【不謹慎】と【不用意】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「不謹慎」(読み方:ふきんしん)と「不用意」(読み方:ふようい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「不謹慎」と「不用意」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



不謹慎と不用意の違い

不謹慎と不用意の使い分け方

不謹慎と不用意の違いを分かりやすく言うと、不謹慎とはつつしみが欠けていること、不用意とは準備や注意が足りないことという違いです。

不謹慎と不用意の使い方の違い

一つ目の不謹慎を使った分かりやすい例としては、「夫に不謹慎な行動を改めるよう話した」「不謹慎な発言に対する謝罪会見を行う」「集会での不謹慎な態度を注意された」「自粛期間中の飲み会など不謹慎極まりない」などがあります。

二つ目の不用意を使った分かりやすい例としては、「君は不用意な発言が多いから気を付けなさい」「不用意に写真を投稿しないように」「お見合いでの不用意な言葉で破談になった」「水害に対して不用意だった」などがあります。

「不謹慎な行動」と「不用意な行動」の違い

不謹慎と不用意という言葉は、「不謹慎な行動」「不用意な行動」など似た表現をするために混同して使われる傾向がありますが、意味は異なります。不謹慎とは、つつしみに欠けていることや不真面目なことを意味します。一方の不用意とは、準備が整ってないことや注意が足りないことを意味します。

「不謹慎な行動」とは、慎みが欠如しており、横柄な態度でその場に相応しくない行動をとることを表します。例えば、お葬式で笑ってしまう、会議中に寝てしまうなど、場合によっては周囲の人を不快にするような行動です。

一方、「不用意な行動」とは、用意や準備が整っていない軽率な行動や、注意力の欠けた不用心な軽はずみな行動を意味します。例えば、大雨警報が出ているのに雨具を持たずに外出する、玄関の鍵をかけずに外出するなど、準備や配慮が足りずうっかりして自分が困るような行動です。

不謹慎と不用意の英語表記の違い

不謹慎を英語にすると「imprudent」「indiscretion」「unscrupulous」となり、例えば上記の「不謹慎な行動を改める」を英語にすると「change unscrupulous behavior」となります。

一方、不用意を英語にすると「unprepared」「careless」「heedless」となり、例えば上記の「不用意な発言」を英語にすると「careless remark」となります。

不謹慎の意味

不謹慎とは

不謹慎とは、つつしみのないこと、不真面目を意味しています。

表現方法は「不謹慎だけど」「不謹慎ながら」「不謹慎な発言」

「不謹慎だけど」「不謹慎ながら」「不謹慎な発言」などが、不謹慎を使った一般的な言い回しです。

不謹慎の使い方

不謹慎を使った分かりやすい例としては、「不謹慎にも会議中にあくびしてしまった」「カジュアルな格好で式に参列するのは不謹慎だろう」「同僚が不謹慎な言葉を口にしてくる」「説教中に先生がかんだので不謹慎ながら笑ってしまった」などがあります。

その他にも、「不謹慎ネタの投稿でフォロワーが増えた」「不謹慎厨は厄介な存在だ」「女教師と聞くと不謹慎なことを考えてしまう」「外国ではコーラを飲みながら授業を受けても不謹慎ではない」などがあります。

不謹慎という言葉の「謹慎」とは言動をひかえめにすることを表し、打ち消しの助字である「不」と組み合わさり、不謹慎はつつしみが欠けていること、不真面目なことを意味します。考慮や思慮分別の欠如などを指し、それを見る人を不快にするような状態を表すマイナスイメージの言葉です。

「不謹慎狩り」「不謹慎厨」の意味

不謹慎という言葉を用いたネットスラングには「不謹慎狩り」「不謹慎厨」があります。どちらも、不謹慎な発言や写真を投稿した人を対象に、過剰に反論や誹謗中傷する行為を意味します。ささいな言動に対しても鬼の首を取ったように「不謹慎だ」と騒ぎ立て、問題となっている行為です。

不謹慎の対義語

不謹慎の対義語・反対語としては、言動をひかえめにすることを意味する「謹慎」、心をくばることを意味する「配慮」、控え目でつつましいことを意味する「謙虚」などがあります。

不謹慎の類語

不謹慎の類語・類義語としては、心がけの悪いことやわきまえのないことを意味する「不心得」、品行が悪いことや身持ちの悪いことを意味する「不品行」、品行や性質がよくないことを意味する「不良」などがあります。

不用意の意味

不用意とは

不用意とは、用意していないこと、準備の整っていないことを意味しています。

その他にも、注意・用心の足りないことの意味も持っています。

表現方法は「不用意に出かけない」「不用意な外出」「不用意な発言」

「不用意に出かけない」「不用意な外出」「不用意な発言」などが、不用意を使った一般的な言い回しです。

不用意の使い方

「次は不用意なまま試験に臨まないように」「彼は不用意な行動などしない用意周到な男だ」「不用意のまま勤務時間になってしまった」などの文中で使われている不用意は、「用意していないこと」の意味で使われています。

一方、「不用意にも玄関の鍵が開いていた」「会議での不用意な発言で信用を失った」「大雨警報が出たので不用意に外出しないこと」「不用意な言動が多いと注意された」などの文中で使われている不用意は、「用心の足りないこと」の意味で使われています。

不用意という言葉は、文字通りに用意していないこと、準備していないことの意であり、転じて、用心していないことや、うっかりしていて注意や配慮が足りないことの意味も持っています。二つの意味を持ち、どちらの意味でも使われるので文脈により捉えましょう。

不用意の対義語

不用意の対義語・反対語としては、用意が行き届いて手ぬかりがないことを意味する「用意周到」、よく注意して十分に心をくばっている事を意味する「用心深い」、注意深くて軽々しく行動しないことを意味する「慎重」などがあります。

不用意の類語

不用意の類語・類義語としては、用心が足りないことを意味する「不用心」、気のくばり方や注意が足りないことを意味する「不行届き」、物事のやり方が中途半端で十分に行き届かないことを意味する「不徹底」などがあります。

不謹慎の例文

1.バラエティ番組であっても、悪魔の絵が描かれたTシャツを着て神社でお祓いするなんて不謹慎ではないか。
2.お葬式で足がしびれて立ち上がった時にふらつく人をみると、不謹慎だけど笑ってしまう。
3.政治家の「天災は天罰だ」という不謹慎な発言に、被災者に寄り添っていないと報道陣が詰め寄った。
4.夜ひとりでいると、ふと身近な人が亡くなったり病気になってしまったらなどと不謹慎なことを考えてしまう。
5.インターネット上で不謹慎狩りが暴走すると、炎上して収拾つかなくなる。

この言葉がよく使われる場面としては、つつしみのないこと、不真面目なさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1では、神聖な神様の前で悪魔の絵が描かれたTシャツを着ていることに対して、不謹慎であると表現しています。このように、つつしまないといけない場でふざけた行動をすることにも不謹慎という言葉が使われています。

不用意の例文

1.旅行の日程を詰めなかったり、お店の下調べをしないで適当に入るなど不用意な行動が多い彼とは別れることにした。
2.明日は台風が接近するので、不用意な外出は控えましょうとニュース番組で呼び掛けていた。
3.息子の不用意な発言が多く、お友達とトラブルになることもあるので、スクールカウンセラーに相談することにした。
4.恋人にはもちろん、結婚した後も不用意に過去の恋愛話をしないほうが良いと思うよ。
5.感染拡大防止のため、政府は不用意に夜の街に出かけないよう注意喚起している。

この言葉がよく使われる場面としては、用意をしていないこと、用心の足りないことを表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文2で使われている不用意は「用意をしていないこと、準備が整っていないこと」の意味で使われています。例文3から例文5では、「用心の足りないこと、うっかりしていて注意や配慮が足りないこと」の意味で不用意が使われています。この場合、不用心と言い換えることができます。

不謹慎と不用意という言葉は、似た表現をする言葉ですが意味は異なります。どちらの言葉を使うか迷った場合、つつしみが欠けていることを表現したい時は「不謹慎」を、準備や注意が足りないことを表現したい時は「不用意」を使うようにしましょう。

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