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【廃業】と【閉店】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「廃業」(読み方:はいぎょう)と「閉店」(読み方:へいてん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「廃業」と「閉店」という言葉は、どちらも「商売をやめること」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




廃業と閉店の違い

廃業と閉店の意味の違い

廃業と閉店の違いを分かりやすく言うと、廃業とは商売や事業をやめること、閉店とは店での商売をやめることという違いです。

廃業と閉店の使い方の違い

一つ目の廃業を使った分かりやすい例としては、「廃業の届出について説明します」「廃業届のデメリットをご存知でしょうか」「個人事業主は廃業届を出す必要がありますか」「廃業届に必要なものを揃える」などがあります。

二つ目の閉店を使った分かりやすい例としては、「このお店の閉店時間は何時ですか」「近所のパチンコ屋が閉店した」「東京の閉店情報をチェックする」「ただいま閉店セール開催中です」「客を騙すような閉店商法は違法行為だろう」などがあります。

廃業と閉店の使い分け方

廃業と閉店という言葉は、どちらも商売をやめることや店をたたむことを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

廃業とは、理由や原因を問わず法人や個人事業主が事業をやめることを意味します。上記例文にある「廃業届」は、個人事業主が事業をやめる際に税務署に提出する書類のことです。廃業のなかでも、債務を支払えなくなって事業をやめざるを得なくなることを「倒産」と言います。

閉店とは、店舗での商売をやめることを意味します。事業形態が一店舗のみであれば廃業となりますが、複数店舗を運営していたり、ほかの事業も運営している場合は廃業とは異なります。また、事業が継続しているなかで、その日の営業を終えて店を閉めることも「閉店」と表現します。

つまり、廃業とは商売や事業をやめることを意味し、閉店とは店での商売をやめることを意味します。二つの言葉を比べると、対象を店舗に限定している閉店より廃業の方が、広い意味を持ち汎用性のある言葉だと言えるでしょう。

廃業と閉店の英語表記の違い

廃業を英語にすると「discontinuance of business」「closing business」「retirement from business」となり、例えば上記の「廃業の届出」を英語にすると「notification of discontinuance of business」となります。

一方、閉店を英語にすると「closing up shop」「stopping business」「going out of business
」となり、例えば上記の「閉店時間」を英語にすると「closing time」となります。

廃業の意味

廃業とは

廃業とは、それまでの商売や職業をやめることを意味しています。

その他にも、「芸者や遊女が勤めをやめること」の意味も持っています。

廃業の読み方

廃業の読み方は「はいぎょう」です。誤って「はいごう」「はつぎょう」などと読まないようにしましょう。

廃業の使い方

「廃業届の書き方を教えてください」「廃業届をダウンロードする」「廃業と倒産は全然違います」「ジャニーズ事務所は廃業することを決めました」などの文中で使われている廃業は、「それまでの商売や職業をやめること」の意味で使われています。

一方、「芸者の高齢化と廃業に歯止めがきかない」「廃業する芸妓や舞妓が相次いでいる」「前借金の償却を待たずに廃業する」などの文中で使われている廃業は、「芸者や遊女が勤めをやめること」の意味で使われています。

廃業の「廃」は訓読みで「すたれる」「やめる」と読み、不用のものとしてやめにすることを表します。仕事や勤めを表す「業」と結びつき、廃業とは、個人や会社が事業を辞めることを意味します。また、芸者や遊女が勤めをやめることも意味する言葉です。

「自主廃業」の意味

廃業を用いた日本語には「自主廃業」があります。自主廃業とは、法人や個人事業主が自主的に事業の継続をやめることを意味します。事業の見通しが立たなかったり、後継者がいなかったりして、差し迫った経営上の問題はないにも関わらず会社の判断で自主廃業することがあります。

廃業の対義語

廃業の対義語・反対語としては、新しく事業や商売を始めることを意味する「開業」、会社や店を新しく興すことを意味する「創業」などがあります。

廃業の類語

廃業の類語・類義語としては、企業が経営に行き詰まりつぶれることを意味する「倒産」、倒産のことを意味する「経営破綻」、債務者が債務を完済することができなくなった状態を意味する「破産」などがあります。

閉店の意味

閉店とは

閉店とは、商売をやめて店を閉じることを意味しています。

その他にも、「その日の営業を終えて店をしめること」の意味も持っています。

表現方法は「閉店のお知らせ」「閉店セール」

「閉店のお知らせ」「閉店セール」などが、閉店を使った一般的な言い回しです。

閉店の使い方

「閉店のお知らせを張り紙で掲示する」「魚屋が閉店した跡地に寿司屋が開店しました」「閉店商法に引っかかる消費者は一定数います」「彼はラーメン屋の閉店情報に敏感です」などの文中で使われている閉店は、「商売をやめて店を閉じること」の意味で使われています。

一方、「閉店時間になっても帰らない客に困っています」「定休日でも無いのに臨時閉店していました」「すみません、今日は閉店です」などの文中で使われている閉店は、「その日の営業を終えて店を閉めること」の意味で使われています。

閉店とは、文字通り「店を閉じること」を意味し、経営している店をたたんで商売をやめることを表します。実在するリアル店舗だけでなく、ネット上の店舗などにも使用される言葉です。また、単純にその日の営業を終えて店を閉めること、改装工事などのために一時的に店を閉鎖することも意味します。

「閉店商法」の意味

閉店を用いた日本語には「閉店商法」があります。閉店商法とは、「閉店セール商法」とも言い、店が閉店することを宣言し、在庫処分のための安売りを謳うことなどにより、客を呼び込む商法です。 閉店セールとしながらお店の営業を続けるスタイルであり、法律に違反する可能性があります。

閉店の対義語

閉店の対義語・反対語としては、新しく店を開いて営業を始めることを意味する「開店」、その日の業務を始めることを意味する「始業」などがあります。

閉店の類語

閉店の類語・類義語としては、店をたたんで廃業することや商売をやめることを意味する「店じまい」、飲食店や酒場などがその日の営業を終えることを意味する「看板」、その日の営業を終えることや終業を意味する「閉業」などがあります。

廃業の例文

1.会社が廃業したら、従業員である私たちは退職金を受け取れるのだろうか。
2.個人事業の廃業手続きとその費用について、税理士に確認しました。
3.廃業した会社が、事業を再開したい場合には煩雑な手続きが必要になります。
4.会社を廃業するためには法務局への申請だけではなく、解散公告や決算書の作成などが必要です。
5.明治末期、遊郭に生きる女たちは自由に廃業できることを求めて全国各地で立ち上がりました。

この言葉がよく使われる場面としては、それまでの職業や商売をやめること、特に芸娼妓がつとめをやめることを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の廃業は、それまでの職業や商売をやめることの意味で用いられています。例文5の廃業は、芸娼妓がつとめをやめることの意味で用いられています。

閉店の例文

1.50年のご愛顧に感謝申し上げ、来週から閉店セールを実施いたします。
2.お得意様には、閉店のお知らせをダイレクトメールでご案内することにしました。
3.東京都心の百貨店が過去最高売上を達成する一方で、地方百貨店の閉店ラッシュが続いています。
4.毎週日曜日に通っていたパチンコ店が突然閉店となり、時間の潰し方に困っています。
5.夜8時過ぎに英語のテキストを買いに行ったら、本屋さんは閉店していました。

この言葉がよく使われる場面としては、廃業や倒産などによって店を閉鎖すること、その日の商売を終わりにすることを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の閉店は、廃業や倒産などによって店を閉鎖することを意味し、例文5の閉店はその日の商売を終わりにすることの意味で用いられています。

廃業と閉店という言葉は、どちらも「商売をやめること」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、商売や事業をやめることを表現したい時は「廃業」を、店の商売をやめることを表現したい時は「閉店」を使うようにしましょう。

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