【年棒】と【年俸】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「年棒」(読み方:ねんぼう)と「年俸」(読み方:ねんぽう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「年棒」と「年俸」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




年棒と年俸の違い

年棒と年俸の意味の違い

年棒と年俸の違いを分かりやすく言うと、年棒とは年俸の間違った使い方、年俸とは1年単位で支払われる給料のことです。

年棒は誤字

一般的には年棒という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、年俸のことを間違えて年棒を使っている人がほとんどです。

年俸は正しい日本語

正しい言葉である年俸を使った分かりやすい例としては、「年俸制で契約することにしました」「彼は年俸20億貰っている有名な選手です」「この契約により彼はクラブ最高年俸選手となりました」「彼の年俸は1億円です」などがあります。

年俸という言葉はあっても、年棒という言葉は存在しません。同時に年俸という単語の意味について「1年単位で支払われる給料のこと」と覚えておきましょう。

年俸の英語表記

年俸を英語にすると「annual salary」となり、例えば上記の「彼の年俸は1億円です」を英語にすると「He gets an annual salary of one hundred million yen」となります。

年棒の意味

年棒とは

年棒とは、年俸の間違った使われ方です。

年棒という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、年俸と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

年棒と間違えやすい理由

年棒と年俸を間違えてしまう理由としては、発音が似ているだけでなく、漢字も似ていることが原因となっています。年俸の「俸」の字は木偏の「棒」ではなく、人偏の「俸」であり、正しい読み方は「ねんぽう」と覚えておきましょう。「ねんぼう」と読むことはありません。

しかし、インターネット上の記事だけではなく、テレビなどでも「ねんぼう」と発言することも多く、非常にたくさんの人が間違った使い方をしています。

また、そもそも年俸の「俸」は給料のことを意味しているので、「棒」ではなく「俸」だと覚えておけば分かりやすいでしょう。

年俸の意味

年俸とは

年俸とは、1年単位で支払われる給料のことを意味しています。

年俸の使い方

年俸を使った分かりやすい例としては、「年俸制にはメリットもデメリットもあります」「彼はチーム最高年俸プレイヤーです」「オフには3000万円増の年俸1億円で契約を更改しています」「契約更改は難航したものの最終的には年俸ダウンで和解した」などがあります。

その他にも、「このチームの平均年俸はJリーグ史上最高と言われています」「彼は最低年俸でもこのチームでプレーしたいと思い契約を更改した」「選手の年俸の高騰によって財政難に陥るチームも出てきた」などがあります。

年俸は1年単位で支払われる給料のことを意味している言葉で、主にスポーツ選手の給料のことを指して使われていましたが、最近では年俸制を採用する一般企業も増えてきています。

年俸制の意味

年俸制とは、給与の金額を1年単位で決定する給与形態のことで、賞与を含めて1年間に支払う賃金が確定しています。

月給制との大きな違いは、名前の通り給与額の決定が年単位で行なわれているか、月単位で行なわれているかということです。また、年俸制を採用している企業は勤務継続日数や年齢よりも成果を重視することが多いのも違いの一つになります。

年俸制は年単位で給料が決まるので、残業代が含まれると思われがちですが、法定労働時間である週40時間、1日8時間を超えた場合は残業代がきちんと支払われます。

また、ボーナスについては企業と契約内容によって変わるので一概には言えません。年俸にボーナスが含まれている場合と、含まれていない場合があります。

表現方法は「年俸が上がる」「年俸が下がる」「年俸が高い」

「年俸が上がる」「年俸が下がる」「年俸が高い」「年俸が低い」などが、年俸を使った一般的な言い回しになります。

年俸の類語

年俸の類語・類義語としては、月ごとに決まって支払われる給料のことを意味する「月給」、1週間を単位として支払われる給料のことを意味する「週給」、1日につきいくらと定めた給料のことを意味する「日給」、1時間単位で支給される給料のことを意味する「時給」などがあります。

年棒の例文

1.年棒という言葉は存在しないので、おそらく年俸の言い間違いだろう。
2.年俸という言葉は1年単位で支払われる給料のことで、年棒という言葉はない。
3.年棒という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.年棒1億円でサインすることにしたという言葉を使う人はいるが、正しくは年俸1億円でサインすることにしたです。
5.来年から年俸制が導入されるという言葉はあるが、来年から年棒制が導入されるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、年俸という言葉を間違えて年棒と表現している時などが挙げられます。

年棒という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、年俸を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

年棒という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、年棒ではなく、年俸と表現するのが正しい使い方です。

年俸の例文

1.年俸4億円で契約したものの、怪我で1試合しか出場することができなかったので、ファンから給料泥棒と非難された。
2.彼の年俸は推定50億円を超えおり、サッカー界のスーパースターと言われています。
3.オフに解雇が検討されていたが、大幅な年俸ダウンにより残留が決まりました。
4.彼の推定年俸は100億近いと言われ、スポーツ界において一番稼いでる選手です。
5.彼は昨シーズンのMVP選手に選ばれたので、今年の年俸は跳ね上がるでしょう。

この言葉がよく使われる場面としては、1年単位で支払われる給料のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、スポーツ選手が受け取る給料を指す場合によく使われています。

年棒と年俸どちらを使うか迷った場合は、年棒は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の年俸を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター