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【もってのほか】と【とんでもない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「もってのほか」と「とんでもない」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「もってのほか」と「とんでもない」という言葉は、どちらも物事の程度が度を越していることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「もってのほか」と「とんでもない」の違い

「もってのほか」と「とんでもない」の意味の違い

「もってのほか」と「とんでもない」の違いを分かりやすく言うと、「もってのほか」よりも「とんでもない」の方が広く一般的に使われているという違いです。

「もってのほか」と「とんでもない」の使い方の違い

一つ目の「もってのほか」を使った分かりやすい例としては、「約束の時間に遅刻するなんてもってのほかだ」「彼女は英語を話せない、アラビア語なんてもってのほかだ」「そうそうに試合を諦めるなんてもってのほかだ」などがあります。

二つ目の「とんでもない」を使った分かりやすい例としては、「とんでもない間違いをしでかすところだった」「彼はとんでもない発明をした」「とんでもない、私たちが一緒だから成功できました」などがあります。

「もってのほか」と「とんでもない」の使い分け方

「もってのほか」と「とんでもない」はどちらも物事の程度が度を越していることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「もってのほか」よりも「とんでもない」の方が一般的に使われているという点です。

また、「とんでもない」の中に「もってのほか」の意味が含まれているため、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「もってのほか」と「とんでもない」の英語表記の違い

「もってのほか」も「とんでもない」も英語にすると「Don’t mention it」「no problem」「that’s okay」「It’s my pleasure」となり、例えば上記の「とんでもない、私たちが一緒だから成功できました」を英語にすると「Don’t mention it. We made it together」となります。

「もってのほか」の意味

「もってのほか」とは

「もってのほか」とは、けしからぬことを意味しています。

「もってのほか」の漢字表記

「もってのほか」を漢字にすると、「以ての外」と表記することができますがあまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「もってのほか」を使うようにしましょう。

「もってのほか」の使い方

「もってのほか」を使った分かりやすい例としては、「そんなこと言うなんてもってのほかだ」「授業をサボるなんてもってのほかです」「このような方針はもってのほかだ」「難題を前に逃げるなんてもってのほかです」などがあります。

「もってのほか」は、けしからぬのことやあってはならないことを意味しており、基本的にマイナスのイメージで使われている言葉です。

「もってのほか」は相手を非難したり、否定する場合に使うのが一般的で、日常生活だけではなく、ビジネスシーンにおいても使うことができます。

例えば、部下から内容がありえない企画を提出された際に、「この企画はもってのほかだ」と返答することによって、その企画はありえないということを相手に伝えます。

ただし、「もってのほか」は強い否定の言葉なので、相手を傷つける可能性もあると覚えておきましょう。

「もってのほか」の類語

「もってのほか」の類語・類義語としては、道理に外れていることを意味する「とんだ」、身分や常識などから大きく外れていることを意味する「大それた」、言葉で言い表せないほど酷いことを意味する「言語道断」などがあります。

「とんでもない」の意味

「とんでもない」とは

「とんでもない」とは、全くそうではないのように相手の言葉を強く否定することを意味しています。その他にも、思いもかけないことやもってのほかであることの意味も持っています。

「とんでもない」の使い方

「とんでもない、私はこの件とは無関係だ」「とんでもない、私だけの力ではありません」などの文中で使われている「とんでもない」は、「全くそうではないのように相手の言葉を強く否定すること」の意味で使われています。

一方、「とんでもない人に道端でばったり会う」「彼はとんでもない悪さをする」などの文中で使われている「とんでもない」は、「思いもかけないことやもってのほかであること」の意味で使われています。

「とんでもない」はビジネスシーンで使われている

「とんでもない」は複数の意味を持つ言葉ですが、ビジネスシーンにおいてよく使われているのは全くそうではないのように相手の言葉を強く否定することの意味になります。

ビジネスシーンにおいての「とんでもない」は「とんでもないです、お役に立てたようで何よりです」のように、目上の人から褒めらた際の謙遜表現として使うのが一般的です。

また、もってのほかであることの意味は基本的にマイナスのイメージで、相手を非難したり否定したりする場合に使うと覚えておきましょう。

「とんでもない」の類語

「とんでもない」の類語・類義語としては、道理にあわないことを意味する「途方もない」、とんでもなく調子はずれであることを意味する「突拍子もない」、並外れていることを意味する「途轍もない」などがあります。

「もってのほか」の例文

1.私はマンションの一部屋を買う余裕などなく、ましてや一戸建てなんてもってのほかだ。
2.彼はユースチームのレギュラーにすらなれていないので、プロサッカー選手になるなんてもってのほかだ。
3.力の差がありすぎるからといって、プロの選手が試合を諦めるなんてもってのほかです。
4.不正を行った人が市議会議員が辞任しないなんてもってのほかだ。
5.目上の人にタメ語を使うなんてもってのほかだ。もう一度教育し直した良さそうだろう。
6.権力をかさに人を支配しようとするなんてもってのほかだ。人の風上にもおけない。
7.重要なビジネスミーティングで無断欠席するなんてもってのほかですから、即日解雇を言い渡されることでしょう。
8.約束の時間に遅刻するなど、もってのほかです。相手を待たせるのは失礼であり、信頼関係を損なう行為です。
9.アクセス数を稼ぐために、不確実な情報を広めるなんて、もってのほかです。こんなことが放置されていること自体問題なのです。
10.メーカーが安全基準を満たしていない健康食品を市場に出すなんて、もってのほかだ。消費者をなんだと思っているのだ。

この言葉がよく使われる場面としては、けしからぬことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「もってのほか」は強く否定するニュアンスで使う言葉です。

「とんでもない」の例文

1.とんでもないです。このような成果が得られたのは先輩のご指導のおかげです。
2.とんでもない。ここまでこれたのは皆さんが協力してくださったおかげです。
3.とんでもないです。全く迷惑ではないのでお気になさらないでください。
4.彼はとんでもない発明をし、ノーベル賞を受賞することができました。
5.あなたのしたことはとんでもないことなので、早く先方に謝った方がいいだろう。
6.真っ青な顔で部屋に飛び込んできた彼を一目見て、何かとんでもないことが起こったのだと分かった。
7.いまだから言えるけど、君がリーダーになったときには、とんでもない失敗をしないかヒヤヒヤしながら見ていましたよ。
8.この子はとんでもない才能持っているに違いない。すぐに一流の先生のところに通わせるべきです。
9.君はとんでもないことをしてくれたね。これで私の人生も終わったようなものだよ。それで君は満足かい?
10.道を歩いていたら、突然電動バイクがとんでもないスピードで走っていったから、びっくりしてしまったよ。

この言葉がよく使われる場面としては、全くそうではないのように相手の言葉を強く否定することを表現したい時などが挙げられます。その他にも、思いもかけないことやもってのほかであることを表現したい時にも使います。

上記の例文にあるように、「とんでもない」は例文1から例文3の「とんでもない」は全くそうではないのように相手の言葉を強く否定すること、例文4の「とんでもない」は思いもかけないこと、例文5の「とんでもない」はもってのほかであることの意味で使われています。

「もってのほか」と「とんでもない」はどちらも物事の程度が度を越していることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「もってのほか」の方が「とんでもない」よりも広く一般的に使われていると覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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