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【合いの手を打つ】と【合いの手を入れる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」の違い

「合いの手を打つ」は「合いの手を入れる」の間違い

「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」の違いを分かりやすく言うと、「合いの手を打つ」とは「合いの手を入れる」の間違った使い方、「合いの手を入れる」とは相手の動作や話の合間にそれに弾みがつくような言葉や動作を差し込むことです。

「合いの手を打つ」は誤字

一般的には「合いの手を打つ」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「合いの手を入れる」のことを間違えて「合いの手を打つ」を使っている人がほとんどです。

「合いの手を入れる」は正しい日本語

正しい言葉である「合いの手を入れる」を使った分かりやすい例としては、「彼女は合いの手を入れるのが上手です」「私は合いの手を入れるだけで聞き入った」「つまらない話に大げさに合いの手を入れる」「私が話している間彼女はその通りと何度も合いの手を入れた」などがあります。

「合いの手を入れる」という言葉はあっても、「合いの手を打つ」という言葉は存在しません。同時に「合いの手を入れる」という慣用句の意味について「相手の動作や話の合間にそれに弾みがつくような言葉や動作を差し込むこと」と覚えておきましょう。

「合いの手を入れる」の英語表記

例えば上記の「私が話している間彼女はその通りと何度も合いの手を入れた」を英語にすると「While I was talking, she repeatedly threw in the phrase That’s right.」となります。

「合いの手を打つ」の意味

「合いの手を打つ」とは

「合いの手を打つ」とは、「合いの手を入れる」の間違った使われ方です。

「合いの手を打つ」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「合いの手を入れる」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「合いの手を打つ」と間違えやすい理由

「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」を間違ってしまう理由としては、相手の話に頷いて巧みに調子を合わせることの「相槌を打つ」と混同してしまっていることが原因です。その他にも、「あいのて」と「あいづち」の発音が似ていることも混同しやすい要因の一つになります。

「合いの手を入れる」と「相槌を打つ」はどちらも相手の話を聞く場合に用いられる慣用句ですが、使う場面が違うので注意しましょう。「合いの手を入れる」は相手の話を積極的に盛り上げるという場面で使うのに対して、「相槌を打つ」は相手の発言に対して消極的に頷く場合に使います。

また、「合いの手を打つ」という言葉が間違ってるように、「相槌を入れる」という言葉も間違った日本語だと覚えておきましょう。

「合いの手を入れる」の意味

「合いの手を入れる」とは

「合いの手を入れる」とは、相手の動作や話の合間にそれに弾みがつくような言葉や動作を差し込むことを意味しています。

「合いの手を入れる」の使い方

「合いの手を入れる」を使った分かりやすい例としては、「合いの手を入れながら話を聞いている」「カラオケで合いの手を入れて盛り上げる」「流れてきた曲に合いの手を入れる」「私が歌っているとペットの猫がニャーと合いの手を入れてくれる」などがあります。

「合いの手を入れる」は、歌や踊りに合わせて手拍子を打ったり掛け声を出すことや、人との会話で話しを弾ませるために言葉を挟むことを意味する慣用句です。

「合いの手」の語源

「合いの手を入れる」の「合いの手」とは歌と歌の間に三味線など伴奏楽器で演奏する部分ことを意味しています。

「合いの手」は元々邦楽用語であり、「あい」は「間」のことを意味していました。「て」はメロディーや楽曲などを意味しており、それが転じて歌や踊りの間に入れる演奏のことを「合いの手」と言うようになりました。

それがさらに転じて、会話を弾ませるために言葉を挟むことに対しても使うようになり、これらが「合いの手を入れる」の語源です。

「合いの手を入れる」はカラオケやライブで使われる

「合いの手を入れる」はカラオケやライブなどにおいて頻繁に使われている言葉になります。

「合いの手を入れる」の類語

「合いの手を入れる」の類語・類義語としては、激励する言葉をかけることを意味する「エールを送る」、声を出して応援することを意味する「声援を送る」、手を打ち鳴らして拍子を取ることを意味する「手拍子を取る」などがあります。

「合いの手を打つ」の例文

1.「合いの手を打つ」という言葉は存在しないので、おそらく「合いの手を入れる」の言い間違いだろう。
2.「合いの手を入れる」という言葉は相手の動作や話の合間にそれに弾みがつくような言葉や動作を差し込むことで、「合いの手を打つ」という言葉はない。
3.「合いの手を打つ」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.合いの手を打つことで場を盛り上げるという言葉を使う人はいるが、正しくは合いの手を入れることで場を盛り上げるです。
5.友人の話に合いの手を入れるという言葉はあるが、友人の話に合いの手を打つという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「合いの手を入れる」という言葉を間違えて「合いの手を打つ」と表現している時などが挙げられます。

「合いの手を打つ」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「合いの手を入れる」を間違えて使っている可能性が高いです。

「合いの手を打つ」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「合いの手を打つ」ではなく、「合いの手を入れる」と表現するのが正しい使い方です。

「合いの手を入れる」の例文

1.私が飼っているインコは、私が歌うと合いの手を入れてくれる。
2.彼は大げさに合いの手入れることによって、気持ち良く相手の話を聞き出していてる。
3.八方美人だから適当に合いの手を入れて良い人を演じていたが、もう疲れてきたので辞めようと思う。
4.私が話していると、いちいち合いの手を入れるので少し鬱陶しさを感じる。
5.彼女は多弁というわけではないのだが、要所要所で的確な合いの手を入れてくれる。

この言葉がよく使われる場面としては、相手の動作や話の合間にそれに弾みがつくような言葉や動作を差し込むことを表現したい時などが挙げられます。

例文1のように歌に合いの手を入れるという表現はよく使われています。

「合いの手を打つ」と「合いの手を入れる」どちらを使うか迷った場合は、「合いの手を打つ」は間違った日本語なので、正しい日本語である「合いの手を入れる」を使うようにしましょう。

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編集者
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