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【一矢報いる】と【一泡吹かせる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「一矢報いる」(読み方:いっしむくいる)と「一泡吹かせる」(読み方:ひとあわふかせる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」という言葉は、どちらも強敵を驚かせることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の違い

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の意味の違い

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の違いを分かりやすく言うと、「一矢報いる」とは反撃に対してしか使わない、「一泡吹かせる」とは反撃ではなく先制攻撃にも使うという違いです。

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の使い方の違い

一つ目の「一矢報いる」を使った分かりやすい例としては、「最後まで諦めないで一矢報いたい」「上司に一矢報いるために自分の意見を言うことにしました」「高校最後の試合なので負けるだけではなく一矢報いたい」などがあります。

二つ目の「一泡吹かせる」を使った分かりやすい例としては、「新商品を開発して大企業に一泡吹かせる」「格下だと思ってなめていたら一泡吹かされてしまった」「一泡吹かせるために一生懸命練習をする」などがあります。

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の使い分け方

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」はどちらも強敵を驚かせる場合に使う言葉で、自分より弱いもの対しては使わないというのが共通点になります。ニュアンスがとても似ていますが違いがあるので注意が必要です。

「一矢報いる」は自分に向けられた攻撃や非難などに対して大勢は変えられないまでも反撃や反論をすることを意味しており、反撃や反論でしか使いません。

一方、「一泡吹かせる」は相手の不意をついたり予想外のことをやったりして驚かせることことを意味しており、反撃ではなく、こちらからの先制攻撃に対しても使えるというのが違いになります。

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」の英語表記の違い

「一矢報いる」を英語にすると「return a blow」「retort」なります。一方、「一泡吹かせる」を英語にすると「get even with」「give someone a hard time」となります。

「一矢報いる」の意味

「一矢報いる」とは

「一矢報いる」とは、自分に向けられた攻撃や非難などに対して大勢は変えられないまでも反撃や反論をすることを意味しています。

「一矢報いる」の使い方

「一矢報いる」を使った分かりやすい例としては、「敗退したが一矢報いる結果を残したので満足です」「彼は一矢報いる機会を虎視眈々と窺っていた」「部長に一矢報いる気持ちで今日の会議に臨む」「7-0で迎えた9回裏に1点を返し一矢報いることができました」などがあります。

「一矢報いる」は反撃や反論をする場合に使う言葉になります。また、「一矢報いる」を使う上で注意しなければならいのは、大きな反撃相手を倒す場合ではなく、矢一本で例えられる小さな反撃でしか使えないということです。

「一矢報いる」の由来

「一矢報いる」の由来は、1274年の文永の役と言われています。鎌倉時代に、日本は中国を支配していたモンゴルの元から攻撃を受けました。日本は元の圧倒的な軍事力の前に太刀打ちできません。

そんな時、小弐景資(読み方:しょうにかずすけ)という武将が放った一本の矢が、元の猛将劉復亭(読み方:りゅうふくこう)の肩に刺さり馬から転がり落ちました。しかし、致命傷には至らず、それを見て取った小弐景資はすぐに駆け去りました。

そのため、「一矢報いる」は勝ち目はなくてもそのまま負けるわけではなく、何か抵抗する場合に使う言葉と覚えておきましょう。

「一矢報いる」は「一矢を報いる」と辞書に載っている

「一矢報いる」は実は辞書に載っていない言葉です。辞書には「一矢を報いる」の方が載っています。ただし、Googleなどの検索では「一矢を報いる」よりも「一矢報いる」の方が検索数が多いため、「一矢報いる」の方が広く一般的に使われているのが分かります。

「一矢報いる」の類語

「一矢報いる」の類語・類義語としては、攻撃されて守勢に立っていた者が勢いを転じて逆に相手を攻撃することを意味する「逆襲する」、報復することを意味する「仕返しする」、敵討ちをすることを意味する「復讐する」などがあります。

「一泡吹かせる」の意味

「一泡吹かせる」とは

「一泡吹かせる」とは、相手の不意をついたり予想外のことをやったりして驚かせることを意味しています。

「一泡吹かせる」の使い方

「一泡吹かせる」を使った分かりやすい例としては、「みんなに一泡吹かせるために色々考えている」「ライバル企業に一泡吹かせるためにあっと驚く新製品を開発した」「私を馬鹿にしている連中に対して一泡吹かせたい」などがあります。

「一泡吹かせる」はスポーツシーンでよく使われている言葉です。弱いチームが強いチームに対して、奇抜な作戦や油断している相手に付け込んで相手を慌てさせた場合に使います。

また、ビジネスシーンにおいて相手の不意をついたり予想外のことをやったりして驚かせた場合に使うことも可能です。

「一泡吹かせる」の類語

「一泡吹かせる」の類語・類義語としては、出し抜いてあっと言わせることを意味する「鼻を明かす」、泣きっ面をさせることを意味する「吠え面をかかせる」、上手く人を騙すことを意味する「一杯食わせる」などがあります。

「一矢報いる」の例文

1.第1戦でエースを怪我で失ったチームは、その後一矢報いるも、優勝には届きませんでした。
2.5-0で負けていたが後半のロスタイムに1点を返したので、一矢報いることができました。
3.お世話になった先輩の最後の試合なので、ただ負けるのではなく一矢報いたい。
4.いつも学年順位で負けてしまう彼に、次こそは一矢報いたいです。
5.初戦で優勝候補と対戦になってしまったが、一矢報いるための努力はしたいと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、自分に向けられた攻撃や非難などに対して大勢は変えられないまでも反撃や反論をすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「一矢報いる」はスポーツシーンでよく使われている言葉です。

「一泡吹かせる」の例文

1.強豪チームに一泡吹かせるために、死ぬ気で練習することにしました。
2.格下だと思って主力選手を温存して試合に臨んだら、一泡吹かされてしまいました。
3.今大会が高校最後の大会なので、優勝候補チームに一泡吹かせようと意気込んでいる。
4.前回大会で大敗したチームに一泡吹かせるために、連日遅くまで練習をしました。
5.大企業に一泡吹かせるために新製品を開発したら、大ヒットして有名になりました。

この言葉がよく使われる場面としては、を相手の不意をついたり予想外のことをやったりして驚かせること表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「一泡吹かせる」はスポーツシーンでよく使われている言葉です。

「一矢報いる」と「一泡吹かせる」はどちらも強敵を驚かせることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、反撃に対してしか使わないのが「一矢報いる」、反撃だけでなく先制攻撃にも使えるのが「一泡吹かせる」と覚えておきましょう。

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