今日の買取件数:20件/今月の買取件数:540件/累計買取件数:27,586件

【士業】と【師業】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「しぎょう」という読み方の「士業」と「師業」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「士業」と「師業」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




士業と師業の違い

士業と師業の意味の違い

士業と師業の違いを分かりやすく言うと、士業とは「~士」と付く資格を持つ職業、 師業とは「~師」と付く資格を持つ職業という違いです。

士業と師業の使い方の違い

一つ目の士業を使った分かりやすい例としては、「会計士業交流会に参加し情報交換する」「士業の年収は高いものです」「士業の難易度ランキング一位は公認会計士だろう」「海事代理士の士業バッジがかっこいい」などがあります。

二つ目の師業を使った分かりやすい例としては、「国家資格の師業があります」「薬剤師は女性に人気の師業です」「先生と呼ばれる師業がある」「看護師という師業に憧れた」「私は調理師業に誇りを持っています」などがあります。

士業と師業の使い分け方

士業と師業という言葉は、どちらも「しぎょう」と読みますが、意味は大きく異なります。

士業とは、弁護士や公認会計士など「~士」と付く資格を持つ職業を指す言葉です。士業の特徴としては、国家資格や民間資格が求められる専門的な知識を持ち、国に仕えるような職業が多いことが挙げられます。

師業とは、医師や調理師など「~師」と付く資格を持つ職業を指す言葉です。師業の特徴としては、教師などの人に何かを教えるような職業や、医療関係など特殊な技術が求められる職業が多くあります。

士業と師業という言葉は、それぞれ使われる職業が異なり、互いに置き換えて使うことができなません。また、士業という言葉は「さむらいぎょう」という読み方もあり、同音の師業と区別して読む場合もあります。

これらが、士業と師業という言葉の違いになります。

士業と師業の英語表記の違い

士業も師業も英語にすると「professional」となり、例えば上記の「会計士業」を英語にすると「accounting profession」となります。

士業の意味

士業とは

士業とは、「~士」と付く資格を持つ職業の俗称を意味しています。

士業の読み方

士業の読み方は「しぎょう」のほかに「さむらいぎょう」とも読みます。一般的には「しぎょう」と読まれますが、同音の師業という言葉と区別するために「さむらいぎょう」と敢えて読む場合もあります。

表現方法は「士業の先生」「士業の方」「士業はオワコン」

「士業の先生」「士業の方」「士業はオワコン」などが、士業を使った一般的な言い回しです。

士業の使い方

士業を使った分かりやすい例としては、「士業のなかでも年収が高い弁護士を目指す」「土地家屋鑑定士の士業バッジを初めて見た」「おすすめの士業は税理士だよ」「AI時代に士業はオワコンだろう」などがあります。

その他にも、「父に士業になるなら弁理士を勧められた」「中小企業診断士も士業のひとつです」「士業に支払う報酬は源泉徴収の対象になりますか」「社会保険労務士は身近な士業です」「士業の難易度ランキングを紹介します」などがあります。

士業には弁護士・社会保険労務士・栄養士・介護士などがある

士業という言葉は、「~士」という名称の専門資格職業の俗称です。弁護士、社会保険労務士、栄養士、介護士など、士がつく職業を一般的に士業といいます。「士」とは、特別の資格や技術を身につけた人を意味する漢字です。士業の資格には国家資格と民間資格があります。

士業という言葉を用いた日本語には「八士業」「十士業」があります。

「八士業」の意味

「八士業」とは、職務上において、住民票や戸籍謄本などを請求することができる八つの職業のことです。弁護士・司法書士・行政書士・弁理士・税理士・社会保険労務士・土地家屋調査士・海事代理士がこれに当たります。

「十士業」の意味

「十士業」とは、八士業のうち海事代理士を除いた七士業に、公認会計士・不動産鑑定士・中小企業診断士の三士業を加えたものです。中小企業や個人に関する問題と密接関連する専門家であり、士業合同相談会等の相談役になることが多い職業です。

士業の類語

士業の類語・類義語としては、ある特定の学問や事柄を専門に担当して精通している人を意味する「専門家」、ある物事を職業として行い生計を立てている人を意味する「プロ」などがあります。

師業の意味

師業とは

師業とは、「~師」と付く資格を持つ職業の俗称を意味しています。

師業の使い方

師業を使った分かりやすい例としては、「医師業にミスは許されない」「センスが問われる師業は美容師だ」「師業の種類は沢山あります」「師業と士業の由来を調べる」「師業の人気ランキングに鍼師が入った」などがあります。

その他にも、「人気の師業ランキングです」「父は庭師業に従事している」「師業と士業の由来を調べる」「師業の種類を調べて一覧にする」「教師は責任が大きい師業です」「幼い頃に獣医師という師業に憧れた」などがあります。

師業には医師・漁師・調理師・絵師などがある

師業とは、「~師」という名称の専門資格職業の俗称であり、辞書には載っておらず、士業に対して使われている言葉です。医師や漁師、調理師や絵師などを指します。「師」とは、「教師」「講師」のように教え導く人の意味や、「技師」「絵師」のように専門の技術をもつ人を意味します。

師業という言葉は、ジェンダーレスな性質をもつ言葉です。「看護師」を例に上げると、以前は女性の看護師を「看護婦」、男性の看護師を「看護士」と性別により呼び方を区別していましたが、現在では「看護師」に統一されています。

師業の類語

師業の類語・類義語としては、特定分野を専門にする人や特殊技能をもつ人を意味する「スペシャリスト」、ある一つの事を職業としている人を意味する「玄人」などがあります。

士業の例文

1.ドラマで目にする士業バッジがかっこいいと憧れて、弁護士を目指すようになりました。
2.苦労して取得した行政書士なのに、オワコン士業と言われて悔しかった。
3.士業の年収ランキングの一位が、不動産鑑定士とは意外だった。
4.士業の難易度によらず、その時代によって食える士業と食えない士業があるそうだ。
5.士業はステイタスが高いイメージがあるものだけど、その中でも格付けやカーストは存在します。
6.士業というと弁護士や税理士などの難関な資格を思い浮かべるが、最近は有象無象の資格も多くなっている。
7.うちの家系は代々弁護士や公認会計士など何らかの士業についてきたこともあって、自分も何かの士業につかないといけないと無意識のうちに刷り込まれていたのかもしれない。
8.士業というと弁護士や税理士、行政書士などが浮かぶだろうが、いろいろ調べてみると栄養士や救急救命士、歯科衛生士など様々な仕事があることがわかった。
9.士業と言ってたら食いっぱぐれないイメージがあったが、今の時代では競合も多く将来のデジタル化の流れで、資格があるから大丈夫というわけでもない。
10.司法書士事務所に転職を考えているなら一般の転職サイトよりも士業専門の転職サイトを使った方が事情に通じているスタッフが多いので助けになるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、「~士」と付く資格を持つ職業の俗称を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「士業バッジ」とは、それぞれの士業に必要な国家資格を合格すると与えられるバッジのことです。バッジのデザインは士業ごとに異なります。弁護士バッジは、自由と正義を象徴する「ひまわり」と、公正と平等を象徴する「天秤」がモチーフになっています。

師業の例文

1.職業調べで、士業のように師業一覧を作ってみようかと思っています。
2.歯科医師や診療放射線技師のように、地面師も師業と呼んでもいいのだろうか。
3.師業の種類と書き出してみたら、意外とたくさんあって驚いた。
4.師業と士業の由来についてレポートにまとめることになったが、意外と難しくて困ってしまった。
5.看護師業をしている友人に言わせると、精神的にも体力的にもきつい仕事だそうだ。
6.教師は師業だが、昨今はサービス業のようだ。残業や保護者への対応、本来の授業以外の業務に忙殺されている。
7.一般的に薬剤師は女性に人気がある師業と言われているが、通院して薬局に行っている身からすれば男性の薬剤師も結構よく見かけるのであくまで印象論だろう。
8.わたしも晴れて鍼灸師になり師業の仲間入りを果たすことができたのだが、そうは言ってもまだ下っ端なのだから、まだまだ学びの日々は続くだろう。
9.医療の世界では医師や看護師だけでなく放射線技師という特殊な師業があり、一般的にはあまり表に出ないが医療を陰で支えていることにやりがいを感じられる職業でもある。
10.美容師業はとくに若者たちに人気がある職業だが、誰しもカリスマ美容師になれるわけでもないし、実際にはすでに需要は満たされているのではないか。

この言葉がよく使われる場面としては、「~師」と付く資格を持つ職業の俗称を表現したい時などが挙げられます。

例文2にある「地面師」とは、に所有者になりすまして不動産取引や土地を担保にした借入などを行う詐欺師のことです。これは職業とは言えないので、師業の一つにはなりません。

士業と師業という言葉は、どちらも職業を表す同音異義語です。どちらの言葉を使うか迷った場合、「~士」と付く資格を持つ職業を表現したい時は「士業」を、「~師」と付く資格を持つ職業を表現したい時は「師業」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター