【ありがとうございました】と【ありがとうございます】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」という言葉は、どちらも感謝したりお礼を言う時に使う言葉を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の違い

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の意味の違い

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の違いを分かりやすく言うと、「ありがとうございました」とは過去形のお礼の言葉、「ありがとうございます」とは現在形のお礼の言葉という違いです。

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の使い方の違い

一つ目の「ありがとうございました」を使った分かりやすい例としては、「お忙しい中親切な対応ありがとうございました」「私のために送別会を開いてくださりありがとうございました」「ご来店ありがとうございました」などがあります。

二つ目の「ありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「この度はご来店いただきありがとうございます」「私にチャンスをくださりありがとうございます」「ご返信いただきありがとうございます」「ご親切にありがとうございます」などがあります。

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の使い分け方

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」はどちらも感謝したりお礼を言う時に使う言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「ありがとうございました」は「先日はご参加ありがとうございました」のように、過去の出来事に対して感謝したりお礼を伝える時に使います。

一方、「ありがとうございます」は「本日はご参加ありがとうございます」のように、現在進行形で継続して行なわれている出来事に対して、感謝したりお礼を伝える時に使う言葉です。

「ありがとうございました」と「ありがとうございます」の英語表記の違い

「ありがとうございました」も「ありがとうございます」も英語にすると「thank you」となり、例えば上記の「ご親切にありがとうございます」を英語にすると「Thank you very much for your kindness」となります。

「ありがとうございました」の意味

「ありがとうございました」とは

「ありがとうございました」とは、感謝したりお礼を言う時に使う言葉を意味しています。

表現方法は「本当にありがとうございました」「誠にありがとうございました」

「本当にありがとうございました」「誠にありがとうございました」が、「ありがとうございました」を使った一般的な言い回しになります。

「ありがとうございました」の使い方

「ありがとうございました」を使った分かりやすい例としては、「四年間ご指導いただきありがとうございました」「アンケートにご協力いただきありがとうございました」「昨日は誕生日パーティーにお招きいただきありがとうございました」などがあります。

「ありがとうございました」は感謝したりお礼を言う時に使う言葉ですが、「先日はご来場ありがとうございました」のように過去の出来事に対して使います。

「ありがとうございました」の語源

「ありがとうございました」の語源は古語の「有難し」(読み方:ありがたし)です。「有難し」は有ることが難しいことを略した言葉で、滅多にない珍しいことを意味しています。これが転じて、感謝することの意味で神や仏を褒めたたえる言葉として使われるようになりました。

そして、時代が経つにつれて人に対しても使われるようになり、感謝したりお礼を伝える時に使う言葉として、「ありがとうございました」が定着しました。

「ありがとうございました」は丁寧語で尊敬語ではない

「ありがとうございました」は丁寧語ですが、尊敬語ではありません。そのため、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使う場合は、「誠に」をつけて「誠にありがとうございました」のような使い方をした方がいいでしょう。

「ありがとうございました」の漢字表記

「ありがとうございました」を漢字にすると、「有難うございました」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。漢字で表記することは間違いではないのですが、ビジネスシーンなどの文章では平仮名の「ありがとうございました」を使うようにしましょう。

「ありがとうございました」の類語

「ありがとうございました」の類語・類義語としては、お礼を言わせていただくことを意味する「お礼申し上げます」、感謝することを意味する「感謝いたします」、心から感謝することを意味する「拝謝します」などがあります。

「ありがとうございます」の意味

「ありがとうございます」とは

「ありがとうございます」とは、感謝したりお礼を言う時に使う言葉を意味しています。

表現方法は「本当にありがとうございます」「誠にありがとうございます」

「本当にありがとうございます」「誠にありがとうございます」が、「ありがとうございます」を使った一般的な言い回しになります。

「ありがとうございます」の使い方

「ありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「いつもお気遣いいただきありがとうございます」「娘を助けていただきありがとうございます」「この度はこの本を手に取っていただきありがとうございます」などがあります。

「ありがとうございます」は感謝したりお礼を言う時に使う言葉ですが、「本日はご来場いただきありがとうございます」のように、現在進行形で行なわれている継続している出来事に対して使います。

「ありがとうございます」は丁寧語で尊敬語ではない

「ありがとうございます」は丁寧語ですが、尊敬語ではありません。そのため、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使う場合は、「誠に」をつけて「誠にありがとうございます」のような使い方をした方がいいでしょう。

「ありがとうございます」の漢字表記

「ありがとうございます」を漢字にすると、「有難うございます」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。漢字で表記することは間違いではないのですが、ビジネスシーンなどの文章では平仮名の「ありがとうございます」を使うようにしましょう。

「ありがとうございます」の類語

「ありがとうございます」の類語・類義語としては、受けた恩をありがたく思うことを意味する「恩に着る」、身に受けた恩恵などに対して感謝の念でいっぱいであることを意味する「かたじけない」などがあります。

「ありがとうございました」の例文

1.昨日は夜遅くまで手伝ってくださり、本当にありがとうございました。
2.本日はご来場ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。
3.お忙しい中、遠路はるばる足を運んでいただき、ありがとうございました。
4.先日は結婚式にお招きいただきまして、誠にありがとうございました。
5.先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
6.仕事で忙しい中、わざわざわたしのプレゼンの資料集めに付き合ってくれて本当にありがとうございました。
7.今日はお酒の席に付き合ってくれてありがとうございました。いろいろ話したらおかげで仕事の悩みがなくなりました。
8.先日はアドバイザーとして会合に参加してくれてありがとうございました。おかげさまで例の案はうまくいきそうです。
9.わたしのためにこのようなすばらしい送別会を開いてくださり誠にありがとうございました。今日のことは一生忘れません。
10.昨日は誕生日パーティーを開いてくれてありがとうございました。思えば久々に楽しい時間を過ごせましたよ。

この言葉がよく使われる場面としては、感謝したりお礼を言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「ありがとうございました」は過去の出来事に対して使います。

「ありがとうございます」の例文

1.私に汚名返上のチャンスをくださり、ありがとうございます。
2.お父さん、お母さん、私をこんな幸せ者に育ててくれて、ありがとうございます。
3.ご来店いただきありがとうございます。メニューが決まりましたらこちらのボタンを押してください。
4.この度は弊社主催の就職セミナーにご参加いただきまして、誠にありがとうございます。
5.ご多忙の中、お電話に出ていただきありがとうございます。
6.ご質問ありがとうございます。それでは、担当の佐々木からご説明させていただきます。
7.お問い合わせありがとうございます。順番にお繋ぎ致しますので、このまましばらくお待ちください。
8.ご返信いただきありがとうございます。さて早速ですが懇談のスケジュール調整をしたいと思いますので希望日時をお伝えください。
9.この度はこの本を手に取ってくださり誠にありがとうございます。きっと損はさせませんので最後までお読みいただければと思います。
10.うちの子たちを家まで送ってくれてありがとうございます。これは心ばかりの気持ちですからどうぞ受け取ってください。

この言葉がよく使われる場面としては、感謝したりお礼を言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「ありがとうございます」は現在進行形で継続的に行われている出来事に対して使います。

「ありがとうございました」と「ありがとうございました」はどちらも感謝したりお礼を言う時に使う言葉を表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、過去形のお礼の言葉として使うのが「ありがとうございました」、現在形のお礼の言葉として使うのが「ありがとうございます」と覚えておきましょう。

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