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【お休みを頂いております】と【休みをとっております】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「お休みを頂いております」(読み方:おやすみをいただいております)と「休みをとっております」(読み方:やすみをとっております)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お休みを頂いております」と「休みをとっております」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「お休みを頂いております」と「休みをとっております」の違い

「お休みを頂いております」は「休みをとっております」の間違い

「お休みを頂いております」と「休みをとっております」の違いを分かりやすく言うと、「お休みを頂いております」とは「休みをとっております」の間違った使い方、「休みをとっております」とは休みを取っていることの敬語表現です。

「お休みを頂いております」は誤字

一般的には「お休みを頂いております」という言葉は存在しません。読み方や意味が似ていることから、「休みをとっております」のことを間違えて「お休みを頂いております」を使っている人がほとんどです。

「休みをとっております」は正しい日本語

正しい言葉である「休みをとっております」を使った分かりやすい例としては、「あいにく山下は本日休みをとっております」「インフルエンザに感染したため休みをとっております」「彼は今週休みをとっております」などがあります。

「休みをとっております」という言葉はあっても、「お休みを頂いております」という言葉は存在しません。同時に「休みをとっております」という単語の意味について「休みを取っていることの敬語表現」と覚えておきましょう。

「休みをとっております」の英語表記

「休みをとっております」を英語にすると「take a break」となり、例えば上記の「彼は今週休みをとっております」を英語にすると「He is taking a break this week」となります。

「お休みを頂いております」の意味

「お休みを頂いております」とは

「お休みを頂いております」とは、「休みをとっております」の間違った使われ方です。

「お休みを頂いております」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「休みをとっております」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お休みを頂いております」と間違えやすい理由

「お休みを頂いております」を間違えて使ってしまう理由としては、休みを取っていることを丁寧に表現しようとするのが原因です。もし、「休みを取っていること」を丁寧に表現したい場合は「休みをとっております」や「不在になります」を使うようにしましょう。

「お休みを頂いております」は社外の人に身内の休みを伝えるフレーズとしてよく使われていますが、日本語として間違っている点が二つあります。

一つ目は「お休み」の「お」を使っていることです。社外の人に身内の休みを伝える場合に「お休み」としてしまうと、「お」を付けたことによって身内の休んだことを尊敬しているという意味になってしまいます。社外の人に身内のことを表現する場合は謙譲語を使うのが適しています。

二つ目は「頂いております」という言い回しです。「頂いております」は「いただく」の謙譲語なので一見間違えではないように思いますが、休みは社外の人から貰うものではなく自分が会社から取るものなので、社外の人に対して「いただく」の表現を使うのは間違っています。

「休みをとっております」の意味

「休みをとっております」とは

「休みをとっております」とは、休みを取っていることの敬語表現を意味しています。

「休みをとっております」の使い方

「休みをとっております」を使った分かりやすい例としては、「小林は本日休みをとっております」「娘が発熱したので看病するために休みをとっております」「課長は昨日から休みをとっております」などがあります。

「休みをとっております」は休みを取ることを敬語にした表現です。社外の人に身内の休みを伝える時など、ビジネスシーンにおいて頻繁に使われています。

例えば取引先から「今井部長はいらっしゃいますか」と聞かれた時に部長が休みだった場合は、「今井は、本日休みを取っております」のように使います。ここで注意するべきなのは「部長は、本日休みを取っております」としないことです。

もし、部長を入れたいのであれば「部長の今井は、本日休みを取っております」とするのが適切でしょう。ただし、社内の人対して使う場合は部長や課長としても問題ないことが多いです。

「休みをとっております」の類語

「休みをとっております」の類語・類義語としては、会社や学校などで認められた休日以外の休みを取ることを意味する「休暇を取る」、疲れを元の状態に戻すことを意味する「疲労を回復する」などがあります。

「休みをとっております」の休の字を使った別の言葉としては、営業や業務などを休むことを意味する「休業」、仕事や運動などを一時辞めて休むことを意味する「休憩」、仕事や活動などを一時休むことを意味する「休止」などがあります。

「お休みを頂いております」の例文

1.「お休みを頂いております」という言葉は存在しないので、おそらく「休みをとっております」の言い間違いだろう。
2.「休みをとっております」という言葉は休みを取っていることの敬語表現で、「お休みを頂いております」という言葉はない。
3.「お休みを頂いております」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.高橋は本日お休みを頂いておりますという言葉を使う人はいるが、正しくは高橋は本日休みをとっておりますです。
5.部長は昨日から休みをとっておりますという言葉はあるが、部長は昨日からお休みを頂いておりますという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「休みをとっております」という言葉を間違えて「お休みを頂いております」と表現している時などが挙げられます。

「お休みを頂いております」という言葉は、「休みをとっております」を間違えて使っている可能性が高いです。

「お休みを頂いております」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お休みを頂いております」ではなく、「休みをとっております」と表現するのが正しい使い方です。

「休みをとっております」の例文

1.申し訳ございません、あいにく田中は本日休みをとっております。
2.社長の吉田は本日休みをとっております。出社は明日になりますが、もしよろしければ代わりにご用件を承ります。
3.息子が朝から熱を出したので、看病するために本日は休みをとっております。
4.山本は今日、明日と休みをとっております。出社は明後日になりますので、お電話いただきました旨お伝えいたします。
5.申し訳ございません。中村は新型コロナウイルスに感染したため、休みをとっております。
6.最近お得意先の会社の担当の方を見かけないと思って聞いてみたら現在産休で休みをとっておりますとのことだった。
7.浄水器の契約が不当なものだと気づいたので抗議の意味も含めて電話をしたら担当は休みをとっておりますと伝えてきたので呆気にとられた。
8.今日不審な電話があったよ。あいにく鈴木は休みをとっておりますので私が代わりにご用件を伺いますがと答えたところで電話を切られてしまったんだよ。
9.松本教授は海外の学会への出席ために休みをとっておりますので、今週の授業はすべて休講になりました。

この言葉がよく使われる場面としては、休みを取っていることの敬語表現を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のようにビジネスシーンにおいてよく使われています。

「お休みを頂いております」と「休みをとっております」どちらを使うか迷った場合は、「お休みを頂いております」は間違った日本語なので、正しい日本語である「休みをとっております」を使うようにしましょう。

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