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【自転車操業】と【火の車】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「自転車操業」(読み方:じてんしゃそうぎょう)と「火の車」(読み方:ひのくるま)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「自転車操業」と「火の車」という言葉は、どちらも経済状態が苦しいことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「自転車操業」と「火の車」の違い

「自転車操業」と「火の車」の意味の違い

「自転車操業」と「火の車」の違いを分かりやすく言うと、「自転車操業」とは法人や個人事業主の経済状態を表現する時に使う、「火の車」とは家計の経済状態を表現する時に使うという違いです。

「自転車操業」と「火の車」の使い方の違い

一つ目の「自転車操業」を使った分かりやすい例としては、「彼は自転車操業の会社を立て直した凄腕です」「自転車操業になるのだけは避けたいです」「自転車操業状態でほとんど収入がありません」「去年は自転車操業だった」などがあります。

二つ目の「火の車」を使った分かりやすい例としては、「家計は年中火の車です」「仕事しないで酒ばかり飲んでいるので家計は火の車だ」「火の車の状態が続いてるので事業から撤退することにした」「彼女は今非の車です」などがあります。

「自転車操業」と「火の車」の使い分け方

「自転車操業」と「火の車」どちらも経済状態が苦しいことを表す言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「自転車操業」は主に法人や個人事業主の資金繰りが苦しい場合に使うのに対して、「火の車」は家計の資金繰りが苦しい場合に使うというのが一番違いです。

ただし、あくまでも一般的な傾向であり、法人や個人事業主の資金繰りが苦しい場合に「火の車」を使っても問題ありません。またその場合は、「自転車操業」よりもさらに資金繰りが苦しいことを表してることが多いです。

「自転車操業」と「火の車」の英語表記の違い

「自転車操業」を英語にすると「shoestring operation」となり、例えば上記の「去年は自転車操業だった」を英語にすると「It was a shoestring operation last year」となります。

一方、「火の車」を英語にすると「be short of money」「very hard up」となり、例えば上記の「彼女は今火の車です」を英語にすると「She is now very hard up for money

「自転車操業」の意味

「自転車操業」とは

「自転車操業」とは、資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて事業を続けていることを意味しています。

表現方法は「自転車操業の会社」「自転車操業を抜け出す」「自転車操業に陥る」

「自転車操業の会社」「自転車操業を抜け出す」「自転車操業に陥る」などが、自転車操業を使った一般的な言い回しです。

「自転車操業」の使い方

「自転車操業」を使った分かりやすい例としては、「早く自転車操業から脱出したい」「気付いたら自転車操業に陥っていた」「自転車操業になっているので会社を畳むことにしました」などがあります。

「自転車操業」は法人と個人事業主の経営状況

「自転車操業」とは資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて事業を続けている法人や個人を指す言葉です。「自転車」という言葉が入っているので自転車関連企業のみに使うと勘違いしやすいですが、全ての企業に対して使うことができます。

「自転車操業」の由来は漕ぎ続ける状態を比喩したもの

「自転車操業」の語源は自転車になります。自転車は漕ぐのを辞めると倒れてしまうので漕ぎ続けなければいけません。この動作を企業に例えて、借金を返すために別の所から借金をして返すのように、ペダルを漕ぎ続けてギリギリの所で継続している会社を「自転車操業」と言うようになりました。

そのため、基本的にマイナスなイメージでしか使われない言葉になります。

「自転車操業」の類語

「自転車操業」の類語・類義語としては、非常に苦労や苦悩することを意味する「四苦八苦」、貧乏で生活に追われ少しも時間のゆとりがないことを意味する「貧乏暇なし」、あちこち忙しく走りまわることを意味する「東奔西走」などがあります。

「火の車」の意味

「火の車」とは

「火の車」とは、経済状態が極めて苦しいことを意味しています。

表現方法は「火の車になる」「台所事情は火の車」「火の車状態」

「火の車になる」「台所事情は火の車」「火の車状態」などが、火の車を使った一般的な言い回しです。

「火の車」の使い方

「火の車」を使った分かりやすい例としては、「今月は出費が多くて家計は火の車です」「家計が火の車なのにゴルフにお金を使っている夫が許せない」「子供が5人もいるので台所事情は火の車です」などがあります。

「火の車」は家計の経済状態

「火の車」とは経済状態が極めて苦しいことを意味する言葉で、主に家計に対して使うことが多いです。ただし、あくまでも使うことが多いだけなので、個人や法人などに対しても使うことができます。

「火の車」の由来

「火の車」の由来は仏教用語である火車(読み方:かしゃ)になります。

火車とは火が燃え盛った車のことで、生前に悪行を積んできた者を地獄へ運ぶための乗り物として使われていました。燃え盛る火の中で悪人は地獄に着くまでとても苦しめられます。その悪人の様子を、苦しい経済状況の困難さに例えたのが「火の車」です。

「火の車」の類語

「火の車」の類語・類義語としては、支出が収入より多いことを意味する「赤字」、金銭や物品が著しく不足して苦しむことを意味する「窮乏」(読み方:きゅうぼう)などがあります。

「自転車操業」の例文

1.両親が自転車操業をしているのを知っているから、こおお店は絶対に継ぎたくありません。
2.弊社は自転車操業だと思っていたが、なんだかんだで20年続いている。
3.3年前に起業したものの、自転車操業から抜け出せないので会社を畳もうと思っています。
4.自転車操業だということは入社して半年で分かったが、まさか倒産するとは予想もしていませんでした。
5.彼は自転車操業に陥ってた企業を立て直した敏腕経営コンサルタントです。
6.銀行の行員にお世話になる時には、うちは自転車修理業を営んでいるが、だからといって自転車操業というわけじゃないので安心してほしいというのがお約束だ。
7.ビジネスの情報商材を売るやつらは決まってゴージャスな自分をSNSでアピールしているが、実際のところ自転車操業状態でカモられるだけだからやめたほうがいいだろう。
8.開業当初は資金もなく自転車操業だったので、毎日馬車馬のように働いていたが、数年たつと経営が落ち着いてきて軌道に乗ったので、今では生活に余裕もある。
9.その自治体では慢性的な財政赤字がつづいており、公債の償還期限が迫っていたためにまた新たに公債をしてという自転車操業に陥っていた。
10.新しく就任した社長は会社の自転車操業を脱するほどの凄腕であったが、多くの従業員をリストラしたり、給与を減らしたりしていたので従業員との信頼関係に亀裂が入っていた。

この言葉がよく使われる場面としては、資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて事業を続けていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように「自転車操業」はマイナスなイメージで使うのが一般的です。

「火の車」の例文

1.うちの家計は火の車なので、食費を切り詰めることを考えています。
2.我が家の台所事情は火の車なので、家族で外食に行く余裕はありません。
3.農家を始めたものの一向に軌道が乗らず、家計は火の車でした。
4.駅前にステーキ屋さんを出店したが、顧客のニーズが合わず火の車状態が3年続いたので、店を閉めることにしました。
5.家計が火の車なのに、趣味の釣り道具を買い続ける旦那に腹が立ちます。
6.家計が火の車であることを知ってか知らずか、夫はまた新しい車を買うと言い出したのでさすがのわたしも堪忍袋の緒が切れて、大喧嘩になってしまったのだ。
7.父親が仕事もしないし、酒ばかり飲んでギャンブルに興じているような家庭に育ったものだから家計は火の車だったろうし、母親もとても苦労したに違いない。
8.江戸時代の武士というとそれなりにお金持ちなイメージもあるかもしれないが、実際のところ武士の家計は火の車だったようで、けっして裕福でもなかったようだ。
9.コロナウイルスの感染拡大によって多くの家庭が火の車になっているのにもかかわらずわが国の政府はいやいや特別給付金を出してやる程度しか補償をしなかった。
10.ただでさえ家計が厳しいのに、親戚や知り合いの冠婚葬祭でどんどんお金がなくなって火の車なのだから、いっそのことそういう習慣をやめにしたらいいと思うよ。

この言葉がよく使われる場面としては、経済状態が極めて苦しいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように「自転車操業」はマイナスなイメージで使うのが一般的です。

「自転車操業」と「火の車」という言葉は、どちらも経済状態が苦しいことを意味します。どちらの言葉を使うか迷った場合、個人事業主の経済状態を表現する時は「自転車操業」を、家計の経済状態を表現する時は「火の車」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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