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【祝日】と【祭日】と【祝祭日】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「祝日」(読み方:しゅくじつ)と「祭日」(読み方:さいじつ)と「祝祭日」(読み方:しゅくさいじつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「祝日」と「祭日」と「祝祭日」という言葉は、国民の祝日という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




祝日と祭日と祝祭日の違い

祝日と祭日と祝祭日の意味の違い

祝日と祭日と祝祭日の違いを分かりやすく言うと、祝日は国民の祝日を表現する時に使い、祭日はもとは皇室で祭典が行われる日を表現する時に使い、祝祭日は祝日と祭日をまとめて表現する時に使うという違いです。

祝日と祭日と祝祭日の使い方の違い

祝日という言葉は、「次の祝日は勤労感謝の日だ」「祝日となるとよく家族で旅行に行っていた」などの使い方で、国民の祝日を意味します。

祭日という言葉は、「世界の祭日を並べて見ると様々な文化を感じることができる」「祭日は国や宗教が違えば変わってくる」などの使い方で、宗教儀礼上の祭祀を行う日や祭事を行う日を意味します。

祝祭日という言葉は、「祝祭日はアラームが鳴らないような設定になっている」「携帯のカレンダーには祝祭日が書かれている」などの使い方で、祝日と祭日の総称を意味します。

祝日と祭日と祝祭日の使い分け方

今日、国民の祝日、振替休日、国民の休日と日本の「国民の祝日に関する法律」で定められている祝日は三種類あります。しかし、祭日と規定されている日はなく、全て祝日として受け継がれています。

それ以前は祝日と祭日、分けられていたことから二つをまとめて総称する「祝祭日」という言葉も使われていましたが、日本では全て祝日とされています。

祝日の意味

祝日とは

祝日とは、国が定めた祝い事のあるめでたい日を意味しています。

元々は祭日とされていた建国記念の日などを含む国民の祝日を指します。世界的にも、その国の歴史的な出来事や功績のあった人物を称えて記念日が制定され、祝日と定められました。

「月曜固定祝日制度」の意味

祝日を使った言葉として、「月曜固定祝日制度」があります。これは、一部祝日の日付を定めずに月曜日として、週末土曜日曜から続けて連休を取りやすくする制度のことで、ハッピーマンデー制度とも言われています。

現代社会では、日本の労働環境への配慮が常に求められています。有給休暇の制度はあるものの取得率が高くはないことから、国では公的な休日を多くして配慮しています。同じような考えから、2000年に月曜固定祝日制度が導入されました。

しかし、休みが多いことは同時に、職務上のサービスや学業の進行に滞りが発生することにもなります。それによる負担が大きいことから、このハッピーマンデー制度は賛否両論です。

祝日の類語

祝日の類語・類義語としては、国旗を掲げて祝うような国民の祝日を意味する「旗日」(読み方:はたび)、律令制において毎年田植え期のの5月と収穫期の8月にそれぞれ与えられた農事のための休暇を意味する「田暇」(読み方:でんか)などがあります。

祭日の意味

祭日とは

祭日とは、皇室で祭典が行われる日を意味しています。

現在は祭日とは言わない理由

元々は皇室祭祀令という法令があり祭日が定められ、宗教儀礼が行われていました。しかし1947年に廃止されたため、現在は祭日と呼ばれる日はなく、祝日として認知されています。

過去の祭日の例

例えば、建国記念の日は紀元節、春分の日は春季皇霊祭、昭和天皇誕生日は昭和の日、秋分の日は秋季皇霊祭、文化の日は明治節、勤労感謝の日は新嘗祭と、各々に元となる祭日があります。その一方で、受け継がれず廃止になった祭日もあります。

今日の祭日の使い方

今日では、神社などで行われる祭りの日を表す言葉として使われたり、「音楽の祭日」など何かのジャンルの祭り事を行う日として使われています。

祭日の類語

祭日の類語・類義語としては、記念すべき出来事のあった日を意味する「記念日」、祝い事や祭りなどが行われる日を意味する「物日」(読み方:ものび)、会社や官庁、学校などで認められた休日以外の休みを意味する「休暇」などがあります。

祝祭日の意味

祝祭日とは

祝祭日とは、旧制で国が定めた祝日、または祭日を意味しています。

江戸時代には、五節句と呼ばれる日本の伝統的な年中行事を行う文化があり、この日は幕府が公的な祝祭日として定めていました。今日では五節句のうち、桃の節句はひな祭り、端午の節句は「こどもの日」とされています。

このように、祝祭日は過去あるものから徐々に日にちや祝う内容が変わってきています。現在では6月に祝祭日がないため、作り上げることも考えられているようです。

祝祭日の対義語

祝祭日の対義語・反対語としては、日曜や祝祭日以外の日を意味する「平日」があります。

祝祭日の類語

祝祭日の類語・類義語としては、休日や祝日以外に勤労者が権利として認められている休みを意味する「公休」、めでたい日を意味する「佳節」、ある神仏に特定の由緒ある日を意味する「縁日」、業務や授業などを休む日を意味する「休日」などがあります。

祝日の例文

1.祝日ともなるとホテル代や飛行機代の値段は上がってしまう。
2.週二日の休みでは足りないため祝日のおかげで三連休となると心の底から喜んでしまう。
3.友人と職業柄休みが合わないが祝日は唯一予定が合わせられる日である。

この言葉がよく使われる場面としては、国民の祝日を意味する時などが挙げられます。

祭日も全て含めて祝日と言いますが、一般的な休みとされている土曜日や日曜日も全て含んで休日という言葉に置き換えて使うことも出来ます。

祭日の例文

1.日祭日は通常通り営業しているとのことで行きつけの店を予約した。
2.日本国内で祭日として扱われていた日が今でも祝日として全て受け継がれていたら、祝日が多くなって幸せな気分になるだろう。
3.海外ではハロウィンのイベントが盛り上がる印象だが、もとはケルト人の祭であるため、ハロウィンとしての祭日はない。

この言葉がよく使われる場面としては、宗教儀礼が行われていたお祝いの日を意味する時などが挙げられます。

例文1の「日祭日」とは、日曜日と祭日をまとめた言い方です。口頭で話されることはほとんどないですが、貼り紙などの文書には書かれていることがままある言葉です。

祝祭日の例文

1.何年も営業を行っている店では、祝祭日休みと記載していることのを目にする
2.先日購入したカレンダーには日本の祝祭日がきちんと全て掲載されていた。
3.祝祭日を喜ぶ人は多いが、なぜその日が休みなのか、休みの日の名称を覚えていない人が多いイメージだ。

この言葉がよく使われる場面としては、祝日と祭日の総称を意味する時などが挙げられます。

今日では祝祭日を使うことはほとんどなく、全てを包括して祝日とすることが多いですが、祝祭日という言葉を祭日に置き換えてしまうと、祝日の意味が除外されることになるため、置き換えて使うことはできません。

祝日と祭日と祝祭日どれを使うか迷った場合は、国民の祝日を表す場合は「祝日」を、宗教儀礼に関する祭事を行う日を表す場合は「祭日」を、祝日と祭日をまとめて表す場合は「祝祭日」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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