【平仄を合わせる】と【足並みを揃える】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「平仄を合わせる」(読み方:ひょうそくをあわせる)と「足並みを揃える」(読み方:あしなみをそろえる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」という言葉は、どちらも合わせることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の違い

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の意味の違い

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の違いを分かりやすく言うと、「平仄を合わせる」とは順序や辻褄を合わせること、「足並みを揃える」とは考えや行動を同じにすることという違いです。

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の使い方の違い

一つ目の「平仄を合わせる」を使った分かりやすい例としては、「彼女の嘘に対して平仄を合わせる」「この件に関して疑われないように親友と平仄を合わせることにした」「話を聞いてみたがどうも平仄が合わない」「彼女の話と平仄を合わせる」などがあります。

二つ目の「足並みを揃える」を使った分かりやすい例としては、「各社が足並みを揃えて報道しました」「メンバーの足並みが揃わないので休止することにしました」「周りと足並みを揃えるのが大変です」「結婚に向けて彼女と足並みを揃える」などがあります。

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の使い分け方

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」は似たニュアンスを持つ言葉ですが、使い方に少し違いあります。

「平仄を合わせる」は順序や辻褄を合わせること、つまり物事の道筋が通るようにする場合に使います。一方、「足並みを揃える」は人の考えや行動を同じにする場合に使うと覚えておきましょう。

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」の英語表記の違い

「平仄を合わせる」を英語にすると「make consistent with」「to harmonize」となり、例えば上記の「彼女の話と平仄を合わせる」を英語にすると「I make consistent with her story」となります。

一方、「足並みを揃える」を英語にすると「fall into step」「keep in step」「align oneself」となり、例えば上記の「彼女と足並みを揃える」を英語にすると「keep in step with her」となります。

「平仄を合わせる」の意味

「平仄を合わせる」とは

「平仄を合わせる」とは、順序や辻褄を合わせることを意味しています。

「平仄を合わせる」の使い方

「平仄を合わせる」を使った分かりやすい例としては、「彼の話は平仄が合っている」「平仄が合っているもののどうも釈然としません」「彼女に話の平仄を合わせることはありません真実を教えてください」などがあります。

「平仄を合わせる」は普段はあまり使わない言葉なので、馴染みがない人も多いでしょう。

平仄の由来

「平仄を合わせる」の「平仄」とは、元々中国語の発音の種類のことを意味していました。中国では平声(読み方:ひょうしょう)と仄声(読み方:そくせい)の二つの発音があり、これを規則的な配列にすることによって調和の取れた漢詩になると言われています。

これが転じて、「平仄」は順序や筋道という意味で使われるようになり、「平仄を合わせる」は順序や辻褄を合わせることの意味になりました。

「平仄を合わせる」の対義語

「平仄を合わせる」の対義語・反対語としては、物事の道筋が立たないことを意味する「平仄が合わない」があります。

「平仄を合わせる」の類語

「平仄を合わせる」の類語・類義語としては、筋道が通るようにすることを意味する「辻褄を合わせる」、最終的に辻褄が合うようにすることを意味する「帳尻を合わせる」などがあります。

「足並みを揃える」の意味

「足並みを揃える」とは

「足並みを揃える」とは、考えや行動を同じにすることを意味しています。

「足並みを揃える」の使い方

「足並みを揃える」を使った分かりやすい例としては、「チームの足並みを揃えることはプロジェクトを行う上で大切です」「どうすれば組織の足並みを揃えることができるのかいつも考えています」「他人と足並みを揃えることは私にとって苦痛でした」などがあります。

「足並みを揃える」は考え方や行動の揃い具合のことを意味する「足並み」と全体を一つに纏めることを意味する「揃える」が合わり、考えや行動を同じにすることを意味する慣用句です。また、あまり使われていませんが複数の人が同じ歩調で歩くこの意味も持っています。

「足並みを揃える」はビジネスシーンにおいても使われている言葉です。社員全員の考え方や行動を同じにしたい場合に使います。

「足並みを合わせる」は誤り

「足並みを合わせる」という言葉を使う人がいますが間違った日本語になります。複数の人が物事に取り組む時に進行する速度を合わせることを意味する「歩調を合わせる」と意味が似ているため、混同して覚えているのが原因でしょう。

表現方法は「仕事で足並みを揃える」「チームで足並みを揃える」

「仕事で足並みを揃える」「チームで足並みを揃える」などが、「足並みを揃える」を使った一般的な言い回しになります。

「足並みを揃える」の類語

「足並みを揃える」の類語・類義語としては、多くの人が一つの目的のために纏まることを意味する「一致団結」、力を合わせて事にあたることを意味する「協力する」などがあります。

「平仄を合わせる」の例文

1.犯人が自白したが、犯行推定時刻と居た場所の平仄が合わない。誰かを庇っているのではないだろうか。
2.平仄が合わないことを言ってしまったため、彼女に浮気しているのがバレしまった。
3.不倫しているのがバレそうなので、一緒に飲んでいたと平仄を合わせるように親友に頼みました。
4.上司から過去の書類と平仄を合わせて作成してくださいと、お願いされました。
5.彼の話は平仄が合わないので、何か重要なことを隠しているに違いない。

この言葉がよく使われる場面としては、順序や辻褄を合わせることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように様々な場面で使うことが可能です。

「足並みを揃える」の例文

1.今回のプロジェクトが成功した一番の理由は、チーム全員が足並みを揃えたことです。
2.ママ友と上手く付き合うには、足並みを揃えることが大事と先輩ママから教わりました。
3.緊急事態宣言の解除を行う場合、首都圏近郊は足並みを揃えることが大切です。
4.長年続いてたグループの解散理由は、メンバーの足並みが揃わなかったことです。
5.他人と足並みを揃えるのが苦痛なので、今の会社を辞めてフリーランスで仕事をしようか考えている。

この言葉がよく使われる場面としては、考えや行動を同じにすることを表現したい時などが挙げられます。

例文1のようにビジネスシーンにおいてもよく使われています。

「平仄を合わせる」と「足並みを揃える」どちらの言葉を使うか迷った場合、順序や辻褄を合わせることを表現したい時は「平仄を合わせる」を、考えや行動を同じにすることを表現したい時は「足並みを揃える」を使うようにしましょう。

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