【至難の技】と【至難の業】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「しなんのわざ」という読み方の「至難の技」と「至難の業」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「至難の技」と「至難の業」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。



「至難の技」と「至難の業」の違い

「至難の技」は「至難の業」の間違い

「至難の技」と「至難の業」の違いを分かりやすく言うと、「至難の技」とは「至難の業」の間違った使い方、「至難の業」とは実現するのが極めて困難なことです。

「至難の技」は誤字

一般的には「至難の技」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「至難の業」のことを間違えて「至難の技」を使っている人がほとんどです。

「至難の業」は正しい日本語

正しい言葉である「至難の業」を使った分かりやすい例としては、「30代になってからプロサッカー選手を目指すのは至難の業です」「この仕事を1ヶ月で終わらせなければならないのは至難の業です」などがあります。

「至難の業」という言葉はあっても、「至難の技」という言葉は存在しません。同時に「至難の業」という単語の意味について「実現するのが極めて困難なこと」と覚えておきましょう。

「至難の業」の英語表記

「至難の業」を直訳した英語はないのですが、近い表現として「herculean task」「be not an easy feat」などがあります。

「至難の技」の意味

「至難の技」とは

「至難の技」とは、「至難の業」の間違った使われ方です。

「至難の技」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「至難の業」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「至難の技」と間違えやすい理由

「至難の技」と「至難の業」を間違えてしまう理由としては、「業」よりも「技」の方が一般的に使われている言葉だからです。

ではなぜ、正しい日本語は「至難の業」かというと、「技」はある物事を行うための方法や手段のこと、「業」は行為や行動のことを意味しています。

したがって、「至難の業」は実現するのが極めて困難な行為のことを意味しているので、「技」ではなく、「業」を使うのが正しい日本語になります。

「至難の業」の意味

「至難の業」とは

「至難の業」とは、実現するのが極めて困難なことを意味しています。

「至難の業」の使い方

「至難の業」を使った分かりやすい例としては、「この騒ぎの中彼らを脱出させるのは至難の業です」「一人で南極大陸を制覇するのは至難の業です」「40代になってもプロサッカー選手を続けるのは至難の業だ」「日本がワールドカップで優勝するのは至難の業です」などがあります。

その他にも、「この人数で予定通り仕事を終わらせるのは至難の業です」「富士山に一人で登頂するのは至難の業だ」「誰にも気付かれず部屋を抜け出すのは至難の業です」「市場に出回ることが少ないので手に入れるのは至難の業だ」などがあります。

「至難の業」はこの上なく難しいことを意味する「至難」と、行為や行動を意味する「業」が合わさり、実現するのが極めて困難なことを意味する言葉です。そのため、様々な場面で使うことができます。

例えばビジネスシーンにおいて現実的には達成出来ないようなノルマを課せられた場合に、「ノルマ達成は至難の業です」のように使います。

また、スポーツシーンにおいてもよく使われており、「連覇するのは至難の業だ」「怪我から復帰するのは至難の業です」「優勝するのは至難の業だろう」「スタメン奪取は至難の業です」などがあります。

表現方法は「至難の業である」「至難の業です」「至難の業だろう」

「至難の業である」「至難の業です」「至難の業だろう」などが、「至難の業」を使った一般的な言い回しになります。

「至難の業」の類語

「至難の業」の類語・類義語としては、実現するのが不可能に近いことを意味する「難しい」、実現するのが非常に厳しいことを意味する「不可能に近い」などがあります。

「至難の技」の例文

1.「至難の技」という言葉は存在しないので、おそらく「至難の業」の言い間違いだろう。
2.「至難の業」という言葉は実現するのが極めて困難なことで、「至難の技」という言葉はない。
3.「至難の技」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.彼女に嘘をつくのは至難の技ですという言葉を使う人はいるが、正しくは彼女に嘘をつくのは至難の業です。
5.この不景気に新規事業を始めるのは至難の業ですという言葉はあるが、この不景気に新規事業を始めるのは至難の技ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「至難の業」という言葉を間違えて「至難の技」と表現している時などが挙げられます。

「至難の技」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「至難の業」を間違えて使っている可能性が高いです。

「至難の技」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「至難の技」ではなく、「至難の業」と表現するのが正しい使い方になります。

「至難の業」の例文

1.全国に指名手配されて逃げ続けるのは至難の業なので、いつか逮捕されるだろう。
2.大怪我から復帰するのは至難の業と言われていたが、彼は奇跡の復活を遂げました。
3.彼は大型新人と言われているが、初戦から結果を出すのは至難の業だろう。
4.いくら格闘技に自信があったとしても、これだけ大勢を相手にするのは至難の業です。
5.国立や私立に関わらず医学部に合格するのは至難の業なので、死ぬ気で勉強をしました。

この言葉がよく使われる場面としては、実現するのが極めて困難なことを表現したい時などが挙げられます。

例文2や例文3の「至難の業」のように、スポーツシーンにおいてもよく使われている言葉です。

「至難の技」と「至難の業」どちらを使うか迷った場合は、「至難の技」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「至難の業」を使うようにしましょう。

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