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【ご承知おきください】と【ご了承ください】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご承知おきください」(読み方:ごしょうちおきください)と「ご了承ください」(読み方:ごりょうしょうください)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご承知おきください」と「ご了承ください」という言葉は、どちらも相手に理解や了解を得るために使う言葉を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご承知おきください」と「ご了承ください」の違い

「ご承知おきください」と「ご了承ください」の意味の違い

「ご承知おきください」と「ご了承ください」の違いを分かりやすく言うと、「ご承知おきください」は納得しているというニュアンスがない、「ご了承ください」は納得しているというニュアンスがあるという違いです。

「ご承知おきください」と「ご了承ください」の使い方の違い

一つ目の「ご承知おきください」を使った分かりやすい例としては、「こちらの商品は払い戻しできないことをご承知おきください」「渋滞により目的地まで時間がかかることご承知おきください」「見積もり価格は暫定的なものであることをご承知おきください」などがあります。

二つ目の「ご了承ください」を使った分かりやすい例としては、「本日から3日間休業とさせていただきますご了承ください」「この件に関してご了承くださいますようお願い申し上げます」などがあります。

「ご承知おきください」と「ご了承ください」の使い分け方

「ご承知おきください」と「ご了承ください」は似た意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「ご承知おきください」は「理解しておいてください」「知っておいてください」というニュアンスで使う言葉で、相手が納得していなくても知っているという意味で使うことが可能です。

一方、「ご了承ください」の「了承」は納得した上で承知することを意味しているので、相手が納得しているというニュアンスがないと使うことができません。

また、「ご承知おきください」と「ご了承ください」はどちらも目上の人に対して使うのはあまり適していないと覚えておきましょう。

「ご承知おきください」と「ご了承ください」の英語表記の違い

「ご承知おきください」を英語にすると「please note that」「we kindly ask for your understanding」となり、例えば上記の「見積もり価格は暫定的なものであることをご承知おきください」を英語にすると「Please note that the estimated price is just provisional」となります。

一方、「ご了承ください」を英語にすると「please note that」「thank you for your understanding」「」となり、例えば上記の「落選者へのご連絡はいたしませんのでご了承ください」を英語にすると「Please note that only the winners will be notified」となります。

「ご承知おきください」の意味

「ご承知おきください」とは

「ご承知おきください」とは、予め理解してくださいとお願いすることを意味しています。

「ご承知おきください」の使い方

「ご承知おきください」を使った分かりやすい例としては、「こちらの内容をご承知おきください」「突然の大雪により到着まで時間がかかることをご承知おきください」「入院のため明日より2週間ご不在になることをご承知おきください」などがあります。

「ご承知おきください」は予め理解してくださいとお願いすることを意味しており、ビジネスシーンにおいてよく使われる言葉です。

「入院のため明日より2週間ご不在になることをご承知おきください」のように、こちらの不都合な事情を相手に理解して欲しい場合に使います。

「ご承知おきください」は社内の上司や取引先には失礼になる

「ご承知おきください」は尊敬語ですが、目上の人に対して知っておいてくださいというのはとても失礼な言い方なので、使わないように気をつけましょう。

「ご承知おきください」の目上の人に使える言い換え語

もし、目上の人に対して使いたいのであれば、「お含みおきください」「ご理解くださいますよう」「何卒お願いいたします」「ご了承願います」を使うようにしましょう。特に「お含みおきください」はよく使われています。

「ご承知おきください」の類語

「ご承知おきください」の類語・類義語としては、相手に事情を理解して心に留めてほしいことを意味する「お含みおきください」、お願いしますをより強く表すことを意味する「何卒宜しくお願いします」(読み方:なにとぞよろしくおねがいします)などがあります。

「ご了承ください」の意味

「ご了承ください」とは

「ご了承ください」とは、相手に理解や了解を得るために使う言葉を意味しています。

表現方法は「ご了承くださいますようお願い申し上げます」「予めご了承ください」

「ご了承くださいますようお願い申し上げます」「予めご了承ください」「ご了承くださいますようお願いいたします」などが、「ご了承ください」を使った一般的な言い回しになります。

「ご了承ください」の使い方

「ご了承ください」を使った分かりやすい例としては、「明日から休業させていただきます何卒ご了承ください」「ご了承くださいますようお願いいたします」「ツアー中止に関して何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます」などがあります。

「ご了承ください」の「了承」は事情をくんで納得することや承知することを意味しています。この「了承」に「ご」と「ください」をつけることによって、相手に対して理解してくださいや納得してくださいとお願いする言葉になります。また、ビジネスシーンにおいてよく使われています。

「ご了承ください」は社内の上司や取引先には失礼になる

「ご了承ください」は尊敬語ですが、目上の人に対して使うと失礼なので、使わないように気をつけましょう。

「ご了承ください」の目上の人に使える言い換え語

もし目上の人に対して使いたいのであれば、「お含みおきください」「ご理解くださいますよう」「何卒お願いいたします」「ご了承願います」を使うようにしましょう。特に「お含みおきください」はよく使われています。

「ご了承ください」の類語

「ご了承ください」の類語・類義語としては、分かってくださいを意味する「ご理解ください」、大目に見て欲しいことを意味する「ご容赦ください」などがあります。

「ご承知おきください」の例文

1.明日から出張のため、3週間不在になることをご承知おきください。
2.こちらのチケットは入金してしまうと、払い戻しができないことをご承知おきください。
3.本日は点検工事があるためエレベーターを使用できません。その旨をご承知おきください。
4.合否のお知らせは、1週間以内にメールで行いますのでご承知おきください。
5.当店はリニューアル工事のため、1週間閉店いたしますことを予めご承知おきください。
6.回覧板に文化祭のお弁当は当日は受け付けることができませんので、あらかじめご承知おきくださいと書いてあったので今注文しておかなければならないね。
7.買った商品に不具合があったので、返品しようとしたのだが、こちらの商品は返品不可ですのでご承知おきくださいと書かれていたので、あきらめざるを得なかった。
8.部下からのメールで、会議資料作成について諸々ご承知おきくださいなどと書かれていたので、その書き方は失礼にあたることをしっかりと伝えなくてはと思った。
9.クライアントからホームページの急なデザイン変更の件にかんしては、大変お手数をおかけしますがご承知おきくださいとのメールがあった。
10.ワークショップのキャンセルについては、まことに申し訳ありませんが、チケットの払い戻しは受け付けておりませんので、ご承知おきください。

この言葉がよく使われる場面としては、予め理解してくださいとお願いすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように「ご承知おきください」は丁寧な言い回しですが、目上の人に使うことができません。

「ご了承ください」の例文

1.原価高騰のため商品価格を来月より見直すこととなりました。予めご了承ください。
2.明日から改装工事のため5日間休業いたします。ご了承くださいますようお願い申し上げます。
3.本日の営業時間は終了しているため明日以降の対応となります。予めご了承ください。
4.2週間以内に代金をお支払いいただけない場合は、ご注文キャンセルさせていただきますので、ご了承ください。
5.大変恐縮ですが、本日は休業日となっていますどうぞご了承くださいませ。
6.その件につきましてはたくさんのご連絡をいただいておりますが、弊社としてはこれ以上お答えすることができませんのであらかじめご了承ください。
7.バスは深夜3時頃に止まりますが、それは係員の交代のためものであり、乗客は降りることができませんのでご了承くださいとのアナウンスがあった。
8.わたしの書いた小説がドラマ化するにあたって、スタッフから一部の登場人物やストーリなどが演出により変更されることがあるのでご了承くださいとのことだった。
9.6月分の公演につきましては、主役俳優の降板により代役を立てての上演となりますので、観客の皆様は何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
10.いつものお店に行ってみると、3日間の休業とさせていただきますのでご了承くださいとの貼り紙がされていたので、なにかあったのかと心配になってしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、相手に理解や了解を得るために使うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように「ご了承ください」は丁寧な言い回しですが、目上の人に使うことができません。

「ご承知おきください」と「ご了承ください」という言葉は、相手に理解や了解を得るために使うことを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、納得しているというニュアンスがない場合は「ご承知おきください」を、納得しているというニュアンスがある場合は「ご了承ください」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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