【いやがおうにも】と【いやがうえにも】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た日本語の「いやがおうにも」と「いやがうえにも」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「いやがおうにも」と「いやがうえにも」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。



「いやがおうにも」と「いやがうえにも」の違い

「いやがおうにも」は「いやがうえにも」の間違い

「いやがおうにも」と「いやがうえにも」の違いを分かりやすく言うと、「いやがおうにも」とは「いやがうえにも」の間違った使い方、「いやがうえにも」とは既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなることです。

「いやがおうにも」は誤字

一般的には「いやがおうにも」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「いやがうえにも」のことを間違えて「いやがおうにも」を使っている人がほとんどです。

「いやがうえにも」は正しい日本語

正しい言葉である「いやがうえにも」を使った分かりやすい例としては、「彼女の控え目な態度がいやがうえにも男の乗客たちの心を引いた」「日本が初のワールドカップ決勝進出を決めたのでいやがうえにも盛り上がる」などがあります。

「いやがうえにも」という言葉はあっても、「いやがおうにも」という言葉は存在しません。同時に「いやがうえにも」という単語の意味について「既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなること」と覚えておきましょう。

「いやがうえにも」の英語表記

「いやがうえにも」を英語にすると「all the more」「more and more」となり、例えば上記の「彼女の控え目な態度がいやがうえにも男の乗客たちの心を引いた」を英語にすると「Her modest manner made her all the more attractive to male passengers」となります。

「いやがおうにも」の意味

「いやがおうにも」とは

「いやがおうにも」とは、「いやがうえにも」の間違った使われ方です。

「いやがおうにも」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「いやがうえにも」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「いやがおうにも」と間違えやすい理由

「いやがおうにも」と「いやがうえにも」を間違えてしまう理由としては、同じ「いやが」を使った言葉である「いやがおうでも」と混同してしまっていることです。

しかし、同じ「いやが」を使っている言葉であっても、「いやがおうでも」と「いやがうえにも」は意味も使わている漢字も全く異なっているいので混同しないように注意しましょう。

「いやがおうでも」を漢字にすると「否が応でも」となり、承知でも不承知でもや何がなんでもという意味になります。もう一方の「いやがうえにも」を漢字にすると「弥が上にも」となり、既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなることを意味しています。

「いやがおうにも」は間違った日本語ではあるのですが、文化庁が発表した平成26年度に行われた国語に関する世論調査では、正しい使い方である「いやがうえにも」を使う人が34.9%、間違った使い方である「いやがおうにも」を使う人が42.2%という逆転した結果が出ています。

「いやがうえにも」の意味

「いやがうえにも」とは

「いやがうえにも」とは、既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなることを意味しています。

「いやがうえにも」の使い方

「いやがうえにも」を使った分かりやすい例としては、「忘年会は社長の到着によりいやがうえにも盛り上がりました」「今年の発表会は両親が観に来るのでいやがうえにもが頑張らないといけない」「贈賄事件に大臣が絡んでいたことが発覚しマスコミの報道がいやがうえにも過熱した」などがあります。

「いやがうえにも」の漢字表記

「いやがうえにも」を漢字にすると「弥が上にも」となりますが、「弥」という漢字の「いや」という読み方が常用漢字ではないため、法令や新聞などの公用文では使用することができません。

「いやがうえにも」の語源

「弥が上にも」の「弥」は事柄や状態が甚だしくなることを意味しています。それに「上にも」という言葉が合わさり、既にそうなってるのに程度がより一層甚だしくなることの意味で使われるようになりました。

「嫌が上にも」は間違い

間違えやすい表現として「嫌が上にも」と表記するのは間違いと覚えておきましょう。正しくは「弥が上にも」です。

「いやがうえにも」の類語

「いやがうえにも」の類語・類義語としては、程度が一段と進むことを意味する「一層」、今までより程度が増すことを意味する「更に」、事物の程度や状態がさらにその度を強めることを意味する「もっと」などがあります。

「いやがおうにも」の例文

1.「いやがおうにも」という言葉は存在しないので、おそらく「いやがうえにも」の言い間違いだろう。
2.「いやがうえにも」という言葉は既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなることで、「いやがおうにも」という言葉はない。
3.「いやがおうにも」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.いやがおうにも盛り上がっているという言葉を使う人はいるが、正しくはいやがうえにも盛り上がっているです。
5.いやがうえにも頑張らないといけないという言葉はあるが、いやがおうにもがんばらないといけないという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「いやがうえにも」という言葉を間違えて「いやがおうにも」と表現している時などが挙げられます。

「いやがおうにも」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「いやがうえにも」を間違えて使っている可能性が高いです。

「いやがおうにも」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「いやがおうにも」ではなく、「いやがうえにも」と表現するのが正しい使い方です。

「いやがうえにも」の例文

1.ワールドカップの決勝戦は一進一退の攻防により延長戦に突入したため、いやがうえにも盛り上がる。
2.大ヒット作品を生み出したゲーム会社が、前作よりもさらに作り込んだという新作、いやがうえにも期待が高まります。
3.明日の県大会は彼女が観に来るので、いやがうえにも頑張らなければならない。
4.夏の甲子園の一回戦で優勝候補同士が激突することになり、いやがうえにも盛り上がる。
5.結婚式の二次会に新郎新婦が到着したので、いやがうえにも盛り上がりました。

この言葉がよく使われる場面としては、既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、既にそうなってるのに程度が一層甚だしくなる場合に使うので、プラスのイメージで使われることが多いです。

「いやがおうにも」と「いやがうえにも」どちらを使うか迷った場合は、「いやがおうにも」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「いやがうえにも」を使うようにしましょう。

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