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【残念でありません】と【残念でなりません】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「残念でありません」(読み方:ざんねんでありません)と「残念でなりません」(読み方:ざんねんでなりません)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「残念でありません」と「残念でなりません」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「残念でありません」と「残念でなりません」の違い

「残念でありません」は「残念でなりません」の間違い

「残念でありません」と「残念でなりません」の違いを分かりやすく言うと、「残念でありません」とは「残念でなりません」の間違った使い方、「残念でなりません」とはとても悔しくて心残りであることです。

「残念でありません」は誤字

一般的には「残念でありません」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「残念でなりません」のことを間違えて「残念でありません」を使っている人がほとんどです。

「残念でなりません」は正しい日本語

正しい言葉である「残念でなりません」を使った分かりやすい例としては、「期待していた結果を得られず残念でなりません」「長年の計画が失敗してしまい残念でなりません」「部長が退職されると伺い残念でなりません」などがあります。

「残念でなりません」という言葉はあっても、「残念でありません」という言葉は存在しません。同時に「残念でなりません」という単語の意味について「とても悔しくて心残りであること」と覚えておきましょう。

「残念でなりません」の英語表記

「残念でなりません」を英語にすると「I’m sorry to hear that」「 That’s too bad」などとなります。

「残念でありません」の意味

「残念でありません」とは

「残念でありません」とは、「残念でなりません」の間違った使われ方です。

「残念でありません」が間違っている理由

「残念でありません」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「残念でなりません」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「残念でありません」と「残念でなりません」を間違ってしまう理由としては、「ありません」と「なりません」の発音が似ているのが原因です。ただし、「ありません」と「なりません」は意味は正反対なので、間違えないよう注意しましょう。

「残念でなりません」はとても悔しくて心残りであることを意味する言葉ですが、もし「残念でありません」としてしまうと、残念ではないという正反対の意味になってしまいます。また、日本語としても正しい表現ではないので使用しないのが無難です。

間違った言葉である「残念でありません」の「ありません」を使った例文としては、「今日は休みではありません」「こちらの資料は私には必要ありません」「体調が悪いのか彼は元気がありません」などがあります。

「残念でなりません」の意味

「残念でなりません」とは、とても悔しくて心残りであることを意味しています。

表現方法は「誠に残念でなりません」「大変残念でなりません」

「誠に残念でなりません」「大変残念でなりません」などが、「残念でなりません」を使った一般的な言い回しになります。

「残念でなりません」の使い方

「残念でなりません」を使った分かりやすい例としては、「この度のご不幸は誠に残念でなりません」「5年費やした計画が失敗に終わり残念でなりません」「彼がサッカー選手を引退すると聞いて残念でなりません」などがあります。

「残念でなりません」は悔しく思うことや無念であることを意味する「残念」に、ならないに丁寧語の「ます」を加えた連語表現である「なりません」が合わさった言葉です。主に残念であることを強調した表現として、改まった場面でよく使われていると覚えておきましょう。

また、「残念でなりません」はマイナスなイメージを伴って使われることが多い言葉です。

「残念でなりません」をよく使う場面の例を挙げると、長年の計画が失敗に終わった時、惜しい人を失くした時、界隈を盛り上げていた人が引退した時、お世話になった上司が会社を辞める時、身近な人の良くないニュースを聞いた時などがあります。

「残念でなりません」の類語

「残念でなりません」の類語・類義語としては、期待したようにならず心残りであることを意味する「遺憾である」、残念に思うことを意味する「悔やまれる」、あとに思いが残ってすっきり思い切れないことを意味する「心残り」などがあります。

「残念でありません」の例文

1.「残念でありません」という言葉は存在しないので、おそらく「残念でなりません」の言い間違いだろう。
2.「残念でなりません」という言葉はとても悔しくて心残りであることで、「残念でありません」という言葉はない。
3.「残念でありません」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.本学学生がこのような事件で逮捕されたことは誠に残念でありませんという言葉を使う人はいるが、正しくは本学学生がこのような事件で逮捕されたことは誠に残念でなりませんです。
5.先輩が転職されると伺い残念でなりませんという言葉はあるが、先輩が転職されると伺い残念でありませんという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「残念でなりません」という言葉を間違えて「残念でありません」と表現している時などが挙げられます。

「残念でありません」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「残念でなりません」を間違えて使っている可能性が高いです。

「残念でありません」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「残念でありません」ではなく、「残念でなりません」と表現するのが正しい使い方になります。

「残念でなりません」の例文

1.彼のような選手が若くして引退するとは、本当に残念でなりません。
2.プロ野球時代は一緒に戦ってきた仲間なので、彼の逮捕はただ残念でなりません。
3.沖縄へ旅行したが、悪天候によりマリンスポーツをほとんど楽しめなかったのが、残念でなりません。
4.後半ロスタイムに逆転を許し、クラブ初の優勝を逃したことは残念でなりません。
5.弊社の社員が不正を行なったことは、誠に申し訳なく残念でなりません。

この言葉がよく使われる場面としては、とても悔しくて心残りであることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「残念でなりません」はかしこまった場面で非常に残念なことを強調したい場合に使う言葉です。

「残念でありません」と「残念でなりません」どちらを使うか迷った場合は、「残念でありません」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「残念でなりません」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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