【お門違い】と【場違い】と【見当違い】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お門違い」(読み方:おかどちがい)と「場違い」(読み方:ばちがい)と「見当違い」(読み方:けんとうちがい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」という言葉は、間違えることという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お門違い」と「場違い」と「見当違い」の違い

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」の意味の違い

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」の違いを分かりやすく言うと、「お門違い」は目指すところを間違える時に使い、「場違い」は場所や場面にふさわしくない時に使い、「見当違い」は判断を間違える時に使うという違いです。

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」の使い方の違い

「お門違い」という言葉は、「消費者にニーズに応えるための新商品の開発はお門違いな気がする」「他人を原因にするのはお門違いも甚だしい」などの使い方で、目当てのものや場所を間違えることを意味します。

「場違い」という言葉は、「場違いな格好でレストランに来てしまって帰りたい」「場違いは承知で祝いに行く」などの使い方で、場所や場面などにふさわしくないことを意味します。

「見当違い」という言葉は、「彼の口からは見当違いな意見しか出ない」「見当違いでしたら申し訳ありません」などの使い方で、判断や推測を間違えることを意味します。

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」の使い分け方

「お門違い」と「見当違い」は、どちらも誤っていることを意味する言葉ですが、前者は目指す場所や目当てが間違っていることを意味し、後者は考え方や考察結果が間違っていることを意味します。

そのため、「見当違い」よりも「お門違い」の方がより広義的に使われる言葉です。

また、「場違い」は、間違っている、誤っているという意味より、ふさわしくない、適していないといった意味を持つため、「お門違い」や「見当違い」とは若干意味が異なります。

これらが、「お門違い」、「場違い」、「見当違い」の明確な違いです。

「お門違い」の意味

「お門違い」とは

「お門違い」とは、目当てを間違えることを意味しています。

「お門違い」の由来

訪問するべき家を間違えることを意味する言葉でもありますが、門(読み方:かど)は家の出入り口を意味するため、人の家を訪ねた際に間違えて別の門から入るという意味が由来となった言葉です。

この意味が転じて、目当てのもとや目指す場所を間違えることを表すようになりました。

表現方法は「お門違いかもしれませんが」「お門違いも甚だしい」

「お門違い」を使った表現として、「お門違いかもしれませんが」「お門違いも甚だしい」「お門違いなクレームの対応」などがあります。

「場違い」や「見当違い」より広義的に間違いを意味する言葉で古くから存在する言葉であるため、日常生活だけではなくビジネスシーンでも使われる言葉です。

「お門違い」の類語

「お門違い」の類語・類義語としては、道理に外れた言動をする様子を意味する「筋違い」、知らない物事について当たりを付けている内容が実際とは違っている様子を意味する「見当外れ」があります。

「場違い」の意味

「場違い」とは

「場違い」とは、その場にふさわしくないことを意味しています。

表現方法は「場違いな人」「場違いな服装」「場違いな発言」

「場違いな人」「場違いな服装」「場違いな発言」などが、場違いを使った一般的な言い回しです。

「場違い」と似ている言葉

「場違い」の意味を含んだ言葉として、「雑魚の魚交じり」「尻がこそばゆい」があります。

一つ目の「雑魚の魚交じり」(読み方:ざこのととまじり)とは、大きな魚の群れに雑魚が混じっていることを例えたことわざです。

転じて、優れた人の中に実力などが劣っている人が交っていて場違いであることや、地位や身分や自身の能力に見合っていないことを意味します。

二つ目の「尻がこそばゆい」とは、場違いで落ち着かないことや、気恥ずかしくて居心地が悪いことを意味する慣用句です。

周囲の人間と比べて居心地が悪いことはもちろんですが、「そこまで言われると尻がこそばゆい気持ちになる」など、褒められた時に感じる落ち着かなさにも使われる言葉です。

「場違い」の類語

「場違い」の類語・類義語としては、適当ではないことを意味する「不適当」、釣り合わないことを意味する「不釣り合い」、支障があって適当ではないことを意味する「不穏当」、ふさわしくないことを意味する「不相応」などがあります。

「見当違い」の意味

「見当違い」とは

「見当違い」とは、推測や判断を誤ることを意味しています。

表現方法は「見当違いでしたらすみません」「見当違いな意見」

「見当違いでしたらすみません」「見当違いな意見」「見当違いな質問」などが、見当違いを使った一般的な言い回しです。

「検討違い」は誤り

「見当違い」の見当は、はっきりしていない事柄に対しての大体の予想をすることを意味します。そのため、良く調べて考えることを意味する「検討」に置き換えて、「検討違い」と表記することはできません。

「見当違い」と似ている言葉

「見当違い」の意味を含んだ言葉として、「畑に蛤」「明後日」があります。

一つ目の「畑に蛤」(読み方:はたけにはまぐり)は、畑を掘って蛤を探そうとすることを例えたことわざで、見当違いの行為をすることや、あり得ないことという意味を持ちます。

二つ目の「明後日」(読み方:あさって)は、本来明日の次の日を意味する言葉ですが、見当違いであることや、向くべき方向や判断を誤ることも意味します。

そのため、「明後日の方向を見る」「明後日の方へと走り出す」などの表現は「見当違いの方向を見る」「見当違いの方へと走り出す」と言った表現に変えることができます。

「見当違い」の類語

「見当違い」の類語・類義語としては、推測や予想に誤りがあることを意味する「誤算」、計画の立てそこないを意味する「違算」、正しくないことを意味する「不正」、予想の立て方を間違えることを意味する「見込み違い」などがあります。

「お門違い」の例文

1.今回の失敗に関して私一人だけを責めるのはお門違いだと先輩が上司に主張してくれた。
2.ちゃんとした比較対象でもないのに、異なる要素を比較するのはお門違いだ。
3.隠れ家のようなお店に対してグルメサイトで評価を付けるのはお門違いかもしれない。

この言葉がよく使われる場面としては、目当てを間違えることを意味する時などが挙げられます。

どの「お門違い」も、「筋違い」や「見当違い」という言葉に置き換えて使うことができますが、「場違い」という言葉に置き換えて使うことはできません。

「場違い」の例文

1.催されたパーティーに場違いな服装で行くわけにはいかないため、事前にドレスコードに合うものを用意する。
2.ジーンズで入店するには場違いな店だと感じたが、店員は快く出迎えてくれた。
3.緊張が走る中、場違いな微笑みをした芸能人に後々質問が殺到した。

この言葉がよく使われる場面としては、その場にふさわしくないことを意味する時などが挙げられます。

どの例文の「場違い」も、「不相応」「不適切」などの言葉に置き換えることが出来ますが、「見当違い」という言葉に置き換えて使うことはできません。

「見当違い」の例文

1.見当違いな回答によって会話が続かないということは彼女との間ではよくあることだ。
2.上司の目指すところやビジョンが見えていないと批判する人を見ると、見当違いも甚だしいと思う。
3.見当違いでしたらすみませんという断りと共に質問が送られてきた。

この言葉がよく使われる場面としては、判断や推測を誤ることを意味する時などが挙げられます。

どの「見当違い」も、「お門違い」という言葉に置き換えて使うことはできますが、「場違い」という言葉に置き換えて使うことはできません。

「お門違い」と「場違い」と「見当違い」どれを使うか迷った場合は、目指す所を間違えることを表す時は「お門違い」を、その場に適さないことを表す時は「場違い」を、判断を間違えることを表す時は「見当違い」を使うと覚えておけば間違いありません。

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