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【中ば】と【半ば】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「なかば」という読み方の「中ば」と「半ば」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「中ば」と「半ば」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「中ば」と「半ば」の違い

「中ば」は「半ば」の間違い

「中ば」と「半ば」の違いを分かりやすく言うと、「中ば」とは「半ば」の間違った使い方、「半ば」とは一定の距離や期間などの中間あたりのことです。

「中ば」は誤字

一般的には「中ば」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「半ば」のことを間違えて「中ば」を使っている人がほとんどです。

「半ば」は正しい日本語

正しい言葉である「半ば」を使った分かりやすい例としては、「五月の半ばだというのにまだ寒いです」「緊急の仕事が入ったので式典の半ばで退席しました」「自分でも半ば感心する」「彼女は昼食会の半ばに意識を失った」などがあります。

「半ば」という言葉はあっても、「中ば」という言葉は存在しません。同時に「半ば」という単語の意味について「一定の距離や期間などの中間あたりのこと」と覚えておきましょう。

「半ば」の英語表記

「半ば」を英語にすると「half」「middle」「mid」となり、例えば上記の「彼女は昼食会の半ばに意識を失った」を英語にすると「She fell unconscious in the middle of the lunch」となります。

「中ば」の意味

「中ば」とは

「中ば」とは、「半ば」の間違った使われ方です。

「中ば」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「半ば」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「中ば」と間違えやすい理由

「中ば」と「半ば」を間違えてしまう理由としては、「半」という漢字を「なか」と読むのは馴染みがなく、「中」の方が一般的にイメージしやすいからです。

その他にも、「半ば」は途中や中間のことを意味しているので、勘違いして「中」を使ってしまう傾向があります。

また、「なかば」をパソコンや携帯などで打ち込むと「中場」という変換がでてきますが、これも間違いなので注意しましょう。「中場」という漢字は主に人名などで使われています。

「半ば」の意味

「半ば」とは

「半ば」とは、一定の距離や期間などの中間あたりのことを意味しています。その他にも、全体を二つに分けたその一方のこと、ある物事の途中こと、半分ほどある状態になっていること、完全にではないがかなりの程度のことの意味も持っています。

表現方法は「半ば諦める」「半ば強引に」「半ば強制」

「半ば諦める」「半ば強引に」「半ば強制」「半ば頃」などが、「半ば」を使った一般的な言い回しになります。

「半ば」の使い方

「彼女は30代半ばで結婚することができました」「彼の言動には半ば呆れてしまいました」などの文中で使われている「半ば」は、「一定の距離や期間などの中間あたりのことや半分ほどある状態になっていること」の意味で使われています。

一方、「土地の半ばを他人に渡すことしました」「体調が悪くなったので会議の半ばで退出する」などの文中で使われている「半ば」は、「全体を二つに分けたその一方のことやある物事の途中こと」の意味で使われています。

「半ば」は名詞として使う場合と副詞として使う場合があります。

一定の距離や期間などの中間あたりのこと、全体を二つに分けたその一方のこと、ある物事の途中ことの意味で使う場合は名詞になり、半分ほどある状態になっていることや完全にではないがかなりの程度のことの意味で使う場合は副詞になると覚えておきましょう。

「半ば」の期間はいつごろを指すのか

「半ば」を期間を表わす意味で使う場合いつ頃だろうと思う人もいると思いますが、主に中間あたりのことを指しています。例えば「11月半ば」とするなら、11月の15日前後を表わしていますし、「20代半ば」とするなら25歳前後を表わすと覚えておきましょう。

「半ば」の類語

「半ば」の類語・類義語としては、物と物との間の空間や位置のことを意味する「中間」、半ばそのつもりであることを意味する「半分」、中程の時期のことを意味する「中頃」、距離や場所などでちょうど中央にあたるところを意味する「真ん中」などがあります。

「中ば」の例文

1.「中ば」という言葉は存在しないので、おそらく「半ば」の言い間違いだろう。
2.「半ば」という言葉は一定の距離や期間などの中間あたりのことで、「中ば」という言葉はない。
3.「中ば」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.枝を中ばから切り落としましたという言葉を使う人はいるが、正しくは.枝を半ばから切り落としましたです。
5.来月の半ば頃出産予定ですという言葉はあるが、来月の中ば頃出産予定ですという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「半ば」という言葉を間違えて「中ば」と表現している時などが挙げられます。

「中ば」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「半ば」を間違えて使っている可能性が高いです。

「中ば」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「中ば」ではなく、「半ば」と表現するのが正しい使い方になります。

「半ば」の例文

1.10月の半ばに国家試験があるため、寝る間も惜しんで猛勉強しています。
2.彼は十代半ばにしてプロサッカー選手となったため、世間から注目を浴びています。
3.大怪我をしたことで、志半ばでユニホームを脱ぐことになり非常に残念に思っています。
4.成績不振を理由に、シーズン半ばでの監督解任を発表しました。
5.有り余っている土地を有効活用できないかと考えて、土地の半ばを駐車場にして貸し出すことにしました。
6.大型契約を取り付けることができたと言っても、まだまだ営業成績一位までは道半ばであるので、これからも努力をしていきたいと思っています。
7.コレクター趣味について妻は半ば呆れた顔でわたしのことを見ているが、そんなことはお構いなしにこれからもコレクター人生を続けていきたい。
8.誕生日プレゼントについては娘が半ば強引にわたしをお店まで連れてきて、これを買ってと言ってきたので仕方なく財布を開いたのだった。
9.むかしなら20代半ばを過ぎると親からの結婚への圧力がすごかったが、今の時代は30代半ばになっても、そんなことを言われることもなくなった。
10.あの企業の就職試験の結果については半ばあきらめていたのだが、電話がかかってきてギリギリ内定をもらえたので本当にうれしかった。

この言葉がよく使われる場面としては、一定の距離や期間などの中間あたりのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、全体を二つに分けたその一方のこと、ある物事の途中こと、半分ほどある状態になっていること、完全にではないがかなりの程度のことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2の「半ば」は一定の距離や期間などの中間あたりのこと、例文3と例文4の「半ば」はある物事の途中こと、例文5の「半ば」は全体を二つに分けたその一方のことを意味しています。

「中ば」と「半ば」どちらを使うか迷った場合は、「中ば」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「半ば」を使うようにしましょう。

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