【舌の先の乾かぬうちに】と【舌の根の乾かぬうちに】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た日本語の「舌の先の乾かぬうちに」(読み方:したのさきのかわかぬうちに)と「舌の根の乾かぬうちに」(読み方:したのねのかわかぬうちに)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「舌の先の乾かぬうちに」と「舌の根の乾かぬうちに」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。



「舌の先の乾かぬうちに」と「舌の根の乾かぬうちに」の違い

「舌の先の乾かぬうちに」は「舌の根の乾かぬうちに」の間違い

「舌の先の乾かぬうちに」と「舌の根の乾かぬうちに」の違いを分かりやすく言うと、「舌の先の乾かぬうちに」とは「舌の根の乾かぬうちに」の間違った使い方、「舌の根の乾かぬうちに」とは前言に反した言動や行動を取ることです。

「舌の先の乾かぬうちに」は誤字

一般的には「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「舌の根の乾かぬうちに」のことを間違えて「舌の先の乾かぬうちに」を使っている人がほとんどです。

「舌の根の乾かぬうちに」は正しい日本語

正しい言葉である「舌の根の乾かぬうちに」を使った分かりやすい例としては、「もう課金はしないと言っていたのに舌の根の乾かないうちにガチャを回していて掛ける言葉もない」「彼女は体に気をつけると言ったが舌の根の乾かぬうちにビールをくれと友人に頼んだ」などがあります。

「舌の根の乾かぬうちに」という言葉はあっても、「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は存在しません。同時に「舌の根の乾かぬうちに」という言い回しの意味について「前言に反した言動や行動を取ること」と覚えておきましょう。

「舌の根の乾かぬうちに」の英語表記

「舌の根の乾かぬうちに」を英語にすると「in the same breath」「no sooner were the words out of one’s mouth than」です。

例えば上記の「彼女は体に気をつけると言ったが舌の根の乾かぬうちにビールをくれと友人に頼んだ」を英語にすると「she said she would take care of herself, but in the same breath he asked her friend for a beer」となります。

「舌の先の乾かぬうちに」の意味

「舌の先の乾かぬうちに」とは

「舌の先の乾かぬうちに」とは、「舌の根の乾かぬうちに」の間違った使われ方を意味しています。

「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「舌の根の乾かぬうちに」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「舌の先の乾かぬうちに」と間違えやすい理由

「舌の先の乾かぬうちに」と「舌の根の乾かぬうちに」を間違えやすい理由としては、上辺だけの物言いを意味する「舌先」という言葉があるため、「先」と「根」を混同して覚えてしまっていることが原因です。

また、文化庁が発表した平成30年度に行われた国語に関する世論調査では、正しい使い方である「舌の根の乾かぬうちに」を使う人が60.4%、間違った使い方である「舌の先の乾かぬうちに」を使う人が24.4%という結果が出ています。

上記の結果からも分かるように一定数の人が間違って覚えている言葉になります。正しい日本語は「先」ではなく「根」を使った「舌の根の乾かぬうちに」と覚えておきましょう。

「舌の根の乾かぬうちに」の意味

「舌の根の乾かぬうちに」とは

「舌の根の乾かぬうちに」とは、前言に反した言動や行動を取ることを意味しています。

表現方法は「舌の根も乾かぬうちに」「舌の根が乾かぬうちに」

「舌の根も乾かぬうちに」「舌の根が乾かぬうちに」なども、「舌の根の乾かぬうちに」と同じ一般的な言い回しなります。

「舌の根の乾かぬうちに」の使い方

「舌の根の乾かぬうちに」を使った分かりやすい例としては、「彼は禁酒すると言ってたいたのに舌の根の乾かぬうちに酒を飲んでいた」「上司が舌の根の乾かぬうちに前言を撤回したので呆れている」「新しい制約を掲げていたのに舌の根の乾かぬうちに撤回してしまった」などがあります。

「舌の根の乾かぬうちに」は、前言に反した言動や行動を取る人を非難する際に使う慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を持つ言葉になります。

「舌」を使った慣用句

「舌の根の乾かぬうちに」のように、「舌」を使った慣用句は多数存在します。例を挙げると、あまりにも優れていてとても驚くことを意味する「舌を巻く」、淀みなく喋ることを意味する「舌が回る」、まだ言い終わらないことを意味する「舌も引かぬ」などがあります。

「舌の根の乾かぬうちに」の類語

「舌の根の乾かぬうちに」の類語・類義語としては、言ったばかりのことを意味する「言ってるそばから」、事が起こってから1日しかたっていない今日のことを意味する「昨日の今日」、言い終わるか言い終わらないかのうちのことを意味する「口から下」などがあります。

「舌の先の乾かぬうちに」の例文

1.「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は存在しないので、おそらく「舌の根の乾かぬうちに」の言い間違いだろう。
2.「舌の根の乾かぬうちに」という言葉は前言に反した言動や行動を取ることで、「舌の先の乾かぬうちに」という言葉はない。
3.「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.舌の先の乾かぬうちに撤回したという言葉を使う人はいるが、正しくは舌の根の乾かぬうちに撤回したです。
5.舌の根の乾かぬうちに嘘をつくという言葉はあるが、舌の先の乾かぬうちに嘘をつくという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「舌の根の乾かぬうちに」という言葉を間違えて「舌の先の乾かぬうちに」と表現している時などが挙げられます。

「舌の先の乾かぬうちに」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「舌の根の乾かぬうちに」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「舌の先の乾かぬうちに」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「舌の先の乾かぬうちに」ではなく、「舌の根の乾かぬうちに」と表現するのが正しい使い方です。

「舌の根の乾かぬうちに」の例文

1.彼は禁煙すると言っていたのに、舌の根の乾かぬうちに煙草を吸っていた。
2.県知事は新しい公約を掲げていたのに、舌の根の乾かぬうちに取り下げため県民から反発の声が上がっている。
3.散々謝罪しておいて舌の根の乾かぬうちに同じことを繰り返すので、縁を切ることにしよう。
4.もう浮気はしないと言ってたのに、舌の根の乾かぬうちに他の女性と遊んでいたため、別れることにした。
5.彼は舌の根の乾かぬうちに嘘をついたため、正直呆れてしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、前言に反した言動や行動を取ることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、自分の発言に反する言動や行動する人に対して使います。そのため、マイナスなイメージを持っている言葉です。

「舌の先の乾かぬうちに」と「舌の根の乾かぬうちに」どちらを使うか迷った場合は、「舌の先の乾かぬうちに」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「舌の根の乾かぬうちに」を使うようにしましょう。

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