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【合併】と【統合】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「合併」(読み方:がっぺい)と「統合」(読み方:とうごう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「合併」と「統合」という言葉は、どちらも「一つに合わさること」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




合併と統合の違い

合併と統合の意味の違い

合併と統合の違いを分かりやすく言うと、合併とは合体して一つに合わさることを表し、統合とは独立しながらも一つに合わさることを表すという違いです。

合併と統合の使い方の違い

一つ目の合併を使った分かりやすい例としては、「合併と買収には共通する利点があります」「企業の合併もはM&Aの手法のひとつです」「高血圧が引き起こす合併症には何がありますか」「町村合併にはメリットだけでなくデメリットもあります」などがあります。

二つ目の統合を使った分かりやすい例としては、「ヨーロッパの統合には大きな意義があります」「VポイントとTポイントが統合しました」「統合失調症とはどういう病気でしょうか」「統合失調症の特徴を教えてください」などがあります。

合併と統合の使い分け方

合併と統合という言葉は、どちらもビジネスシーンで使用され、二つ以上のものが一つに合わさることを表しますが、使い方には違いがあります。

合併とは、独立した二つ以上のものが一つに合わさることを意味します。多くは組織的に一つになることに用いられ、「企業の合併」とは複数企業が合体して法的に1つの会社になることです。合併すると、存続会社以外の法人格は消滅します。

統合とは、二つ以上のものを合併して一つにまとめることを意味します。「経営統合」とは、複数の企業が共同で持株会社を新設し、子会社として持株会社の傘下に入ることです。経営統合の場合、元の会社は消滅せずに完全子会社として存続します。

つまり、合併とは合体して一つにまとまる意味合いがありますが、統合とは独立しながらも一つにまとまる意味合いをもつ言葉です。二つの言葉はとても似ていますが、ニュアンスは異なるので区別して使うようにしましょう。

合併と統合の英語表記の違い

合併を英語にすると「merger」「combination」「affiliation」となり、例えば上記の「合併と買収」を英語にすると「mergers and acquisitions」となります。

一方、統合を英語にすると「unification」「integration」「combination」となり、例えば上記の「ヨーロッパの統合」を英語にすると「European integration」となります。

合併の意味

合併とは

合併とは、二つ以上のもの、特に組織などが一つに合わさることを意味しています。

合併の読み方

合併の読み方は「がっぺい」です。誤って「ごうへい」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「吸収合併」「合併企業」

「吸収合併」「合併企業」などが、合併を使った一般的な言い回しです。

合併の使い方

合併を使った分かりやすい例としては、「外資系企業と合併し英語が必要になりました」「吸収合併の手続きの流れを確認する」「合併による法人の消滅届出書を提出する」「合併後の会計処理や仕訳についてアドバイスを求める」などがあります。

その他にも、「合併症を予防するための方法はありますか」「合併特例債を受けられる要件は何ですか」「登記の目的は合併による所有権登記です」「単独処理浄化槽と合併処理浄化槽を比較する」「合併浄化槽を設置するための費用を調べる」などがあります。

合併の「合」は訓読みで「あう」と読み、二つ以上のものが一緒になることを表します。「併」は訓読みで「あわせる」と読み、二つ以上のものを一緒にまとめることを表します。これらの漢字が組み合わさり、合併とは、一つに合わさること、また合わせることを意味します。

「合併症」の意味

合併を用いた日本語には「合併症」があります。合併症とは、ある病気が原因で発症する別の病気、あるいは、手術や検査したことが原因となって起こる病気を指す言葉です。たとえば、風邪をひいているところに肺炎を併発した場合、肺炎を合併症と言います。

合併の対義語

合併の対義語・反対語としては、分かれて離れることを意味する「分離」、組織がばらばらになって機能を失うことを意味する「解体」などがあります。

合併の類語

合併の類語・類義語としては、独立している二つ以上のものが一つになることを意味する「合同」、二つ以上のものが一つになることを意味する「合体」、二つ以上のものが共通目的のために結び合うことを意味する「連合」、いくつかのものを合わせて一つにすることを意味する「併合」などがあります。

統合の意味

統合とは

統合とは、二つ以上のものを合わせて一つにすることを意味しています。

統合の読み方

統合の読み方は「とうごう」です。同じ読み方をする熟語に「投合」や「等号」がありますが、意味が異なるため書き間違いに注意しましょう。

表現方法は「統合失調症」「統合する」

「統合失調症」「統合する」などが、統合を使った一般的な言い回しです。

統合の使い方

統合を使った分かりやすい例としては、「統合経営は成長戦略の一つです」「AI技術を活用したデータ統合を行う」「会社の統合報告書を作成しています」「統合的な運用管理を目指します」「統合報告書を発行しました」などがあります。

その他にも、「統合失調症の症状がひどくなってきた」「統合失調症の原因はいくつかあります」「複数あるauのIDを1つに統合する」「統合版マイクラをダウンロードする」「天皇は日本国民統合の象徴です」などがあります。

統合の「統」は、一つづきになっているもの、一つにまとめることを表す漢字です。二つ以上のものをあわせることを表す「合」と結び付き、統合とは、二つ以上のものを一つにまとめおさめることを意味します。

「統合幕僚監部」の意味

統合を用いた日本語には「統合幕僚監部」(読み方:とうごうばくりょうかんぶ)があります。統合幕僚監部とは、防衛省の特別機関であり、陸海空各自衛隊の一体的な行動を円滑に遂行するための計画を立て、防衛大臣の命令を執行するものです。

統合の対義語

統合の対義語・反対語としては、いくつかに分けることを意味する「分割」、一つのまとまりがいくつかのものに分かれることを意味する「分裂」などがあります。

統合の類語

統合の類語・類義語としては、個々別々のものを一つに合わせてまとめることを意味する「総合」、全体をとりまとめて締めくくることを意味する「総括」、ばらばらのものを一つにまとめることを意味する「統括」、一つにまとめることを意味する「一括」などがあります。

合併の例文と使い方

1.吸収合併される側の社員は、告知なくリストラされるのだろうか。
2.過去十年間の合併企業の事例を、業種別にして一覧にまとめました。
3.よく知られている二つの信用金庫が合併するというニュースに、利用者から驚きと戸惑いの声があがっています。
4.少子高齢化により人口が減少していることは、市町村合併する理由の一つになっています。
5.糖尿病の合併症や注意が必要な病気について、病院でわかりやすく説明してもらいました。

この言葉がよく使われる場面としては、一つに合わさること、合わせること、併合を表現したい時などが挙げられます。

例文4にある「市町村合併」とは、複数の市町村が一つになって新しい市町村ができたり、ある市町村を他の市町村に編入したりすることを指します。

統合の例文と使い方

1.グローバル化が急速に進むなか、英語の四技能を統合する教育が重要視されています。
2.経営統合にはメリットだけでなくデメリットもあるので、多面的に検討する必要があります。
3.極度の不安や緊張を感じるようになったので、統合失調症のセルフチェックをしました。
4.現実の世界とスピリチュアルの世界を統合すると、精神的な安定を手に入れることができると聞きました。
5.エクセルの統合機能を使えば、複数ワークシートの集計が簡単にできます。

この言葉がよく使われる場面としては、二つ以上のものを合併して一つにまとめることを表現したい時などが挙げられます。

例文5にある「エクセルの統合機能」とは、複数のシートやブックに分散して作成されているデータを一つの表にまとめて集計することができる機能です。

合併と統合という言葉は、どちらも「複数のものが一つに合わさること」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、合体して一つに合わさることを表現したい時は「合併」を、それぞれが存続しながらも一つに合わさることを表現したい時は「統合」を使うようにしましょう。

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