすべて取り除く必要があると思います。

この言葉がよく使われる場面としては、事を引き起こすこと、事件や問題となる事柄などを引き起こすことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、惹起という言葉は医療の分野やビジネスシーンで用いられています。例文5の「関心惹起」とは、興味や関心を引き起こさせることを意味します。広報活動やマーケティングで使用される言葉です。 

誘発の例文

1.職場に、仕事を急かしてミスを誘発させる人がいて本当に困っています。
2.この度の噴火が二日前の地震に誘発されたものであるかは、現在調査中とのことです。
3.妊娠の継続が母体に負担になる場合などに、誘発分娩を勧められることがあります。
4.教授は、オゾンの破壊を誘発する原因についてわかりやすく説明してくれました。
5.気分が落ち込んでいる患者には、ポジティブな感情を誘発するような声掛けをするようにしています。
6.経済の不安定性や景気後退が、消費者の節約意識を高め、消費の減退を誘発することがあります。
7.長期間の過度の運動や無理なダイエットが、食事障害を誘発することがありますから、自己流ダイエットはおすすめしていません。
8.長時間のパソコン操作や不適切な姿勢が、目の疲労や首・肩のこりを誘発することがあります。
9.昨今、音楽や芸術作品を軽視する風潮があるが、それらは人々の感情や思考を誘発する強い力を持っているのだ。
10.そのセンセーショナルな歌詞は、恋人との別れに誘発されたものだと言われている。

この言葉がよく使われる場面としては、ある出来事が原因となって、他の事を引き起こすことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、誘発という言葉はビジネスシーンや医療の分野で用いられています。例文3にある「誘発分娩」とは、自然に陣痛が来る前に陣痛促進剤などを用いて陣痛を開始させることです。

惹起と誘発という言葉は、どちらも「引き起こすこと」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、きっかけや原因があることを表現したい時は「誘発」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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