【イシュー】と【プロブレム】と【課題】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「イシュー」と「プロブレム」と「課題」(読み方:かだい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「イシュー」と「プロブレム」と「課題」という言葉は、物事の問題点という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




イシューとプロブレムと課題の違い

イシューとプロブレムと課題の意味の違い

イシューとプロブレムと課題の違いを分かりやすく言うと、イシューは前向きな問題を表現する時に使い、プロブレムは解決が困難な問題を表現する時に使い、課題は解決が求められる問題を表現する時に使うという違いです。

イシューとプロブレムと課題の使い方の違い

イシューという言葉は、「このチームにとってのイシューはさほど難しくはない」「イシューの特定をいち早く行ったおかげか顧客数は右肩上がりである」などの使い方で、話し合って解決されるべき問題を意味します。

プロブレムという言葉は、「プロブレムを認識して如何に早く対処するかが鍵である」「突如発生したプロブレムのため休日出勤を強いられることとなった」などの使い方で、解決することが難しい問題を意味します。

課題という言葉は、「あらゆる課題を自分で見つけ、達成することができるようになりたい」「今日指摘していただいたことが今後の課題だ」などの使い方で、解決しなければならない問題を意味します。

イシューとプロブレムと課題の使い分け方

イシューもプロブレムも解決すべき問題点を意味する言葉ですが、前者は解決することによって現状がより良くなったり、質が向上する可能性がある場合に使われる言葉で、後者は起きてしまった問題に対してのアプローチに使われる言葉です。

また、プロブレムはイシューや課題に比べて、解決することが困難な事柄に使われることがほとんどです。

一方の課題は、解決が求められる改善点を指す言葉で、イシューとほとんど同じ意味を持ちます。ただし、イシューと比べて、話し合いを必要としないものに対して使うと区別されることがあります。

これが、イシュー、プロブレム、課題の明確な違いです。

イシューの意味

イシューとは

イシューとは、論争点を意味しています。その他にも、雑誌などの発行物も表します。

イシューの英語表記

英語の「issue」をそのままカタカナ語として使っている言葉で、本来は論点や結果などの他にも刊行する、発行するなどの意味があります。

表現方法は「イシューを特定する」「イシューを押さえる」「イシューがない」

「イシューを特定する」「イシューを押さえる」「イシューがない」などが、イシューを使った一般的な言い回しです。

イシューを使った言葉として、「イシュー・ドリブン」「イシューツリー」があります。

「イシュー・ドリブン」の意味

一つ目の「イシュー・ドリブン」とは、存在を知られている課題を解決していくための物事の考え方を表す言葉です。「issue driven」と表記される言葉で、「driven」には駆り立てられる、至らせるなどの意味があります。

「イシューツリー」の意味

二つ目の「イシューツリー」とは、テーマを決めて議論をする際に、全体像を把握する必要がある時に使われる図です。望まれる姿や状態などを次の課題として、より達成しやすい目的を探るために使われています。

イシューの類語

イシューの類語・類義語としては、行動を進めるにあたって目指す達成基準を意味する「目標」、議論の筋道を意味する「論旨」、争いの的になっている主要点を意味する「争点」などがあります。

プロブレムの意味

プロブレムとは

プロブレムとは、問題や課題を意味しています。

プロブレムを使った言葉として、「プロブレムメソッド」「小一プロブレム」があります。

「プロブレムメソッド」の意味

一つ目の「プロブレムメソッド」とは、学習する人が自ら問題を発見して、それを解決する過程において学習をさせる教育方法のひとつで、問題法や問題解決学習などと呼ばれています。

教師が学習者に対して問題を提示し、解決策を講じさせたのが始まりの方法です。その際、学習者は知識の吸収を行うだけではなく、必要な知識を学習者自ら獲得する必要があるため基礎と応用を同時に身につけることができると言われています。

「小一プロブレム」の意味

二つ目の「小一プロブレム」とは、小学校一年生の児童が学校生活に適応できずに起こす問題行動を指す言葉で、これによってクラスの授業が成立しない状況も表します。

具体的には、授業中におしゃべりをしてしまって授業を受けられていない状態や、集団行動をとることができない状態、授業中に立ち歩いてしまうなどを指します。

プロブレムの対義語

プロブレムの対義語・反対語としては、ある事柄や状況に合わせて適切な処置を取ることを意味する「対処」、今までの状態や関係などが消えてなくなることを意味する「解消」があります。

プロブレムの類語

プロブレムの類語・類義語としては、解決が後日に持ち越された課題を意味する「宿題」、解決の難しい問題を意味する「難題」、手間がかかり解決が容易ではない事柄を意味する「面倒」、問題となっている事柄を意味する「案件」などがあります。

課題の意味

課題とは

課題とは、解決しなければならない問題を意味しています。

表現方法は「課題を課す」「課題をこなす」「課題を克服する」

「課題を課す」「課題をこなす」「課題を克服する」などが、課題を使った一般的な言い回しです。

課題を使った言葉として、「課題集中校」「ESG課題」があります。

「課題集中校」の意味

一つ目の「課題集中校」とは、学力が低く、基礎的な生活習慣を習得するにも問題のある生徒が多く、学習指導や生活指導などを教員が困難と感じている学校を指す言葉です。

指導困難校や、教育困難校などとも呼ばれていて、学級崩壊などと同じように問題視されている状態です。

「ESG課題」の意味

二つ目の「ESG課題」とは、環境を意味する「environmental」、社会を意味する「social」、企業統治を意味する「governance」の頭文字をとって、環境や社会、企業統治に関する課題を指す言葉で、EGS問題とも言われます。

課題の対義語

課題の対義語・反対語としては、あることが実現するだろうと望みを掛けて待ち受けることを意味する「期待」、問題のある事柄や込み入った事件を上手く処理することを意味する「解決」があります。

課題の類語

課題の類語・類義語としては、担当している仕事を意味する「職務」、中心となる題目や問題を意味する「主題」、なすべきものとして割り当てられた仕事や学業を意味する「課業」、実力などを厳しく試すことを意味する「試練」などがあります。

イシューの例文

1.企業が取り組むべきイシューを見出すために、最終的なビジョンなどを見据えておく必要があるだろう。
2.イシューの特定ができなければ、どんなに論理的で緻密な計画を立てようと無駄に終わってしまう。
3.今後の計画のためイシューを押さえることは、枠組みをきちんと設定できることに繋がり、効率的に目標の達成に至れるはずだ。

この言葉がよく使われる場面としては、論争点を意味する時などが挙げられます。

プロブレムの例文

1.小さい頃から詰め将棋が好きでウェブ上で遊んでいたが、最近チェス・プロブレムというものを知って、まずは用語を覚えるところから始めてみた。
2.子どもから学校の話を聞いていると、児童は立ち歩いたり、おしゃべりをやめないため、これが小一プロブレムかと感じた。
3.ここ数日で明らかとなったプロブレムを早々に解決する必要があるとはいえ、慎重に動かなければ更なる悪影響となる可能性があるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、問題や課題を意味する時などが挙げられます。

例文1の「チェス・プロブレム」とは、チェスのルールを使ったパズルを指す言葉で、将棋でいう詰め将棋に近いパズルです。

課題の例文

1.課題点として挙げられた事項をこなすことで目標を達成できそうで、指摘してくれた上司には頭が上がらない。
2.職場のビルでは窓を開けての換気があまり行われないため会議で課題とされ、常時換気扇を稼働させることがきまった。
3.将来的に直面するだろう課題は事前に把握しておくために、現状をまずは整理する必要がある。

この言葉がよく使われる場面としては、解決しなければならない問題を意味する時などが挙げられます。

例文1の「課題点」とは、物事を達成するための改善点を意味する言葉で、この課題点を対処することで現状がさらに良くなる場合に使います。

似た言葉である問題点は、不都合である点を意味するため、トラブルなどが起きたマイナスの状態を元に戻すなどの場合に使われます。

イシューとプロブレムと課題どれを使うか迷った場合は、前向きな問題を表す場合は「イシュー」を、解決が困難な問題を表す場合は「プロブレム」を、解決が求められる問題を表す場合は「課題」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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